ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

娘の感性

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出典:トヨタチャンネル Youtube

 

 

毎朝、2階の窓から夫に手を振って送り出すのが我が家の習慣となっているのだが、ある時、娘が

「お父さんの車が違う!」

と騒いだ。

最近、夫の車に不具合が見られ、修理に出している為、車屋から一時期借りている車に夫は乗っている為だった。

 

我が家はドイツに住むようになってから、ずっとトヨタに乗っている。

それは日本人の私に対する配慮だと夫は言っているが、トヨタは性能が良いし、ドイツでも人気が高い。

私が妹にトヨタに乗っている話をすると

「外車に乗ってるのね」

と言われた。

確かにドイツではトヨタは外車だわな。

 

さて、レンタルされた車に乗った夫に手を振りながら、娘はふと

「トヨタの車って、可愛いよね」

と言った。

 

可愛くて丸くて優しい感じがするらしい。

「日本のおばあちゃんも丸くて優しい感じがする」

 

たまたま私達が選ぶ車の形が丸いのが多いだけかもしれないけれど。

 

「でも、今、お父さんが乗ってる車は、丸くて可愛いけど厳しそう」

 

うーん、よく分からないけど、ドイツナイズされた車だったりして。と言ったら、笑っていた。

 

娘の感性に脱帽した。

ブサカワでいいじゃん。

昨日、娘と

「子供の頃に慣れ親しんだ伽羅が新しくなった途端にイケメンになるのは許し難い」

と談義を繰り広げた。

これは私と娘の共通した意見で世間ではどうなのかは分からないが、とにかくブサカワの主人公が急にイケメンになって帰ってくると違和感を感じて仕方がないのだ。

 

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出典:amazon.co.jp

ボブとはたらくブーブーズ NEWプロジェクト Vol.1 [DVD]

 

娘はこちらを見て育った。

なので今の世代のイケメンボブはボブじゃないと言う。

私もそう思う。

 

こちらリニューアルされたボブ↓

 

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出典:wikiwiki

非常に違和感がある。

 

ブサカワからイケメンになって成功したのは、個人的には銀河鉄道999の星野鉄郎と星の王子様くらいしかいない。

 

原作者がイケメンを望んだのなら仕方ないが、そうでないなら、ブサカワのままでいってほしかった。

 

両方知っている倅もブサカワの方が好きと言っていた。

親近感が湧くのかもしれない。

 

イケメンキャラが活躍する幼児向けの番組だと、親近感より憧れの対象となるような気がする。

それはそれで良いかもしれないが、ブサカワボブが繰り広げる展開の方が、何となくしっくりくるんだよ。

大人目線でいえば、ブサカワボブの相棒のウエンデイが本当に仕事上だけのパートナーなのか気になるが、イケメンボブでは、そんな事すらどうでも良くなる。

何でもかんでもイケメンにするべきではない の典型みたいだな。

 

2021年2月2日は節分

2月2日は節分だったから、なんちゃって恵方巻きを作った。

 

本当は画像を載せたかったけど、なんちゃって過ぎて断念してしまった。

友達にワッツアップで報告したら、関東出身の彼女達は子供の頃は食べた事ない。今でも食べないと言われた。

後で大阪が発祥の地というのを読んだ。

そうか、私の郷里は関西に近いから伝わっていたのだと納得。

 

ちゃんと方位磁針で調べて南南東に向かって、子供達と3人で黙々と食べた。

日本とドイツでは、食べる方角が変わってくるかもしれないけど、取り敢えず。

いつもはお喋りな倅も、この時ばかりは静かに食べている。

偏食家の彼だが、こういうのは大好きみたいで、太巻きを平らげていた。

「美味しかった。今度も頑張って無言で食べるから、また作って」

と言われた。

なんちゃってでも良ければ、いつでも作ってあげるね。

 

 

 



 

エンドレスゲーム2

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娘と倅はエンドレスゲームという遊びを毎日している。

これは自分達の好きなキャラクターやオリジナルキャラクターを出して、それぞれの声で演じて独自のストーリーを展開するのだ。

 

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因みに、オリジナルキャラクターを設定するにあたり、GachaClubというゲームアプリで制作して、それを見ながら話を作る事もしているようだ。

 

さて昨日は、倅キャラが彼女キャラと一緒にパーテイに出かける設定だったようだ。

年代物のドレスに着飾った彼女キャラに、倅流の最高級の褒め言葉で讃えた。

「君って、まるで1910年みたいだね!」

 

倅よ・・・

 

最近の倅ブームは年代のような4桁の数字に因んで、物事を進めていく事で、何かにつけて年号や年代が出てくる。

4桁の数字を見る度に、必ず西暦何年と絡めてくるのだ。

日本の歴史の試験に出てくる歴史年号をたやすく覚えれるタイプだな。

 

まあ、女子の服装を褒める言葉じゃないよね。

てか、どうしてそのドレスを着せたんだろう。ヲカンはそっちの方が解せんよ。

 

娘の方はリアルでもエンドレスゲームでも彼氏がいないから嘆いていた。

いや、、、別に今はいなくてもいいよ。(母の心の叫び)

男2+女1の構図

『進撃の巨人』ファイナルシーズン8話で遂に主要キャラの1人が死んでしまった。

原作を読んでいて、既に知っていた事であっても悲しい。

 

今回のアニメを見て、ふと思ったのだが、よく進撃の場合、男2+女1の構図で示されている。

エレン&アルミン+ミカサ、ライナー&ベルトルト+アニ はとかく対比されがちだ。

この構図って絵になりやすく設定がしやすいのだろうか。

 

しかし主役陣のみならず、脇を固めるキャラであっても、進撃においてはその構図を崩していないようだ。

 

ジャン&コニー+サシャ

この3人も、エレン達と同じ104期生の仲間。同じ調査兵団で生死をくぐり抜けてきた。それだけに友情は熱い。

 

エルヴィン&リヴァイ+ハンジ

こちらはベテラン調査兵団陣で、エレン達の先輩になる。カリスマ性のあるエリヴィン団長、人類最強のリヴァイ兵長、そして変人のハンジさん。とにかく濃いメンツだ。きっと、この3人には物凄いオーラがあるに違いない。

 

ライナー&ポルコ+ピーク

こちらはマーレ側。

パラデイ島から生還できたのはライナー1人だった。マーレ編になってからは、同じ戦士同士、ポルコとピークと一緒にいるようになる。

 

進撃の巨人の場合、男2+女1であっても恋愛関係にはならない。

男2人がライバルで、女1人を取り合う事はない。

勿論、恋心を抱くパターンはあるが、この枠組内で両思いになって、どうのこうのというくだりはない。

 

ミカサには悪いが、相思相愛になると、どうも片方が亡くなってしまっり不幸に陥ったりするので、ここはそのまま仲良しの幼馴染のままでいてほしいな。

 

 

 

 

 

Die drei Spatzen

その昔、私がある研修をしていた時に知り合ったドイツ人と、詩の話で盛り上がった。

ヨアヒム・リンゲルナッツファンの私に彼は

「自分はモルゲンシュテルンの詩が好きだ。この2人の詩には共通点がある」

と言い、討論に転じた。

 

年月が流れ、倅が現地校でクリステイアン・モルゲンシュテルンの詩の暗唱テストをするようになった。

 

 

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出典:www.amazon.co.jp

モルゲンシュテルンのこどものうた

 

 

課題の詩は、『3羽のスズメ』だ。

 


Die drei Spatzen, Christian Morgenstern, Oliver Steller

 

モルゲンシュテルンは大きな2つの戦争を跨いでいる人生だったので、そっち系の真面目な詩もあったりするのだが、動物をモチーフにした可愛らしい詩も沢山残している。

現地校では必ず彼の詩を習う。

 

この詩は3羽のスズメが枝に乗っかっていて、雪が降ってきたから、3羽で寄り添ったら、とっても温かいぞという内容なのだが、これを倅が「3人の大統領」として、アメリカの大統領にもじって先の大統領選をテーマに詩を作っていた。

特に大統領の順番を間違えてない所が上手かった。

因みに、「3人の大統領」の方は、寄り添った内容ではなかったけどね。

 

ところで倅の暗唱テストだが、無事に合格した。

ちょっと頑張っていたから、安心した。

 

 

 

 

 

 

 

 

呪術廻戦16話の感想

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先週は天気のせいか、それとも現地校と補習校のオンライン授業で忙し過ぎたせいか、とにかく体調が悪かった。

鬱にならなかったのはデイライトセラピーのお陰かもしれないが、とにかく好きな事をしたくて、補習校の授業が終わってから、倅と2人で呪術廻戦16話や鬼滅の刃 無限列車編を観た。

 

今回の呪術廻戦では、パンダ先輩とメカ丸の対決がメインだった。

推し伽羅が登場しなかったのが残念だが、パンダ先輩の正体?が明かされて、個人的にはスッキリ。(アニメしか見ていないので)

パンダ先輩の声優さんは関智一さんだ。「関智」なんて愛称で呼ばれている。

妖怪ウオッチでウイスパーを演じていたりする。

しかしそんなコミカルな役ばかりではなく、戦国BASARAでは石田三成を演じていたりするので、色々な声を出せる演者で定評もある。

 

メカ丸の悲哀に満ちた生い立ちを聞いて、パンダ先輩の諭す姿がなんとも言えない。

そういえば、こういう人って実際にもいるよね。

ムードメーカーなんだけど、実は凄い人。

頼れるし、相談に乗ってもらったら、ちゃんと納得がいく答えが返ってくる。

 

次回は女子同士の対戦がメインになりそうだ。

益々目が離せない。

 

鬼滅の刃 無限列車編

今週のお題「鬼」

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出典:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編公式サイト

 

 

『鬼滅の刃 無限列車編』を観た。

日本のみならず、世界中でヒットを飛ばしているとアニメ映画で、私も動画配信サービスで1期を一度は1人で、2回目は倅と一緒に観た。

倅も『無限列車編』を楽しみにしていて、この度、2人で観たのだが、ただただ圧巻だった。

 

主人公の竈門炭治郎は何処までもいい奴で、伊之助や善逸なんかも相変わらずだった。

特に伊之助が格好良く描かれていたのが良かった。

単細胞の伊之助を上手くその気にさせて誘導する炭治郎は、流石は長男だからだろうか。

この2人の掛け合いは面白かった。

 

煉獄杏寿郎を演じているのは日野聡さんで、今迄も色々なカッコいい役をこなしているベテラン声優さんだ。その代表作が『銀魂』の神威だったが、この度、煉獄さんも彼の代表作の1つに加わったのは確かだ。

 

煉獄さんの熱い台詞は、この映画だけでは語り尽くせないものがある。

「心を燃やせ、胸を張って生きろ」

は、大人の私にも響いた。

 

炭治郎が逃げる鬼に向かって、

「お前の負けだ。煉獄さんの勝ちだ!」

と泣き叫ぶシーンでは、倅がいなかったら、絶対に号泣していた。

 

現実社会では鬼は形となって出てはこないだろう。

しかし人の心には必ず鬼が潜んでいる。

惰性に流されてしまう弱い心、人を陥れようとする心、誘惑に負けてしまいがちな心、そういった小さな心の隙間に鬼は入り込んでくる。

そして機会を見計らって、悪い働きをするように人をそそのかすのだ。

 

だから私達は、常に自分の弱い心と闘い続けなければならない。

その為には、心を燃やしていかなければならないのだ。

煉獄さんの遺言のように。

 

 

 

 

 

題名が決まらない。

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もう新年からオンライン授業も3週間くらいになる。

そのくらいになると、子供達も先生もコツが掴めてくるようだが、疲れ方は相変わらずのようだ。

倅の担任は、毎週1回ずつ増やしていき、現在では週3オンライン授業をしている。

たかが1時間であっても、その負担は各家庭で計り知れない。

それだけ沢山の人が一度にオンラインで何かをするようになると、必ず問題が生じる。

ルーターを替えた人、新しくタブレットやPCを買った人、アップルペンシルを買った人、様々である。

 

さて、子供のmsアカウントをスマホに入れているので、何か問題が生じた時は、私のスマホに切り替えて参加するようになる。

更には、やろうと思えば、こっそり子供達のチャットを見る事もできる。

しかしまあ、子供のスケジュールを把握するには充分だ。

 

子供達から、リアルスネイプと恐れられている音楽の先生がいる。

この先生は、7年生から教えてもらっているが、変わり者で、更に自らヒール役を買ってでているんじゃないかと思う程、違う意味で有名らしい。

 

  

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Teamsの予定表を眺めていると、ある事に気付く。

それは各担当教科によって、『オンライン授業』の書き方が違うのだ。

『ビデオ会議』、『オンライン授業』、『遠隔操作での授業』等となんか、先生によって書き方が違うが、どれもオンライン授業の事である。

その中で一際目立つのが、例のリアルスネイプ先生だ。(因みに私は、ハリポタの中ではスネイプ先生が1番好き)

授業のテーマをタイトルに書いてくる。

しかし先日は2時間続きの授業で、どっちのタイトルが良いのか決めかねたらしい。

似たようなタイトルが2つ並んでいた。

 

ところで、オンライン授業での工夫や配慮は先生側もしてくれている。

補習校の場合は、現在3時間のオンライン授業となっているが、小まめに休憩を入れてくれているので、結局は2時間の授業をやっている事になる。

現地校のある先生は、しっかり通常の時間を取っているものの、実際にオンライン授業をするのは30分程度で、あとは次のオンライン授業の教科まで休憩としてくれているようだ。

当然宿題は出るので、次のその先生の授業までにやっていかねばならないが、子供達の疲労を理解してくれての配慮だと思うと、本当にありがたい。

そういう先生ばかりはなく、自分の持ち時間が過ぎても尚授業を続行する先生もいるから、これは少し困りモノだが、子供達も勝手に退出したりするので、親としては悩み所だ。

それでパワーポイントを使ったり、小グループでの話し合いも取り入れて、クラスの活性化を試みているようだ。

娘は小グループでの話し合いは好きらしい。

授業の一環といえど、親しい友達と気楽に話せるから、そういうのも良いのだろう。

離れていても近くにいる、孤独ではないんだよ。またリアルで会えた時に違和感なく話せるようになるには、こういうのも良いのかもしれない。

 

と、ほぼ毎日、実母とフェイスタイムで話している私は思うのである。

 

 

 

 

 

電話ボックスの図書館

今日は週に一度の宿題交換日だ。

倅と共に徒歩で小学校に行く。

倅はキックボードで行きたそうだったが、運動不足だし、何より風が強いから、一緒に歩こうと提案した。

昨日は1日中雨が降っていたから、雪もほぼ溶けてしまった。

春もすぐそこまで来ているのか、空気が暖かだった。

 

小学校に行くついでに買い物をした。

久し振りの買い物だ。

FFP-2マスクをするようになって、めっきり買い物をする回数が減ってしまった。

やっぱり1枚5ユーロ近いマスクなんて、勿体無くてなかなか使えない。

 

 

さて買い物を済ませ、小学校に向かう途中、こんなものがあった。

 

 

 

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テレフォンボックスの図書館

 

使われなくなったテレフォンボックスが小さな図書館になっていた。

図書館と行っても無人なので、勝手に持っていって、気が向いたら戻す、というやり方になるのだろう。

 

中身はこんな感じ

 

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コロナ禍でステイホームの為、読書をする人が増えたらしい。

今は図書館も本屋も開いてないので、こういうのを利用するのも良いね。

 

そういえば、夫の日本の留学時代の東南アジアの友達が、ドイツに遊びに来た時のこと。

ドライブをしていたら、畑に花や野菜が植えてあり、お金を入れる小さな木箱があるのが見えた。

木箱の隣には1ついくらと書かれてある看板が立っていて、欲しい人はそこにお金を入れて、自分で好きなものを持って行く。

それを見て、友人は驚いていた。

「自分の国では、こんな事はできない。泥棒が多いから、もしやろうものなら、絶対にお金なんて入れられないよ。ドイツは安全なんだね」

 

もう20年も前の話だ。

今は難民が押し寄せてきて、そんなに安全ではなくなってきている。

難民のせいばかりではないが、人口が多くなると、色々な考えの人が出てくるので、どうしても犯罪率が高くなる。

閉鎖的な分だけ、昔は近所付き合いもあり、のどかだった。

どちらが良いかは分からないけど、今を精一杯、後悔ないように生きなければ。

 

 

 

オンライン授業について思うこと

バイエルン州は教育庁からのお達しで、2月12日までは、取り敢えず、オンライン授業となるようだ。

例外として、最終学年は2月1日から分散登校となるらしい。

しかし分散登校となると、試験はどうするんだろう。

 

子供達の学力や理解力は、本当に落ちてきていると思う。

残念ながら。

ロックダウンで、オンライン授業を余儀なくされていた子供が、対面登校をしている学校に転校した時に、その学力の差に愕然となったらしい。

 

あるギムナジウムの子供がオンライン授業に対する感想を書いた。

「確かに良いけれど、友達と会えないのは寂しい」

切ないなあ・・・

 

オンライン授業での工夫は、娘に関しては、流石にもう無理があるが、倅に関しては、ある程度しているつもりだ。

倅は昨年春から既にZoomやTeamsでオンライン授業をしていたので、初めてする現地校の子供達よりは把握できている。

それでもガチャガチャと周りのノイズに引きずられると、先生が何を言っているのか本当に理解できない。終いには頭痛までしてくるようになる。

 

先生の力量もあるが、教材も厳選しなければならない。

 

毎週金曜日に学校の玄関ホールで宿題を交換する。

一度目を通して、予習するようにして、オンライン授業では発言を重視している。

各家庭によっては、低学年の子供にまでteamsでのオンライン授業ができない場合もある。

倅は嫌がる時も多いが、励ましてなんとか席に座らせている。

私もオンライン授業は、もうお腹いっぱい状態で、正直言って、とても疲れる。

隣に座って見ているだけでも疲労がある。

それでも授業に参加させている。

 

そこには一種の連帯感があるからだ。

一度も来ない子供もいるが、大体10人以上は参加している。

その子供達に混じって、倅は頑張って発言するのだ。

 

以前、担任から

「倅君は、授業中全然発言しようとしない」

と指摘された。理解できないから発言しないのか、発達障害で集中力が散漫になって、先生の言葉が右から左へ通り過ぎていってしまうから発言しないのか、そこは私には分からない。

オンライン授業と対面授業では形態は異なるが、参加して発言をする事で、先生の倅に対する授業態度の評価も変わってくるのではないかと思う。

 

オンライン授業は任意だ。

しかしだからといって、疎かにはしたくない。

たかがオンラインであっても、ないよりはマシと捉える方が良いのだろう。

 

1つ気付いた事があった。

以前、倅と敵対していたトルコ人の男子、ヘリコプターママの子だが、多分、この子は倅を好きなんだと思う。

倅はオンライン授業を見る限りでは、躊躇なく発言をしている。それと対照的にその子供はやけに臆病で、先生から促されても、発言したがらない。

ある朝の時間に、週末に何をしたのかを、倅が最初に皆の前で発表した。

「土曜日に日本語補習校の後、家族で寿司を食べました」

すると、次にその子供が、自分から読むと言って、作文を読み始めた。

「昨日僕はドナルを食べました。それからおじいちゃんとおばあちゃんの家に行きました」

多分、最初の一文は、即興で作ったものだと思う。

 

今日も、倅の後に自分からやりたいと言って、頑張って算数を解いていた。

 

ほんの少しだけ、気持ちが温かくなった。

 

 

ロックダウンでの我が家の過ごし方

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ステイホームが長引くここドイツでは、大人も子供もひとつ屋根の下で長時間過ごさねばならない。

ひとつ屋根の下で過ごすクリスマス休暇が1番離婚率やら絶縁率やら高いドイツでは、果たしてこの状況は拷問に近いのではないか。

 

さて、テレビやネットばかりに子守をさせてはならんと、久し振りにエアホッケーを倅と一緒に遊んだ。

某ファーストフード店のおまけでもらえた玩具のホッケーなのだが、結構病みつきになる。

 

普通に遊ぶのもつまらないので、『ジョジョの奇妙な冒険』の台詞を言いながら攻めてみた。

倅も『北斗の拳』で応戦だ。

それでこそ、我が息子。天晴れ富士山。

 

なかなか決着がつかない。

 

結局、夫が帰宅して、両者引き分けとなった。

 

戦闘シーンでの口癖は、やっぱり『週間少年ジャンプ』が強いな。

 

 

 

 

 

 

モアイ像

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モアイの雪像

 

新年になってから、やたらと雪が降る。

子供達は大喜びだ。

 

ステイホームでオンライン授業ばかりやっていると、どうしても体が鈍ってしまうので、天気が良ければ授業後は必ず2人を裏庭に出す。

 

娘のクラスメートは、夜8時まで父親と一緒に巨大雪だるまを作ったそうだ。

倅のクラスメートは、橇滑りやカマクラを作って遊んでいるらしい。

 

このくらいの積雪なら、楽しく遊べる程度ではあるね。

 

さて普通の雪だるまに飽きた子供達は色々な形のものを作り出した。

 

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倅作

 

 

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娘作

 

どことなくお爺さんの顔に見えるね。

 

それで娘にイースター島のモアイ像を作れるか聞いてみた。

 

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モアイ像製作中



出来た!

 

と言うので、下に降りてみた。

 

 

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どうやら前回作った爺様像に手を加えて作ったらしい。

 

その方が形が固定しやすく溶けにくいから だそうだ。

 

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なかなか立派な鼻ですね。

 

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因みに、モアイ像の上に座れますw

名前の威力

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我が家には、物に名前をつけるという習慣がある。

 

私も大昔、自分のぬいぐるみ達に『キャプテン翼』の推し伽羅であった若林源三、カール・ハインツ・シュナイダーと名付けていたので、恐らく、この習慣は私からである。

 

その内、夫まで、ぬいぐるみに名前をつけるようになった。

ある時、娘の友達の誕生日会に呼ばれて行き、その子のクマのぬいぐるみに勝手に「ホンキートンキー」と名付け、もうホンキートンキーでしかないようにさせてしまった。

 

日本では妖怪を名前で縛る呪術がある。

西洋でも、エクソシストが悪魔本人に名前を言わせ、それで憑依した体から悪魔払いをする。

要するに、名前というのはそれ程の威力があるわけだ。

 

慣用句に 名は体を表す というのがある。

名前と実体は一致するという意味だ。

つまり、親から付けられた名前は、その由来の通りになっていくというものだ。

だから名前をつける人は、実は責任重大なのだ。

 

さて、我が娘は、色々な物に名前を付ける。

ぬいぐるみや玩具のみならず、壊れて使えなくなったマウス、自分の抜け落ちた髪、ゴミ、埃にまで、名前を付けるから手に負えない。そうなると何故かゴミが私に、「捨てないでくれ」と訴えてくるのだ。

 

これもある種の呪術というものか。

恐るべし!

 

しかし無慈悲な私は容赦なくゴミ箱に捨ててやるのだった。

 

 

 

 

 

『進撃の巨人』ファイナルシーズン7話の感想

『進撃の巨人』ファイナルシーズン7話だが、今回は作画が神かがっていた。

要するにモロ私好みの作画だったわけだが、調べてみると、作画監督に阿比留隆彦さんとあった。この方のみではなく、数人の名前が連ねてあったので、誰が主要伽羅の作画をしたのか気になるが、前回より、自分好みに仕上がっていたのが単純に嬉しかった。

是非、そのまま突っ走って頂きたい。

 

気になっていたアルミンの声だが・・・

 

やっぱり井上麻里奈さんの高音だった。

あの作画のアルミンなら、それも良いかもしれないけど(違和感なかったから)、他の伽羅が大人っぽい声にしていたのに比べると、いつもと同じだったのが、ちょっと残念だった。(麻里奈ファンの方、すみません)

 

4期に入ってからの相変わらずのエレンのヒールぶりに、寧ろ清々しささえ覚える。

特に、ガリアード(顎の巨人)の悲鳴にも似た心の叫びは、かなりの恐怖を感じる。

(因みに前々回はライナー役の細谷さんの絶望の演技が光っていた)

こういう時、アニメだとモロに聴覚に訴えてくるので利点だよね。

 

声といえば、やっと兵長の声が聞けて嬉しかったわ。