娘にスマホを持たせてから、ほぼ毎日、下校時にはフェイスタイムで連絡が入る。
木曜日の会話。
「私が帰ろうとしていたら、倅君の同級生らしき男子が2人(金髪欧州系、黒髪アラブ系)やって来て、倅のお姉ちゃんかと聞いてきた」
そうだと答えると、金髪の方は👍としながら
「倅はめっちゃ良い奴ですね」
「最高です!」
と黒髪が🤘としながら言ってくれたらしい。
キョトンとした娘。
それでもお礼を言って、嬉しくなってフェイスタイムをしてくれた。
ちょっと前の記事で、倅の自閉症の特性が強く出てしまい、授業がやりにくかったと国語の先生から言われた話を書いた。
その件に関しては、こちらの記事をどうぞ↓
chiriyama-nikki.hatenadiary.com
それで木曜日の夜に行われる個人面談は、何を言われるか分からないから非常に憂鬱だった。
どうせまた倅について問題点のみを指摘されるのだろうな。
気持ちを強く持とうにも胃痛がしてどうしようもなかった、が、娘からのフェイスタイムで、一気に吹っ飛んだ。いい加減、単純だなあ、、(^_^;)
誰かは知らないけれど、倅をそんな風に評価してくれて、とても嬉しかったし感謝した。
そして赴いた個人面談。
自分が思っていた程の状況ではなかったようだ。
副担任の先生が感情的になって書いた部分もあったのだろう。夫が
「不安になった妻から朝の4時に先生からのメールを見せられた」
と言った事で、先生から謝罪を受けた。
「そんなに重く受け止める必要はないですよ」
と言われた。
先生的には、倅がよく1人でいるのが心配らしい。
更に上記の記事での件は、倅にとっても1日中引きずる悲しみだったようで、学食で見かけた美術の先生が心配して声をかけてくれた程だったという。(倅は彼女には真相を告げず、気丈に振舞ったらしいが、、、それが余計に心配される結果となったようだ)
苛めではないが、ぼっちだとそんな風に見えてしまうようだった。
まあ、傍からはそんな風に見えるかもだけど、、
今回は苛めではないし、元来ぼっちでも平気なので、そこは心配ご無用だけど、そんな風に気にかけてくれているのが意外だったし、ちょっと嬉しかった。
多分、一般的にドイツも苛めを受けたり自殺してしまう子供も多いから、標的に遭いやすいタイプの倅を気にかけてくれているのだろうな。。。
それで上記の男子2名の事も話した。
あと、自閉症センターの職員が5月中旬には見学に来るので、その後具体的な対策が話されるだろうと夫が副担任や担任に告げ、彼女達はそれぞれ安心したようだった。
それから授業態度と学力に関しても話を伺ってみた。
これに関しては、親としては胸を撫で下ろす結果となった。
国語(ドイツ語):
勉強熱心で授業態度は真面目。
恐らく、クラスで一番物知りだろうという事。
予期せぬ事があった時に自閉症の特性が出て、切り替えが難しい。
暴力とか暴言や暴れる等して授業を邪魔をしているわけではないが、1人で抱えてしまうから、見ていて痛々しい。
研究発表等、自分で準備して発言をする事が得意。
数学:
数学に関しては、自宅で家族総出で勉強を教えたのだが、それでも思った以上には点が取れていなかった。orz
どうやら数学が苦手で授業も上の空になる事があり、先生が
「いつ戻ってくるんだろう」
と思うらしい。
英語:
かなり良い評価をもらえた。
クラスの担任でもある先生は、現在の席(ドア寄りの1番前)が理想的だろうと言っていた。
英語が得意なので、授業も楽しんでいるようだ。
共同作業が苦手のようだから、そんな時は、先生と一緒にしている。
「ギムナジウムに入ったら、教科毎に先生が違うし、教室も移動しなければならない。確かに黒板に書く時に、物を落としたり無くしたりもあるけれど、それでも倅君はよく頑張っている。私達教師陣もちゃんとフォローしているし、倅君なりのペースで1人でこなせるようになってきているから大丈夫ですよ」
こんな力強い言葉をかけられて、私は感激して泣いてしまった。
先生も1人の「母親」だからか、もらい泣きしていた。
幼稚園でも療育園でも2番目の小学校でも1番目の学校で行った学童でもネガテイブな事しか言われなかった。
しかも国語の先生で副担任の授業での一件があったから、どんな評価がくるかと身構えていたので、意外な評価でとても嬉しかった。
学級運営に関して疑問に思う点もなきにしもあらず。
今後、どういう展開になるのかが気にはなるが、ひとまずは倅にとって良い方向に行っているようにも思うから注意深く見守ってみるつもりだ。
美術:
授業態度は真面目できちんと指示に従っている。
ぼっちなのが気になる。
体育:
ひたすら褒めてもらえた。
娘の方の個人面談もあったが、こちらは特筆すべき点はなく、、フランス語に関しては、相性が悪かったとしか言いようがないが、それ以外は大丈夫だと言われた。
授業態度も真面目で、勉強熱心だとの事。
美術と情報の先生から、自分達の専門分野を目指してはどうかと、さり気ないアプローチもあった。特に美術に至っては、才能があるのだから、保護者は本人が望むなら、芸術方面のサポートをするべきだと強く勧められた。
英語と国語も、それぞれに高評価を頂いた。
娘の場合は、ああ見えて学校では結構無理しているかもしれない。
なので、家ではかなりのんびりさせている。
勉強も自分のペースでやっているので、私からは日本語の宿題くらいしか勉強の促しはしていない。
本人が必要だと感じた時に、適切なサポートをする方が良いのだろうな。