ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

闘う娘ちゃん。

 

昔から娘は私に似て、人に利用されやすかったり、我儘な人によく絡まれたりしていた。

そういった輩は利用しやすい人間を嗅覚で嗅ぎ分けるのだろうか。

とにかく一定数、そういったタイプの知り合いがいて、小さい頃は被害が多かった。彼女等と遊ぶ度に、こちらが不愉快になったものだ。

 

例えば、我儘女子Aと一緒に遊んでいたのに、いつの間にか、娘だけそこで置いてけぼりになっていた。驚いて傍に行って聞くと、仏頂面の娘は「眠いの!」と言う。

よくよく聞いてみると、Aが突然「あんたはここで寝てろ!」と言い放ち、自分はさっさと他の友達を見付けて、遊びに行ってしまった。

それで娘に

「じゃあ、一緒にご飯を食べよう」

と促して、あちらの親が恐縮しても構わず、さっさと家に帰った。

何回かそういう事があったので、それからは、向こうからアプローチがあっても、のらりくらりと交わして距離を置いた。

我儘女子Bと一緒に遊びに行ったと思ったら、1人で帰ってきた。

なんでもBの友達と途中で合流したらしく、

「もう用済みだから帰っていいよ」

と言われたらしい。

このBとはギムナジウムに進学した頃も付き合いがあり、毎日のようにチャットが来ていたが、最近彼氏が出来たようで、それ以来、パッタリと連絡が途絶えたようだ。

我儘女子Cの場合は、席替えをしてくれと言うのでしてあげたら、そこから無視をされたりもあった。1人きりの時は、娘に擦り寄ってくるくせに、自分と仲が良い人が傍にいると途端に横柄な態度に変貌する事もあったようだ。

 

私なんかでも、マウントを取られたり、仕事を取られたり、役職を出し抜かれたり、友達を取られたり、私1人、友達同士の集まりに呼ばれなかったり、そして言わなくても良いのに、呼ばれた1人がそれをわざわざ言ってくれたりして、まあ、大人になってからも色々あった。

人間関係って、マジで面倒臭い。

 

なので、娘が奮闘しているのを見ると、応援したくなるのだよ。

 

今のクラスは居心地が悪いわけではないが、それでも相性が合わない人もいて、そういう人とも上手く付き合っていかねばならない。

最近では娘も自分で攻略法を編み出しているようで、傷付く前に上手く立ち回れるようになっていっているようだ。

人によって、それぞれ苦手なタイプがあると思う。

苦手なタイプは自分を成長する為に必要な人なのだと聞いた事がある。

ある時は逃げずに立ち向かい、またある時は上手く交わしながら、悠々と生きていけれたらと願っている。