ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

部紹介があった。

今日は5時間目全てを使って、部活動の紹介があった。

娘が倅をあちこち連れ回し、色々見せてくれた。

 

子供等が通うギムナジウムが力を入れている一部のスポーツ部は、体育の時間に試したり、他の時間に顧問が教室にやって来て説明をしていた。

 

娘曰く、部活動が大好きな先生もいるとか。

確かに、すごーーーーーく沢山の部の顧問になっている先生がいる。逆に全く何もしていない先生もいるにはいる。

さて倅は1〜2つの部に入ろうかと考えているようだ。

チェス部ともう1つ。

大抵の部活は水曜日となるので、もし両方するなら隔週となりそう。

そんなのできるの?と娘に聞くと

「大丈夫。掛け持ちしている人は沢山いる。その場合は先生に話した方が良いけど。私が言う事もできるよ」

 

いずれにせよ、10月初めからの始動なので、倅が希望するならやれば良いと思う。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

同じ街に住んでいる日本人の知人を訪ねた。

彼女の家の近くの喫茶店にて。

遠目でモンブランかと思いきや、全く違っていた。

 

 

アラビア風クリームケーキと珈琲

 

中身はこんな感じ。

生クリーム好きにはたまらない。

学級委員選出。

頑張れリーダー君


一部の人にはちょっぴり気にしてもらっている(?)学級委員選出の選挙の話をば。

 

 

現地校10年生(高1)になった娘達のクラスでは、この度、学級委員選出の為の選挙が行われた。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

今年度は男子3人、女子2人が立候補して、その中から学級委員、副学級委員を選ぶ。その際、紙に2名の名前を書いて投票をする。当然、立候補者も投票可能である。

先生が読み上げて、黒板に集計を書くようになるが、万が一、ふざけた投票と見做されたら、それは無効となる。

結果、ふざけた投票が2〜3票あったが、それは速攻で却下されていた。

 

さて投票前に、各立候補者は前に立ってスピーチを行った。

我等がカトリック四人衆のリーダー君も、この日の為に綿密な計画を立て、しっかりと練習していた。

それでも彼の出番になると、声色から緊張が手に取るように伝わったという。

 

投票前に、カトリック四人衆とつるんでいる風見鶏君と2人で、何票入るかとか予測を立ててはしゃいでいた。

 

風見鶏君関連の漫画↓

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

結果は、27票中のたったの3票しか入らなかったらしい。

 

リーダー君は当然自分に入れただろうし、娘は他の人にもチャンスを与えた方が良かろうと思い、リーダー君に1票を投じた。という事は、残りの1票は誰が入れたのだろうか。

恐らくは風見鶏君が入れたのかなと私と娘は予測をしているが、それにしても、嗚呼、なんて事だ。

あれだけ仲良しのカトリック四人衆の3人から、入れてもらえなかったなんて!!!!!

これは裏切りではないか!?

リーダー君は、その日は1日中落ち込みまくっていた。

真ん前に座っている娘にも、負のオーラが漂ってきていて可哀想なくらいだったとか。

 

たかが学級委員の選挙ではあるが、開示前の彼の気持ちを考えると、その落胆ぶりがよく分かる。

否、落選した事が悲しいのではなく、友達だと思っていた人が入れてくれなかったのが寂しかったのではないだろうか。。

 

その夜は、娘と2人で原因を探ってみた。

 

超賢くアイデアが豊富で、企画がどんどん大きくなっていくリーダー君だと、学業が疎かになってしまう。

また、娘クラスは誰かが共通チャットで質問をしても、忘れた頃にポツンと返信が返ってくるくらい、クラス単位での馴れ合いを好まない。ついでに変化も好まない。

クラスの大半は誰かがやってくれるのなら良いけど、自分達で動くのは好きではないと考えている。

変化を好むリーダー君が学級委員になってしまったら、クラス自体が振り回されてしまうのではないか・・・。

 

カトリック四人衆の連中は、幼稚園時代からの付き合いだから彼の思考回路、行動パターンを熟知しているので、自分達の愛するリーダー君の、そしてクラスの為に、心を鬼にして、敢えて投票をしなかったのではないか。

 

・・・と、どんどん妄想が膨らんでしまった。

でもあながち、無きにしも非ず。

 

選挙の翌日は、リーダー君はすっかり元気を取り戻していて、昨年度までやっていた整備係が、お前にはあるじゃないかとカトリック四人衆から諭されていたらしい。(いや、もう既に他の人がなっているけどな)

 

余談だが、風見鶏君は立候補しないのかと娘が聞いた時、彼は

「しても誰も入れてくれないから」

と言った。それも切ないな。。

 

実は私も多方面から足を引っ張られ、当時迷っていた役員2年目の出馬を諦めた事がある。

私が続投したいと思っていた事は一部の者しか知らないし、結局、立候補せずに終わったので、殆どの人は経緯を知らない。

しかし今でも足を引っ張った人達に対しては猜疑心がある。

「やらなくて良かったじゃない。だってほら、こんなに大変なんだから」

と1人からは言われたが、それでも自分でやるかやらないかを決めたかった。

足を引っ張ったもう1人なんて、てめえがした事をすっかり忘れているしね。

やった方はすぐに忘れるけど、された方は絶対忘れないよね。

 

願わくば、どの子供達も力を発揮できる場所で輝けますように。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

 

おすすめに出てきた。

 


www.youtube.com

 

歌詞が良い、ボカロのフカセの声はやっぱり良い、ピアノが良い

とか思いながら、娘に聞かせてやろうとsmsで送ったら、既に知っていた。

 

「嬉しいな。お母さんがここに辿り着いたなんて」

と喜ばれた。

 

 

倅の絵の変化。

ノスタルジー
倅作

 

倅の絵も随分変わったな。

人物は相変わらずだが、硬い系は随分上手くなったと思う。

学校の美術の時間に自由に描いて良いよと言われたそうで、好きに描いた絵が上記です↑

 

 

過去の倅の絵が入っている記事です↓

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

ところでドイツでは授業態度も重要視される1つなので、挙手をして発言をする事で評価に繋がる。

倅に聞いてみると、分かったら挙手をして発言をしているそうだ。

現段階では比較的大人しいクラスのようだが、まずはクリスマス休暇まで平穏無事でいられますように。。

 

 

 

 

 

蛙の子はやっぱり蛙だった。

携帯電話ごっこ

 

ドイツでは小5から進路が変わる。

その為に小4時代に、ドイツに住んで現地校に通っている子供達は1年間、ひたすら進路に関わる試験をこなす。

新年にもらう中間報告書後に成績が落ちて、5月の最終決定には進路変更をする子供も少なくない。

そんな子供達の幾人かは小学校を卒業し、それぞれの進路に沿った学校に通うようになる9月までにスマートフォンをもらえるようだ。

幾人と書いたのには理由がある。

殆どの子供が小学校時代に既にスマートフォンを与えられているからだ。

そしてそれが例え、親のお古だったとしても、私としては驚愕してしまうのだ。

これに関しては言及するつもりはないが、我が家は出来るだけ遅く持たせたいと思っているので、子供同士の伝達手段が限られてくる事で苛めに発展する可能性もあるのが、少々気がかりだ。

そんな倅のブームは、携帯電話、主にガラケーを段ボールや型紙で作る事だ。

それをこっそりカバンに入れて学校に持って行っているらしい。

娘曰く

「まあ、学校で見えない誰かと話してるわけではないのだから、別に良いんじゃないの」

確かにね。

あんまり公にしないようにね。またそれで揶揄われてもいけないだろうし。

とはいうものの、私も似たような経験がある。

中学時代に、ペンダントのロケットを型紙で作ったのだ。

当時の推し伽羅をペアリングしたロケットだが、それをやっぱりこっそり持ち歩いていた。

蛙の子は蛙ってやつか。

 

倅が娘のギムナジウムに入学して2週間目、まだまだ不慣れではあるが、少しずつ、自分のペースで学校生活を送っていっているようだ。

今日は、娘と2人で学生食堂で昼ご飯を食べたらしい。

入学後、大急ぎで学食カードを作り、そのまま学食メニューをネットから注文し、翌週から昼ご飯を食べれるようにした。

倅は偏食があるから大丈夫かと気を揉んでいるが、今の所、美味しいと言って全部食べている。

現在10年生(高1)の娘は、それくらいの歳になると、もう外で食べたりして学食で食べる人は少ないらしいが、料理はとても美味しいし、従業員とも仲が良いので、いつも昼ご飯を食べて帰ってくる。ごく少数派だが、娘と同じような考えを持つ他クラスの友達と、学生食堂で偶然会ったら、一緒に食べているようだ。

 

さて、今日はどうやら2人はこのまま下校する予定だそうだ。

やっと2人で帰れるね。

雨が降っているけれど、気を付けて帰ってくるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

乗りたかったけど、乗れなかった動物

今週のお題「乗ったことがある動物」

 

小さい頃の私は成長が早かったようで、小学校低学年にしては、かなり大柄女子だった。

父は若い頃に体操をやっていて、その為、私や妹に毎晩、布団を敷いてマット運動を教えてくれた。

家の屋上に親戚で集まった時には、2人1組で運動を行ったりして遊んだのも良い思い出だ。

 

そんなある日、叔父の1人が体操をしていた私を見て

「大きいなあ」

呆れたように呟いた。それ以来、自分が男子よりも身長が高かったり体重がずっと平均値より上にある事を恥じるようになった。

それは単に成長が人より早かっただけで、ずっと続くわけでもなく、初潮を迎えると、自然とそこで成長も止まってしまった。

中学に入ると同級生がどんどん自分を抜いていった。

結局、50代の今は日本人女性(50代)の平均くらいで落ち着いている。

 

しかし、叔父の一言は、当時の自分にかなりのコンプレックスを植え付けたようだ。

ずっと長い間、自分は太っていると思い込んでいた。

 

小学校中学年くらいに家族で鳥取に遊びに行った際に、砂丘にも立ち寄った。

そこには一頭のラクダがいて、乗せてくれるという。

両親は娘達2人に乗るか?と聞いてくれたが、私は自分の体型を恥じて断った。

私はデブだから、ラクダもきっと重いだろうと思ったのだ。

実際は大人の男性でも乗れるくらいなんだから、そんな風に思わなければ良いのに、叔父の一言が呪いの言葉のように自分に絡まって頭を離れなかったのだ。

何も知らない妹だけが、頭にアラブのクーフィーヤを被らせてもらって嬉しそうにラクダに乗った。その写真は今でも実家にある。

 

いつしか結婚してドイツに住んで子供が生まれた。

子供等がまだ小さかった時、近所にサーカスがやって来た。

そこではサービスで子供達を馬やラクダやロバに乗せて、舞台上をぐるぐると回らせてくれるのだ。

緊張しながら、でも嬉しそうに動物の背中に乗る子供を見る度に、あの時、自分もラクダに乗せてもらえば良かったなと、ちょっぴり後悔するのである。

 

秋の夜に。

夜、習い事に行っている子供を迎えに行く途中、車の走る音や近くの川の流れる音に混じって、何処からか虫の鳴く声が聞こえてきた。

 

あれはギリギリスの鳴く声か。

耳を澄ませて集中させて。

 

虫の音を声として聞けるのは、日本人とポリネシア人だけとか。

他の国の人達にとっては、虫の鳴き声は「ただの音」「雑音」なんだそうな。

 

そんな話を読んだ事がある。

虫は苦手で、寧ろ嫌いなんだけど、たまには小さな者達の声に耳を傾けるのも悪くない。

 

オクトーバーフェストが始まったらしい。

9月16日からどうやらオクトーバーフェストが始まったようで、補習校に行く道すがらに、ビール樽を積んだ沢山の馬車を見た。

 

路面電車から撮影したので、今一君ではあるが(^^;;

 

気が付いたら、そんな時期ですかいっ

民族衣装を着た人達が多かったのはその為か。

 

 

 

上を見ている人がいて、何事だろうと思うと、なんとハートが!!

 

よく見るとハートが2つも!!

ハートって幸せな気分になるね。

オクトーバーフェストならではの演出ですなd(^_^o)

 

補習校後にオクトーバーフェストに行く人も多かったようだが、天邪鬼な私等はこちらへ。

 

NOM NOM NATIONのたい焼きソフトクリーム。

カップがたい焼きになっています♪

抹茶アイスが美味しかった〜(⌒▽⌒)

 

子供等はトッピング付き。

娘曰く「愛を感じた」そうで、きっと、店の人は誇りを持って売ってるね。

私もたい焼き文化の日本人として、誇りに感じたよ。

 

 

nomnomnation.at

 

 

新学期1週間経過。2023

タイミングが合わない

 

やっと学校生活1週間目が終わった。

倅が通う学校に既に姉である娘がいて、色々と助けてくれたりアドバイスをくれるのが、ありがたい。

しかし折角落ち合う約束をしても、広い校舎なので、なかなか会えないようだ。

授業後、娘はさっさと帰ってくるが、倅はモタモタして、バスを逃す。それで結構な時間を待たされるのだ。

とはいえ、心配していた1人でバスに乗って帰ってくるのも出来ているし、倅の憧れだった放課後の買い食いもやっているようだから、そこまで悪くはないか。

 

金曜日には、2人とも国語(ドイツ語)の授業で形容詞を使って一言で表す自己紹介をしたそうで、その時、必ず自分の名前の頭文字のアルファベットがつくようにしなければならない。(例 アホの綾、明るい綾)

長年同じ自己紹介をやっていると、大体決まってしまうようで、娘は2パターンを用意していて、それを交互に使っている。

倅は今回が初めてだったので、自虐ネタでいったそうだ。

因みに、娘は来週月曜迄にクラス全員の名前を覚えていかなければならないらしい。

そうやって、始めの1週間は緩やかに過ぎていった。

10年生になると、本腰入れて勉強をしなければならないので、今の緩さが、嵐の前の静けさのようでドキドキしてしまう。

 

明日からまた日本語補習校が始まる。

頑張って早起きせねばっ

 

 

 

君、何派?

今の所、今年度1番の衝撃だったらしい。

 

私の中では、生物の先生として位置付けられていたケロヨン先生が、理科全般を担っている方が衝撃だけどな。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

 

※※※※※

 

まだ低学年の倅なんかは、テストは万年筆で書け とか、連絡帳は学校の物にしろ とか、教室内では上着と帽子を脱げ とか、色々規制があったりするが、もう高学年になると、そういうのはどうでも良くなるらしく、先生も何も言わなくなる。

勿論、答案用紙には鉛筆以外で書かないといけないが、低学年時代に比べると、かなり緩くなる。つまり鉛筆や消えてしまうペン以外なら、万年筆でなくても良いのだ。

 

授業内容をノートのみならず、タブレットで記録している人もいる。また、年度毎にファイルバインダーに収めるのか、ノートではなく、A4の穴の空いた紙のみを持ってくる生徒もいるらしい。

つまりは、それぞれの学習法でやっていけば良いのだ。

娘は今でもノートに鉛筆と色鉛筆で授業の内容を書いている。

その方が頭に入りやすいのだそうだ。

意外にも、パワポ大好きカトリック四人衆のリーダー君はノート派らしい。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

 

個人的には、生徒の好きにさせているのは良いと思う。

それで成績が上がるなら良いし、下がるならノートの取り方や勉強法の見直しをすれば良いだけだ。

昨年度までタブレットで書いていた女子が、今年度からノートに戻っていたという話も聞く。そうやって自分に合った勉強法を探してみるのも良い。

 

因みにタブレット使用については、学校に伺いを立てて承認されてからとなる。

そういえば、LD(限局性学習症)の人には通常の教科書の文字が読みにくいらしく、それを補う為にタブレットでの学習法もあったりするので、タブレット活用も理に適っていると思う。

 

※※※※※

 

さて倅は1人で行動するようになってから、随分と自信がついてきたようだ。

そういう話を聞くのは喜びではあるが、なんとなく、親の手から巣立っていくのが早いと寂しくなる自分もいる。

とはいえ、倅の場合は、秋から冬にかけて毎回不調になり、授業ができないくらい再起不能になって迎えに行かなければならなくなるので、まだまだ油断ができないのも確かだ。

1日1日を大事に過ごして、楽しんで乗り切ってもらいたいものだ。

 

 

 

 

最初が肝心。

得意分野を阻まれる

 

現在10年生(高1)の娘のクラスには、カトリック四人衆がいる。

これは第二外国語がラテン語で、宗教はカトリックと、選考科目が全く同じで、更に幼稚園からずっと一緒の幼馴染の四人組の男子の事である。その四人組を束ねるのがリーダー君で、他の3人からは絶大な信頼を寄せられている。

そんなリーダー君はパワーポイントが大好きで、小さな研究発表ですら、パワポでやってしまう。

リーダー君は確かに愛され伽羅ではあるものの、やり過ぎる所があり、更に肝心な時に休んでしまうので、周囲が振り回される。そんな彼を大きな愛で包んでいるのが他の3人となる。

リーダー君は今年度の学級委員に立候補した。

明日はその投票となるそうだ。さて、どうなる事やら。

学校でのこういった運営や部活動の積極的参加は、将来履歴書に記す時に役立つそうだ。

日本は今では書くようになっていますかね?

私の若い頃は、履歴書には学校の部活動なんて書かなかったと思う。

 

ところで、娘のクラスでは昨年度までいた生徒が、留年やら転校等でいなくなってしまった。

それまで彼等と一緒にいた生徒が1人きりになってしまったが、カトリック四人衆が寛大な心で、この生徒を迎え入れたようだった。

 

※※※※※

 

初日の席取りはかなり肝心で、再三、倅には1番前に座れと言っていたにも関わらず、1番後ろの席になってしまった。

子供の話を聞く限り、高学年の席替えは殆どないように思う。

という事は、1年間は初日に座った席にいなければならない。

集中力散漫の夢見る夢雄の発達男子の倅には不利になるから、変えてもらうようにした方が良いと話した。

幸いな事に、唯一、1番前のドア寄りの席がまだ空いていたので、翌朝、担任に本人が話して席を変えてもらった。

今のクラスでは、小学校時代に、倅のクラスや他のクラスをやたら敵対していたアルバニア人の意地悪君一派も同級生となっており、その意地悪君が早速

「お前、どうして後ろじゃなくてここに座ってるんだよ」

と質問してきたが、適当にあしらったそうだ。やれやれ

他人の事なんて、どうでも良いだろうに。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

でも1番前になって、先生の声が聞き取れるし、黒板も見やすいので良かったようだ。(倅は日本でガチャ目だと発覚した。いずれ、眼鏡が必要になるかなと思っている)

 

さて倅が学校で使う自分用のアカウントをもらってきたので、家で早速私のタブレットとスマホに入れた。

週間の授業有無のカレンダーのようなサイトとマイクロソフトTeamsを使うようになる。

始めに学校側のパスワードで入り、その後は自分で決めたパスワードでサインインをするようになるのだが、これがまた異常に長くて面倒臭かった。

「どうしてこんなのにしたんだ!?あんたのパスワードは絶対に皆分からんわ」

と文句を言いながら設定をした。

悪戦苦闘の末、なんとか入れられたので、ひとまず安心した。

 

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

新年度新学期!2023/2024

兄弟が同じ学校に通うアルアル

 

9月12日(火)、いよいよギムナジウムでの新スタートとなった。

前日まで、子供等は「ああー行きたくない。夏休みがもっと長かったら良かったのにっ」とぼやいていたが、いやいや、行って下さいよー。ヲカンは6週間でお腹いっぱいですw

 

今回は私も入学説明会に参加したが、子供達は皆晴れ晴れとした顔をしていた。

子供達が担任に連れ立って教室に入って行った後、保護者は表玄関に並べられた椅子に座り、パワーポイントを見ながら、学校側の話を聞いた。

子供達が後で戻ってくるのだろうかと思っていたが、全くそんな事もなく、淡々と時間が過ぎていった。

印象に残ったのは、何か問題や困った事があったら、必ず相談して下さいと言われたのと、相談役としての先生やスクールカウンセラーからの話があった事だ。

他にも、whatsAppを持つのは16歳からだと強調し、ネットいじめについての深刻さを話していた。(例:知らない間に写真を撮られ、それを共通チャット内でアップし変なあだ名で呼んで嘲笑する。こういった事が、過去に遭ったらしい)

学校側がこれらの問題に、いかに真摯に向き合おうとしているのが読み取れ、ありがたいと思った。

 

教室ではスマホを持っている人は手を挙げてと言われたそうだ。

倅と2人の子供以外は皆スマホ保持者だそうだ。

娘の時も、娘ともう1人女子のみが非スマホ所持者だったので、また我が家が1番最後の非スマホ所持者になるかもしれない。

 

先生は担任以外に副担任もいて、どちらも文系の女性教諭だった。

娘曰く、どちらも悪い先生ではないらしいので、倅とも相性が合ったら良いなあと願っている。

こういう時に、兄弟が同じ学校にいると便利ですね。

色々と比較される事もあるだろうが、お互いに助け合って頑張ってもらいたいものだ。

 

さて娘の方は今年度は音楽の授業があり、どうやら悪評高きリアルスネイプ先生が再登場となりそうだ。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

 

クラスから男子2名、女子1名がいなくなったが、上の学年から男子3名が降りてきたので、数はそのまま27名だった。

担任は英語の老教師だそうだ。そういうのもあって、英語の、特に会話での交流の重要性に弁を振るっていた。

教室は前年度と同じなので、子供達は全く同じ席に座れたらしい。

今週末からは日本語補習校も始まるので、また土曜日も早起きしなくっちゃ。

 

 



元クラスメート君の誕生日会。

昨日の夕方、倅の元クラスメート君が誕生日を迎えるということで招待された。

自分達の感覚だと、午後15時くらいから始まって夕方にはお開きとなるかなと思っていたが、夕方と聞いて少々驚いた。

歩いて行けるくらいの近所ではあるが、誕生日プレゼントを持って、私も同行した。

 

迎えの時間を尋ねると19時くらいと言う。

中に入れと促されたが、娘も待っているのでと断った。

夫だったら、ここでかなりの長い時間を費やすだろうが、内向的な私にはできない。

 

迎えにいく前に娘と雑談をしながら、倅が好きな某ゲームのキャラクターを描いた。果たして倅はすぐに言い当てるだろうか。

 

元クラスメート君宅は長屋になっていて、門を入って1番奥となる。

1番手前の場所で、これまた長屋の住人らしき老夫婦が庭でBBQをして焼いたばかりの熱々の肉を頬張っていたが、迎えに来た私を見ると、何故か皿に積んであった鳥の手羽先をくれた。

「あんた、どこから来たんだい?」

「に、日本でっす」

とか言いながら、つい頬張ってしまったが、このご夫婦は今回の主役の家族とは無関係だ。

なんで私は肉を食べてるんだろう・・・。

 

我に帰り、急いで倅がいる場所まで行くと、元クラスメート君の両親が待ち構えていた。

倅他2名の男子が元クラスメート君と一緒に、部屋でゲームをして遊んでいた。

それで少しだけ遊ばせながら、取り敢えず、世間話をした。

ドイツではタトウーを施す人が多く、元クラスメート君の父親の腕にもタトウーが刻まれていて、そのうちの1つが漢字だった。

話によると、彼の父親の名前を漢字で入れてもらったらしい。

日本語ですか?と尋ねられ、言葉に窮した。

というのも、発音からして、多分中国語で入れてもらったのだと思うからだ。

それで

「日本語でも読めますが、多分、これは中国語の発音だと思います」

と話した。少々落胆している風だったので、なんとなく申し訳なかったが、、、

それで日本語の漢字は中国から来ている事や、中国人は現在は漢字を簡略化して使っているが、今でも昔の漢字は読めるから、自分達は筆談で交流が持てるんですよと説明した。

それから、アラビア語もとても綺麗な文字ですよね。

と、あちらのルーツにテーマを持っていった。

元クラスメート君はアラビア語とアルメニア語が話せるらしい。

アルメニアは世界最古のキリスト教国だそうで、子供の名前は聖書に馴染み深いものだった。顔立ちからするとイスラム教徒ぽいが、名前を聞くと、どの宗教に属しているか分かる。

 

倅を連れて帰る時、また例の老夫婦の横を通り過ぎたが、今度は倅にも手羽先をくれた。

倅も頬張りながら帰った。

元クラスメート君の母親から手作りのケーキをお裾分けされ、今朝はそれを食べている。

昨夜、倅が教えてくれた話によると、元クラスメートの1人がこの夏休みでYoutuberになっていたらしい。

どうやら何処にでもパパラッチがいて、男子でも噂話に花を咲かせるようだ。

今時は小さい内からスマホを所持している子供も多いから、こういった情報が早いのだろうか。

娘の友達もパパラッチの如く、元クラスメート達の現在を細かく教えてくれるらしい。

そういえば、私の友達にも噂話が大好物な人がいたっけ。

 

明日からいよいよ新年度新学期を迎える。

また1年、なんとか乗り切れますように。

 

 

 

 

 

 

秋晴れ 夏休み最後の土曜日。2023

娘が誕生日にくれた兎さん。

これの蛙版もありそうで探してみたが、結局見つからなかった。

 

※※※※※

 

秋晴れが続く夏休み最後の土曜日。

子供等と連れ立って、街中のドラッグストアに行ってきた。

この時期にドラッグストアで買い物となると、当然、アレしかない。

 

そう、新年度のノート類及び文房具を購入するのだ。

 

倅が9月12日から通うギムナジウム(大学進学の為の中高一貫校)では、既にHP内にて購入すべき文房具品リストが載っていた。

これも567禍以降からの流れなのだろうか。

娘の時は、入学式当日にリストをもらった気がする。

夫が丁度ホームオフィスである程度動ける状態だったので、早速文房具品店でリストを見せて、倅用の5年生の文房具品を店員に探してもらっていた。

娘の時も初めはそうやっていたが、お金がかかって仕方がないので、翌年には、私と2人で近所のドラッグストアで購入するようになった。

その方が値段も半分もかからないので余程経済的だし、子供が何を必要としているのか分かるってものだ。なので来年度からは、倅の方もそうするつもりだ。

 

さて娘は来週火曜日から新年度を迎え、ギムナジウム10年生、つまり高1となるのだが、例年だと初日に先生から言い渡され、それを書き記して、下校時に近所のドラッグストアにて文房具品を購入するようになるが、気になって学校のHPを覗くと、10年生用も既に記載されてあった。

そんなわけで、昼ご飯を食べた後に3人で出かけた。

 

実は、娘はドイツに戻る当日に、日本で蚊に刺され、しかもそれが随分腫れてしまい、ドイツに戻ってからの1週間は、ずっとベッドで過ごしていた。

腫れていた箇所に薬を塗り、ひたすら冷やしていたのもあって、やっと治ってきた。

少々恐々ではあったが、靴下と靴を履いて、久々に外に出た。

 

街中のドラッグストアは、沢山の親子連れでごった返していた。

皆、目的はほぼ同じで、紙を見せられ、文房具品を探している店員は忙しそうだった。

私達も必要な物をどんどん籠に入れていった。

結局、倅の為に支払った金額の3分の1くらいで収まった。

 

娘達は前年度納めの7月末に来年度用の教科書をもらったので、教科書カバーを買う手間は省けた。倅用の5年生の教科書も大きさは一緒で、10年生用の教科書カバーを買う際に余分に買っていたので、それで賄えるだろう。

因みに、ドイツの教科書は借り物なので、年度納めには返さないといけない。

新年度用の教科書を配布される際に、チェックを入れる。

もし濡れた跡や汚れたり破損していたら、先生に言い、新しい教科書と交換してもらう。

汚した主は一部、もしくは全額の罰金を払わされてしまうので、結構神経を使ってしまう。

倅は初日には配布されるようになると思う。大きな袋を持っていかないとな。

 

 

 

 

 

 

これ、なーんだ。

いたって普通の、ドイツでは何処にでもあるポケットテイッシュです。

 

光の加減で白く見えないけど、実際は白いです。

 

広げるとこんな感じ。

そうなんです。ゴツいんです。

ちょっとやそっとじゃ破れませんぜ。

 

日本のテイッシュは柔らかさを追求していますね。

 

どちらが日本のテイッシュなのかは一目瞭然ですね。

 

 

 

孫は精神安定剤。

7月末、日本への一時帰国直前の母からのフェイスタイムで、泥棒が入り、現金が盗まれたので警察がやって来たと知らせが来た。

フェイスタイムで若い警官と話をして、泥棒が入った形跡がない。もしかすると、色々買っているのを忘れているだけではないか。このような買い方をすると、その内、生活が困窮するかもしれないから、注意深く見てあげてほしいと言われた。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

 

母の希望で関西地方に住んでいる妹には、母が話すまで私からは切り出す事はしなかったが、結局、合鍵を作った事で妹に本人から直接話したようだった。

それで妹が直ぐに私に電話をかけて、そのままLINEで経緯を説明した。帰国前日の話だった。

「ここは、私等でもう1回探すべきだと思う」

と妹が言うので、関西空港で合流して、その翌日には義弟の車で実家入りし、帰国早々、2人で家中を探して回った。

その間、私の子供等は名探偵さながらな義弟と母の会話を聞きながら、うたた寝をしていたらしい。

そして結局、盗まれたと大騒ぎをした現金は、全く予期せぬ場所からそっくりそのまま見つかった。

それが母にとっては少なからずショックだったようで、歩いて3分の場所にある主治医の元へ行き、自分が認知症ではないかと話したようだった。

主治医は検査をしてくれ、

「認知症ではないよ。でもそんなに不安なら、認知症を遅らせる薬を半錠飲むように処方します」

と言った。

 

医師には認知症ではないと言われたが、年相応の物忘れだとは言い難い違和感も、一緒に暮らしているとあるもので、丁度年末辺りに足を骨折したり、昨年は緑内障を患い、要支援2となってケアマネージャーや掃除のヘルプを利用しているのもあり、ケアマネージャーに話して、9月から早速デイサービスを週2で受ける事に決まった。

その間も妹と連携を取って報告して、今後の母の事、家の事を話し合った。母の一件がなければ、ここまで頻繁に話をしなかったであろう。

そしてまた、私が日本に帰国する直前に起こったからこそ、母の異変に気付けたのかもしれない。そう考えると、これもまた、人間万事塞翁が馬となる。

 

さて、そんな母を、夏休み中に毎晩、倅は按摩してあげていた。

その揉み加減が心地良いそうで、倅の按摩で気持ち良く熟睡ができた。

そして上記の事件から2週間後くらいから、元の母に戻ったように振る舞い始めた。

恐らく、処方された薬と倅や娘との生活が精神に安定をもたらしているのだと思う。子供等も祖母が大好きで、よく皆で大笑いしたり、軽口を叩いても直ぐに仲良く戯れ合っている。

本当に以前からずっと一緒に暮らしているみたいな感じだ。

こんなに症状が回復しているのなら、本当はデイサービスは必要ないだろうかとすら思ってしまうが、いやいや、心配なのは私達がいなくなる9月からであって、今ではないんだよと言い聞かせた。

 

そんな母のデイサービス初日は、とても楽しかったようだ。私達がドイツに発って翌日の事だ。

元々絵が上手な母はデイサービスでも描いたようで、優しい水彩の色合いで花の絵がとても上手く描けていた。

きっと私達がいなくなっても、寂しがる時間もないだろう。1人でいると、どうしてもテレビばかり観てしまい、そこまで必要ではない物をついついテレフォンショッピングで買ってしまっていたようだが、そういうのも、その内に興味がなくなっていくかもしれない。

 

母は友達に、「孫は精神安定剤」と話していたようだ。

そんな風に思ってくれて嬉しい。

9月4日、娘が別れ際に

「ドイツではいつもハグをして愛情表現をするんだよ」

と言って、倅と一緒になって母にハグをしていた。

日本人は、というか、私達の世代くらいまでは、親子でも余り触れ合う事はないのではないか。私が自分の子供達と頻繁にハグをしているのを見て、母はとても驚き呆れていたが、孫から沢山の抱擁と「婆ちゃん、大好き❤️」と言われ、満更でもなさそうだった。