ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

先生、優しい〜!

 

オナラクッションってのがありますよね。

 

ドイツにも当然あります。

付録で付いていたり、玩具コーナーで売っていたり。

悪戯をされた方はたまったもんじゃないよな。

でも無礼講の日や、やってもそこまで怒られない人を選ぶのがコツかもしれない。

 

娘が5年生の時の話。

当時の数学の先生はノリが良くて、自身にも子供がいる。

567禍中、ロックダウンを余儀なくされた中、嬉々としてYoutubeに数学動画をアップしていた。夢はYoutuberだったとかw

そんな動画はロックダウンが終わって、567も落ち着いた今でも続いていて、teamsに今日の講義内容としてもアップされている。

欠席した日には、それを見ながら自宅学習ができるのでありがたい。

この先生は主に低学年が対象らしい。なので、今は倅の学年の6年生を受け持っている。

さてそんな先生は生徒にも慕われているようだ。この先生ならこういう冗談も通じるだろうと思った男子生徒が、ある日、オナラクッションを持ってきた。

その予感は見事的中。オナラクッションの悪戯にもノリが良かった。

授業の最後にわざと、勢いよくブーーーーーッ!と座ってくれたので、生徒達は大喜びだった。

 

ところで最近は夫が単身赴任で毎週金曜日に帰ってくるのもあり、パパタクが出来ないので、子供等は2人で路面電車とバスを乗り継いで登校している。

授業の都合で、娘と倅の授業開始時刻がバラバラになる時は、2人は別々に登校するのだが、ある時、倅は路面電車から降りてからバスに乗り遅れてしまい、1時間目の宗教の時間に遅刻してしまったらしい。

普通に「バスに乗り遅れました」と言えば良いものを、「人生について考えていたら、気が付いたらアメリカ大陸に渡っていました」と言って、皆を笑わせた。

宗教の先生は呆れながらも、別に何も言わなかった。

倅よ、今日は遅刻せずに登校しろよと路面電車まで見送った。

 

 

今度は娘の番(−_−;)

倅が回復したと思ったら、今度は娘が胃腸風邪になってしまった。

 

倅に

「来週ならうつっても良いから」

なんて言うもんじゃねーぞ。ホンマにうつっとるがね(゚o゚;;

 

夜中に私の寝室にやって来て「吐きそう」と。

あーこりゃうつったなと思い、吐き止めの薬をあげたが、それからずっと上下で出しまくった。

娘の場合は、床や布団を汚さなかったので(私の)負担が少ない。

自室で安静にさせておく。勿論、タブレットやスマホは禁止。てか、辛すぎて今は見れないか。。

とにかく今週は大事を取って水曜日くらいまでは休ませるしかないか。(倅は2日休んだ。3日目はドイツの祭日だったので、4日目の金曜日から登校した)

 

現実的な事を書くと、親は特にうつらない方が良いですね。。。

可哀想ではあるが、こればかりは薬を飲んで安静にして、水分補給をまめにして様子を見るしかない。

興味深いのは、倅は「鼻が痛い」から始まったが、娘は「鼻が冷たい」と表現した。今回の胃腸風邪は鼻にくるのだろうか。

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

アマゾンで注文していた倅のラテン語の教材が届いた。

向かって左から教科書、試験対策用練習問題、練習問題(授業や宿題で使われる)、単語帳。

教科書は学校から借りているが、自分用にも持っておいた方が良かろうという事で購入した。

もう1つの選択教科のフランス語は学校から練習問題を買えとの指示があったが、ラテン語にはなかった。(やっぱりフランス語は人気があり、クラスメートの殆どが選択していた)

なので、これら1セットを購入に至ったが、これで学習もしやすくなったら良いなと思う。

 

 

お陰様で回復しました。

お陰様で丸1日苦しんだのみで、倅の嘔吐下痢は終息を迎えた。

お気遣いのコメント、並びに応援⭐️をありがとうございました。

まだまだ日本は気温が高い所もあるようですが、この時期は体調を崩される方も多いと思うので、皆様もお身体ご自愛下さい。

 

木曜日はドイツ統一の日で祭日だった。

倅の食欲は大分出てきてはいたが、それでも昼食は半分くらいしか食べれなかった。しかし夕食時にはそれよりもっと食べれるようになっていたし、いつも通りのおちゃらけた発言をしてみたりしていたので回復したようだ。

金曜日の今日は夫が運転する車で、2人揃って登校した。

「6時間目が終わったら、学食を食べずにすぐに戻っておいで。家で一緒に食べよう」

と話した。

夕方に習い事があるが、今日は欠席させるつもりだ。

娘は今日、化学のテストがあるらしく、昨日、夫が長い時間をかけて教えていた。

放課後は応急処置コースがあるし、今日は忙しいらしい。

このコースは3回のみなので、次で最後となる。倅も行けば良いじゃんっと促したが、今はまだ興味がないらしい。

 

さてさっきまで、日本語の生徒さんが来ていた。

彼女はもうすぐ日本に旅行する。その前に、ほんの少しでも日本語を分かりたいと言うので、日本語を習いにきている。

今年の帰国時に彼女がご所望したドラえもんの漫画を土産の1つとして渡したのだが、それがいたくお気に召したようで愛読している。

そんな彼女からお礼の品を戴いた。

過去、旅行先で買ったという『砂漠の薔薇』だ。

砂漠の薔薇は、ある種の化合物が自然現象で薔薇のような形状の結晶に成長した石なのだという。(参考文献:Wikipedia)

触ってみると重く硬かった。

自然の力って凄いな。

 

 

 

 

倅と胃腸風邪。

火曜日の朝、倅が起きざまに「鼻が痛い」と訴えた。

熱はないし、それ以外は別段異常はなさそうだったが、あまりに痛いと訴えるので、まず風邪薬を飲ませて寝させた。

学校には欠席を伝えた。

欠席は正解だった。というのも、昼前に倅の電動歯ブラシの替えを買いに、近所のドラッグストアに行っていると、倅から電話がかかって来た。

「吐いた」

急いで帰宅すると、トイレと自分の部屋の床に嘔吐の痕が。

私が掃除をしている間、倅を居間のソファに寝かせる。

掛け布団も少々汚れてしまったので、布団とカバーを洗う。布団が薄くて良かったわ。

腹痛があり、その後、かなりの頻度で嘔吐。そして下痢1回。

下痢用の薬は家にあるが、吐き止めの薬がないので、薬局に買いに走った。

それを飲ませてみても、暫くは嘔吐をしていた。下痢1回。

小児科に連れて行こうにも、電車とバスを乗り継いで行かねばならない。そうしている内に、また吐いたりしたら、これもまた厄介となる。こういう時、かかりつけの医院が近くにないと不便だ。

少し落ち着いてきたら行こうとは思っていたら、夜には大分マシになってきたようだ。

脱水症状を起こしてはいけないので、水と胃腸風邪の時によく飲むハーブ茶を飲ませる。

 

薬が効いてきたのか、嘔吐下痢の頻度が少なくなってきた。

幸いにして熱はない。

夜は一度も嘔吐下痢はしなかった。

 

翌朝は随分マシになってきた。

昨日は消化の良いものをあげても、すぐに吐いてしまっていたが、今日はすりおろした林檎をあげると美味しそうに食べた。

時間をおいて空腹ならと少量の味噌汁をあげたら、それは吐き戻した。

 

病院に電話をする。

症状を話すと、あれこれアドバイスをされた後

「胃腸風邪の場合は病院では何もする事はないから、自宅安静をして下さい。もしそれでも良くならないようだったら、来院して下さい」

と言われた。

因みに学校へは、7日以降の欠席から病院側が一筆書くのだと。

昔とは違うけど、年齢や学校にも関係あるのだろうか。(つまり小学校時代とは違う、みたいな)

 

ドイツでは雨が降ったり止んだり、気温が冷え込み、今の時期に体調不良になる人が多い。

あんなに沢山吐いたのは初めてだったので驚いた。

夜中にも吐くかもと思って気が張っていたからか私も相当寝不足で、ついさっきまで居間のソファでうたた寝をしていた。

明日は幸いにして休日だし、金曜日には登校できたら良いな。。。

 

 

 

 

 

 

彼氏が欲しい〜。(*^ω^*)

 

青春真っ盛りの娘ではあるが、浮いた話が全くない。

早い子は小学校時代から噂話を広めたり、あの子にはもう彼氏がいるんだよとか、あの子が彼氏を奪ったとかの話があったりするが、娘は興味はあっても、その輪の中には入らなかった。

 

10代になってから、少しずつヲサレを気にするようになってきた。

彼女の場合は、ヴィンテージファッションが好みらしく、今時の若い女子達が着るような服は着ない。

義母の遺品の大量の服は私と2人で着させてもらったり(ズボンはサイズが違いすぎて無理だけどー)、夏は、日本に帰国の折に母が娘の為にわざわざ作ってくれた服を着ている。

「確かに似合うけれど、こんなの今時の日本の若い子は着ない」

と関西にいる妹が言っていた。

それもまた個性の1つなのだろうし、何より、喜んで着ている事は双方の祖母にとっても嬉しいだろう。

 

さて、そんな娘も最近になって、やたらと彼氏が欲しいと言うようになった。

仲の良い友達から、恋愛話やドラマみたいなドロドロ展開になっている話やらを聞かされるようで、皆は普通に青春しているし私もしたいと思うようになったらしい。

とはいえ、気になる男子もいないようだし、今時の女子とは違った恋愛観(彼氏=結婚相手)を持っているので、なかなか難しい気もする。

 

帰国した時に娘の文通友達と会ってお茶をした。

文通友達の親が私と友達なので、母娘揃って仲良くさせてもらっている。

娘が将来結婚して子供が欲しいと思っていると話すと、どうやら友達は結婚したくないようで驚いていた。

そういえば、娘の現地校の友達はフェミニストで将来活動家にでもなりそうな勢いなのだが、彼女達もまた文通友達と同様で、結婚したくないし子供も欲しくないらしい。しかし娘が結婚や家族が欲しいと話すと、とても喜んでいて、絶対に自分は娘の子供の世話をしたい!とか言っていた。

もしかしたら、子供は好きだけれど、自分自身の結婚や子供を考えたくないというものが最近の風潮なのかもしれない。

 

こういうのもご縁だと思うので、いずれにせよ、自分が納得する方向に行って欲しいものだ。

 

 

友達の条件。

子供等を見ていると「友達」の定義がかなり軽い気がする。

知り合ってすぐに「友達」認定をしている。

「友達」と「知人」の間には随分な隔たりがある自分にとっては、ちょっと面食らう。

 

ある時、クラスメートと

「自分にとっての友達の条件」

を話し合った。

倅にとっては「一緒にいて楽しい」が第一条件になるが、ベジタリアンのイワン(仮名)君の条件はベジタリアンである事、だった。

という事は、ベジタリアンでない人達は彼にとっては友達ではないのか。

そんな風に思った子もいただろう。

 

娘のクラスメートの男子がネット苛めに遭った時の話。

クラスチャットである男子を標的にして、悪口が書かれた。とはいえ、子供達は固有名詞を書かない。つまり暗号のような形で、しかし誰の事か分かる人には分かるようにしていた。しかもクラスチャットなので本人が読んでいるのも承知の上だし、余計にタチが悪い。

その時、カトリック四人衆のリーダー君がおちゃらけたミームを入れた。

『もう充分だよ!』を連想させるミームがきっかけで、苛めは、少なくともこのクラスチャットの中では二度と行われなかった。

何年か経ってから、ふと娘とこの話になって、きっとアレは友達を何とか助けたいと思うリーダー君の機転がそうさせたのだろうねと結論付けた。

 

ところで我が家は雑食で嫌いな物は余りない。

そういうのもあって、家にベジタリアンの人を招く場合、何を作れば良いのか考えてしまう。

子供が日本から持って帰ったお土産や誕生日に持っていくお菓子類に、ゼラチンが入っていないか聞かれたりして、ならばいっその事、何も買わずにいた方が良いのかもと冷や汗をかく事もしばしば。。

 

最近になって、倅は沢山食べるようになってきた。

偏食児童だった時期が長かったが、味覚が少し変わったのだろうか。

それとも、やっと食べ盛りになってきたのだろうか。

 

結局の所、共通点や好みの一致が多ければ多いほど、友達になりやすいのかもしれない。

私にも身に覚えがある。

親しくしているドイツ人女性2名は、私が好きなクリスマス市の時だけ飲めるホットドリンクが大好物だ。それを知って益々彼女達との心の距離が縮まった。

 

そうそう、最近仲良くなったメッシ君は、相変わらず、天気が良い日はほぼ毎日倅を呼びに来る。

早い時間に来るように再三促すと、やっと理解したようで、今日は14時半に来た。

勉強を途中止めにしているので、2時間くらいしてから戻っておいでと、倅を外に出した。

確かに先日のテストの成績は悪かったのだけど、勉強ばかりも出来ないものね(⌒-⌒; )

バランスよく両立できたら良いね。

 

メッシ君の話です↓

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

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静かなる決意。

週の半ばに前年度の復習テストが実施された。

これはバイエルン州のギムナジウムを対象とした一斉テストだそうで、他のギムナジウムの6年生の子供も同じテストを行った。

6年生は国語のみだったが、学年が上がるにつれ、受験科目が増えていく。

 

さてそのテストが返ってきた。

自信が崩壊寸前の成績だった。

それもあって、いつもよりノロノロしながら足取り重く帰ってきた。

 

どうやらクラス全体の平均点が凄まじく悪かったようで、阿鼻地獄と化していた。

ある者は(悪すぎて)泣き崩れ、ある者は(悪すぎて)体調を崩し早退した。

そんな地獄絵図を、倅は静かな面持ちで見ていた。

気丈に顔を上げ背筋を伸ばした。

 

そして決意した。

また今日から頑張ろうと。

 

ノロノロ歩きで帰ってきたのは、私に怒られるのが憂鬱だったからだそうだ。

しかし私は怒らなかった。

試験があると分かってから、一生懸命に試験勉強をしていたのを知っているから。

いざ、試験を受けて手応えを感じ、ちょっとは自信があったのに、それが木っ端微塵に打ち砕かれたのだ。そのショックは如何程のものか。

それでも倅は冷静さを保ち、授業でも挙手をして発言をした。

自暴自棄になんてならなかった。

下校してからは、宿題以外でも国語を見直そう。もう1回、同じテストをやりたいから作ってほしいと自らお願いしてきた。

そんな倅をどうして怒れるものか。

 

明日は明日の風が吹く。

倅よ、頑張れ。

二十歳過ぎれば、ただの人。

 

ウクライナ難民としてドイツにやって来たイワン(仮名)君は、当時は全くドイツ語ができなかったのに、みるみる内に上達し、ギムナジウムにまで入学してきた。

真面目で人望が厚かったので、昨年度は学期の途中から立候補で学級委員に選ばれた。

絵がとても上手く、美術の先生からは神童と呼ばれ、彼の作品は来年度の連絡帳の表紙を飾り、更に何処かのページにも他の作品が載せられた。

成績も優秀で、教師からの信望があった。

だからというわけではないと思うが、時々倅は

「イワン(仮名)君は贔屓されてる」

と怒っていた。なんでも、授業中に先生や他の生徒が話しているのに、話を遮っても怒られなかったり、関係ない本を読んでいても注意をされないらしい。

「僕や他の子は注意されるのに」

そ、そうか。

まあ、悪目立ちする子供や倅みたいな特性を持つ子供は、特に先生からはマークされやすいだろうね。

因みに先生が注意しても倅は自分の話を止めなかったのでお咎めを受け、親にも報告された事があった。昨年度の話である。

そりゃあ、話を止めろと言うのに止めない方が良くないでしょ。

と思うが、要するに、注意をするなら自分だけでなく、皆にも平等にやってよっていうのが、倅の言い分なのだろう。

 

そんなイワン(仮名)君も、今年度は少々勝手が違うようだ。

新学期早々始まった数学の授業で、先生の話を遮り、注意されたのに無視して自分語りを止めなかったので、罰として腕立て伏せをさせられた。

更に英語の授業でも注意勧告を受けた。

そして今年度は、立候補した自分ではなく、全く予想外の男子が学級委員に選ばれ、それ以来、彼をライバル視している。

 

ところで段々授業が難しくなっていくから、賢い子であっても、ついていくのがやっと、となる事もある。

昔、天狗鼻ちゃんという、これまた神童だとか天才だとか褒めちぎられたロシア人女子がいた。彼女は授業がつまらないから飛び級をしたが、今度は授業内容が難しくなってきて、なかなか成績が上がらないとぼやいていた。

 

世の中には神童やら天才肌やギフテッドな人もいるらしいけど、二十歳を過ぎればただの人、になるパターンもあるだろう。

いずれにせよ、授業態度が悪ければ、注意されて当然だ。

本当は授業の妨害をしない方が良いけれど、たまに先生に注意されてしまう一面があっても、人間臭くて良いと思う。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

 

北側の万年日陰花壇に植えた義母の薔薇が咲いた。

 

部活動開始。2024

子供等の通うギムナジウムでは、今週から部活動が始まった。

11年生(高2)の娘は対象外ではあるものの、理工テクニック部に再入部した。隔週で金曜日には英語のデイベートクラブもあるので、今年度も忙しそう。

倅は昨年度同様、実験部とチェス部に入部した。

同じ日の同じ時間帯の部活となるので、こちらも隔週で掛け持ちするようになる。

今年度から姉はチェス部にはいないので、1人でチェス部に行くようになるが大丈夫かな。。

 

先週金曜日からデイベートクラブがあったのだが、今年度から同じクラスのカトリック四人衆のリーダー君も入ってきた。ただその日は女子ばかりでリーダー君のみが男子だったそうで、もしかしたら彼は怖気ついて入るのを辞めるかもしれないと娘は言っていた。

「軟弱者め。私なんて、紅一点の時が多かったけど頑張ったぞ」

確かに。

私の友達には男子の母親が多く、小さい内は一緒に遊ばせていたのも圧倒的に男子が多かった。幼稚園や小学校時代には女子の友達ができて、いつも女子と遊んでいた。

ギムナジウムに入って初めての部活で運動部に入ったが、ここで女子は娘1人しかいなかった。体育会系男子はあんまり愛想が良くなくて、非常につまらなかったようだ。

翌年度はチェス部に入部したが、ここでも女子は娘1名のみだった。

しかし眼鏡部と勝手に命名したチェス部は全員が眼鏡男子で、体育会系男子よりも感じが良かった。おまけに顧問がとても良い先生で楽しく通えたようで、翌年もそのまた翌年も入部していた。

そんな娘は友達に誘われて、567禍後の対面授業が再開した年度から理工テクニック部に入部した。当初は女子も少なからずいたが、年々減っていった。

昨年度のチェス部は倅の為に入部したが、ここでもまた紅一点。顧問が代わり、生徒が増えて乱暴な男子のせいで面白くなくなったらしいが、倅が一緒だったので、孤独ではなかった。

そして今年度の理工テクニック部は友達と2人だけが女子だった。

1人先輩の男子がいて、あとは後輩男子ばかり。

しかし友達の弟君や、学童時代で一緒だった男子がいて、ちょっとした同窓会気分だったようだ。

話は変わるが、昨年度は生徒会でも娘の友達のP子ちゃんが紅一点だったらしい。

男子が多い理系の学校なので、全体的に女子の数が少なめなのは仕方ない。

習い事の某日本の武術でも、曜日によっては紅一点になる事があったりするので、娘の場合は、どうもそういう星の下にでも生まれてしまったのだろうか。そんな環境も、娘はもう慣れてしまったようだ。

だからリーダー君が、女子ばかりで自分1人が男子だから、やっぱり入部しないかも、、と怖気つくのを呆れて見ている。

 

私は中学時代に美術部に入っていたが、何故かヤンキー男子の溜まり場で最悪だった。

当時は憂鬱になりながら1人で黙々とデッサンばかりしていたから、娘の気丈さに感心する。

子供等の部活動は絶対にしなければならないものでもないから、合わないと感じたら離れていっても良いと思う。運動部で超本格的にやっている所は、厳しい練習を乗り越え、本当に上手い人だけが残っていくが、文系や理系の場合は楽しんでやるのに丁度良い。

 

今年度も本格的なマイ工具が必要となるらしいから、きっと夫が張り切って注文してやるだろう。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

 

ドイツはすっかり秋。

近所の栗の木から大量の実が落ちていた。

実が食べられないのが残念。

子供が拾って持って帰っても、結局観賞用となる。

 

玄関に置いた秋の飾り。

咲いてる咲いてる。

そろそろ庭の植木の手入れもせねばっと思い立ち、雑草を抜いたり植木やラベンダーを弱剪定したりしている。

そういえば、北側の万年日影花壇にはクリスマスローズもあったな。

 

えっ、もう咲いてるの!?(◎_◎;)

現存している5株の内、1株が既に咲いていた。

取り敢えず、古い葉を切ってみる。

 

クリスマスローズを北側万年日影花壇に植えて正解だった。

冬になると、アナベルは枯れ木のようになってしまうし、ホスタはなくなってしまう。しかしクリスマスローズは冬には咲いてくれるし、夏は濃い緑の葉が茂るから、花壇全体のスカスカ感が薄れるように思う。

 

あと犬猫防止のコリウス・カニナハイブリッドもとっても元気。

面白いのは、茎を切って、そのまま土の横に寝かせて置いていても一向に枯れない。

寧ろ、元気に花が上に伸びて咲いている。

つくづく、生命力の強さに驚かされる。

毎年、1枝だけ切ってそれを鉢植えにしていて、初夏になると北側花壇に植え替えている。引っ越してきた当初は犬猫の被害が多く、最初に買ったのは2株のラベンダーと6株の小さなコリウス・カンニハイブリッドだった。

歳を追う毎に上手く対策が立てれるようになってきたのもあり、1株だけを残すくらいになった。

 

最近、どうやらこの花壇のラベンダーに悪さしているのが猫だと分かり、私から日本語を習っている生徒さんのアドバイスで、網のシートをラベンダー付近に置く事にした。

 

生徒さん曰く、猫は砂や土を掘ったりする習性があるから、網シートを敷いておけば、掘れなくてつまらないから去っていくとの事。

試しに敷いてみると、一時期はラベンダーに穴が開く程の被害があったのが無くなった。

 

塀の辺りには犬の糞害があったのだが、最近では、糞をしても飼い主がちゃんと取ってくれているようだ。

やっぱりお互い無視は良くないね。

それよりも、こちらがマメに掃除したりと管理を怠らない努力を見せる事は大切だわ。

一方、まるっきり無視して糞を放置している家は、飼い主もそのままでも良いのだと思って、糞をそのままにして去っていってしまう。

結局は飼い主の心がけ次第なのだと思う。

 

ホスタ(ギボウシ)からも花が。

日本に帰っていたので夏の間はどうなっていたのか分からないが、ホスタの間から葉がイガイガの植物が出ていたのと、隣にラベンダーがあり、それがまた大盛況なくらい大きくなってしまい、ホスタの肩身が狭くなっていた。

ラベンダーを剪定した際に見てみると、葉がボロボロな部分もあったりして(;o;)

ラベンダーに近い方(つまり花をつけてない方)を植え替えした方が良いか悩む。

 

 

友達の在り方。

昨日の今日ではあったものの、メッシ君がまたもややって来た。

 

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今度は街中のギムナジウムに通っている男子を引き連れてきた。

初めて見る顔だが、恐らくは同じ小学校出身のメッシ君の元同級生なのだろう。

小学校時代のメッシ君のクラスの担任はトルコ移民の2世か3世だった。そしてクラス全体が仲が良いという雰囲気だった。もし、倅が彼と同じクラスだったなら、もしかしたら、苛めはなかったかもしれない?

・・・まあ、それは「たら」「れば」の話ではあるが。

ところで元同級生で先週末に誕生日会に招待してくれたL君もそうだけれど、男子というのは、一度気に入ると、しょっちゅうつるみたくなるものなのだろうか。

引っ越し前のL君は、ほぼ毎日うちに遊びに来ていて、終いには、倅と一緒に課題までやっていた。

 

丁度倅も試験勉強が終わりつつあった頃だったのと、16時過ぎだったので、1時間だけという条件で外出を許す事にした。

1時間経った頃に、今回はメッシ君の電話で倅がかけてきた。

「あともう少し遊びたい」

と言うので、では30分だけ許した。それ以降は無理だよと話した。

 

家を出る前に倅の時計もちゃんと時刻が合っているし、メッシ君とその友達の携帯も電池が満タンになっているのを確認した。

試験に関しては、実は倅はそんなに余裕があるわけではない。

けれど、こうやって遊びに誘ってくる友達がいるのは、親としては嬉しかったりする。

 

夏休み前に学校から「生徒の特性の為の配慮」を申請するにあたり、病院で最新の診断書が必要だと言われた。

それで病院で予約を取り、倅と私は別々の部屋に分かれて、あれこれ質問に応えた。

その後、学校用、保護者用、本人用とそれぞれ質問要項を記載するように促されたのだが、それには友達の人数や、どのくらい頻度で放課後を共にするかを書く欄があった。

それでざっと数えてみると、少なくとも5人以上いるのが分かった。

そういえば、学校祭の時に一緒に参加したら、ハイタッチで挨拶をした男子がいたり(倅は名前を知らないらしいが、部活動で一緒なんだとか)、クラスの女子が、わざわざ倅の所に来て、挨拶をして去って行ったりしていたのを見ると、嫌われているわけではないんだろうなと思う。

大人(教師)が見る印象と子供同士とでは違うというのがよく分かる。

 

※※今回はちゃんと時間通りに戻って来ました。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

 

月見団子を作った後日、大福を作ってみた。

残念ながら、初大福は失敗に終わったので、リベンジしてみた。

今度は上手くいった。

 

オクトーバーフェスト開幕+倅の話。

いつものように、恒例の土曜日の日本語補習校の為にミュンヘンまで赴いた。

どうやら今日(9月21日)からオクトーバーフェストらしい。

 



 

沢山の人達が民族衣装を着て、ウキウキした足取りで、会場に向かっていた。

 

その昔、ビールを飲まない私と下戸の夫がオクトーバーフェストに行った時、1リットルのビールジョッキが幾つも置かれてあるテーブルで飲んでいた酔っぱらいに

「飲めねえ奴がなんで来るんだ!」

と絡まれた事があった。

確かに(*゚▽゚)ノ

楽しいから良かったけどw

酔っ払って大の字になって寝ている革ズボンの女子がいたり、夫は鍵を失くして慌てた事もあったっけ。

 

ようやく帰宅して、ご飯を作っていたら、地元の中学校に通っているクラスは違っていたが、小学校時代に時々一緒に遊んでいた男子が倅を呼びに来た。

いやいや、あと30分くらいで19時だよ。

「明日の15時じゃ駄目なの?」

と聞くと、僕も30分くらいしか遊べない。お願い!!と言う。

じゃあ、30分だけだよと話し、倅を外に出した。

 

アルゼンチンのサッカー選手メッシ似のトルコ男子の彼は、悪い子ではなさそうだが、前回一緒に遊んだ時、30分と言いながら、3時間も外で遊んでいたので、ちょっと心配ではある。

その時は夏で、夜も長い間明るかったが、今回は状況が違う。

とはいえ、外はまだ明るいし、スケートボードで遊べる場所があり、恐らくそこに行っているのだと思う。

 

・・・そんな事を書いている内に、外は暗くなってきた。

もう20時を過ぎている。

それであちこち探し回り、結局メッシ君のお宅に行く事にした。

苗字を知っていたのと、以前、彼の母親から家を教えてもらっていたのが幸いだった。

呼び鈴を鳴らすと、メッシ君の兄がドア越しに

「どなたですか」

と話して来た。倅の母親ですが、これこれこういう事情で倅を探しているので、メッシ君の親とお話がしたい。と言うと、母親は出かけていて不在との事。

ではメッシ君と連絡を取りたいので、電話をかけてもらえないか。

倅はメッシ君に連れられて遊びに出かけているので、一緒にいると思う。夕食の時間なのに帰って来ないので、早く帰ってくるように伝えてほしい。とドア越しに言うと、暫く電話をかけてくれていたようだが、

「電話に出ない。ちょっと中に入ってきてくれませんか」

とドアが開いた。

飼い猫がいるので、ドアを開けれなかったと言われ、メッシ君の電話番号を教えてもらった。

それからお礼を言って、外に出てすぐに電話をかけた。

すると折り返し、向こうから電話がかかって来た。

それで少し話す。

どうやら倅の腕時計が止まっていたらしく、まさかこんなに遅くなっているとは思ってもみなかった。そしてメッシ君のスマホも電池切れになりそうだったので、電話に出れなかったらしい。

私はかなり冷静に話をした。

「もうちょっと明るい内だったら良かったのだけど、流石にこんなに暗くなるまで中学生が外で遊んでいては危ないよ。君達をとても心配している。こんなに遅くなるのなら、倅の外出は許可できない」

 

家の前で待っていると、倅が神妙な表情で帰ってきた。

門限を守れないのは良くないので、当分は本当に18時以降の外出は無しとする。

今は冬が近くなって来ていて暗くなるのも早いし、夜になってもフラフラしている子供を見ると他人事ながら心配になる。

なんだか今日は長い1日だった。

 

 

 

 

 

 

MANGAはどちら開きなのか検証してみた。

少し前に観た動画。

 


www.youtube.com

 

さて皆さんはどう感じたでしょうか。

 

今や世界中で愛読されている日本の漫画(MANGA)。

BL本も書店に並んでいて、普通に買える。

 

いやはや、凄い世の中になったなと思っていたけれど、学校の図書室に置かない理由の1つが右開きだからって嘘だろって呆れてしまう。

因みに娘に動画を見せると

「本の内容は不適切とは思わないよ。ライトなBLだもん。LGBTQ+が盛んな国とは思えれない発言だわ」

と驚いていた。

とはいえ、BL本を学校の図書室に置くかどうかで議論って、昔では考えられなかったな。そもそも置くという選択肢すら生まれなかっただろうし。

 

確かに、いつも左開きしか読んだ事のない人にとっては、逆から読むのは大変なのかもしれない。

そう考えると、日本って凄いよね。

右開きでも左開きでも縦書きでも横書きでも、臨機応変に読み方を変えれるのだもの。

その昔、ドイツ語講師の研修会で、日本の教科書の話をすると驚かれたものだ。(縦書きと横書きでは教科書の開き口が違う)

しかし漫画の普及と共に、それもまた若い人達にとっては、当たり前になってきているのではないだろうか。

 

というわけで、ちょっと検証。

 

こちら人気漫画『マッシュル』第1巻のドイツ語版と日本語版。

大きさや色が違いますね。

 

日本語版

 

ドイツ語版

 

確かに右開きとなっている。

そこに翻訳されたドイツ語が普通に横書きで載せてある。

 

娘の友達のドイツ人は漫画を読まない。

彼女が漫画を初めて手にした時は、逆に開いて普通に横書きのドイツ語を左から右に読まないといけない事に戸惑ったそうだ。

それでもすぐに慣れたようだが。

 

現在、子供等の学校では毎週月曜日は漫画デーとして、図書室に漫画を置くようにしている。

配置する前に、どの漫画がどの学年迄に相応しいかを、本好きの11年生(高2)が実際に手に取って読んで決定しているのだそうだ。

大人の考えばかりではなく、子供の生の声を聞くのは良いと思う。

 

 

 

 

感情豊かだよね〜。

・・・いやもう、そっとしておいてあげて💦

 

ドイツでは宗教の時間がある。

カトリックかプロテスタントか倫理のどれかを選べれる。

一部の小学校では余分の時間に、イスラム教も受けれるようになっているが、大抵は上記の3つから選ぶようになる。

我が家のように洗礼をしていなくても、親の1人がプロテスタントだからプロテスタントの授業を受ける子供もいれば、自分はカトリックだけれど信仰をしていないので倫理を選ぶという子供もいる。

因みに途中で替える事も可能らしい。

多分、宗教に関しては、そこまで重要視はされていないからというのもあるだろうけれど。

 

※※※※※

 

さて木曜日、6年生の倅のクラスで学級委員選出の為の選挙が行われた。

前回の話では、ウクライナ男子イワン(仮名)君が立候補したと書いた。

男子ではその他にもデイズニー(仮名)君が推薦したアルバニア男子意地悪君、そして女子では前年度も学級委員をやった女子と新規立候補した女子の4人がプレゼンを行う予定だった。

しかし意地悪君は、昨年度から続く素行の悪さもあって、自ら出馬を辞退。

その代わり、推薦人のデイズニー(仮名)君が出馬を余儀なくされた。

結果はデイズニー(仮名)君と前年度の学級委員女子が学級委員となった。

倅は誰にも投票したくなく、寧ろ白紙で出したかったらしい。

というのも、前年度、イワン(仮名)君に投票したのを後悔するくらい、クラス運営が宜しくなかった。どのくらい宜しくなかったかというと、クラスの半分の男子を敵に回すくらい酷かった。

しかし、それでも一縷の希望を託し、もう1人の候補者(意地悪君と徒党を組んでいるし、倅とも相性が良くない)よりはマシかとイワン(仮名)君に投票したが、結果的にデイズニー(仮名)君になった。

まあ、学級委員といっても、まだ子供だからなあ。。。そんな内からより良いクラス運営なんて無理な気もするけど、、

 

敗れたイワン(仮名)君は、ショックで泣いたらしい。

それを聞いた娘が

「うちのリーダー君なんて、もっと低い票だったんだし。それに比べればマシじゃんね」

と言っていた。

てか、小4の時も学級委員に選ばれなくて、悔しくて泣いていた男子がいたよな、、(~_~;)

どうもこちらの男子って、女子以上に泣いているイメージがある。

なんというか、アニメでも学級委員とか生徒会長とかの選挙で、熱い戦いをするシーンがあるし、大人が考えている以上に誉高いものなのかもな。

 

 

風見鶏君関連↓

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イワン君関連↓

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意地悪君関連↓

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お団子に初挑戦。

WhatsApp の日本人の友達のグループチャットで話していると、中秋の満月でお団子を作ったと誰かが書いていた。

話によると、スーパームーンは今日(9月18日)なんだとか。

というわけで、お団子に初挑戦してみた。

 

お団子が作れる粉を持っていなかったので、近所の亜細亜店で購入。

まず小豆から餡子を作る。(餡子もなかったので)

幸いにして、今日は婦人科検診後は何も予定がなかったので、小豆を湯がし、餡子を作った。

 

娘が帰ってきた。

日本語の宿題を手伝いながら、晩御飯を作った。

それから団子を作った。

 

 

初めて作った感想

団子が硬かった(^◇^;)

 

娘は補習校で作った事があるそうで、結構時間がかかったと言っていた。

「水の調整が難しいんだよね」

きちんと測ったにも関わらず、硬くなってしまった。むむむ、、、

まあ、見た目は悪くないんだけどね。

まだ材料があるので、何回かやってみようっと。