長期ロックダウン当時、オンライン授業をする為に、各家庭で余儀なく持たされたマイクロソフトのteamsの中に付いているチャットは、現在でも娘のギムナジウムのクラスメートとの交流の場として使われている。
Teamsは重いし、余計な機能があり過ぎて大嫌いなツールではあるが、WhatsAppを持っていない娘には、割と重要なツールとなっている。
娘の方から連絡をする事は滅多にないのだが、友達からあれこれ連絡が入り、それにより情報収集も早目にできる。
学校は、独自のリンクを持っていて、それは親のみが閲覧できるものではあるが、そこで自分のクラスは何組で、担任は誰かというのを直ぐに知る事ができる。
友達がチャットで教えてくれたそうで、早速、娘と2人でリンク先に飛んでみる。
皆、どうやって知るんだろうと呆れるくらい、分かりにくい場所にそれらの情報が記されていた。
娘のクラスは前年度の持ち上がりとなるようだ。
教えてくれた友達は、今のクラスではなく、別のクラスに行きたいらしい。
彼女をよく知っている先生が、別のクラスの担任で、そこは皆楽しく和気藹々としているように見えるからだ。
その人自身が社交的な場合、それぞれバラバラなように見える現在のクラスは好きではないだろうなと思う。
彼女曰く、もっとプライベートでも、クラス単位で一緒に遊びたいのだそうだ。
そんな風に働きかけても、ちっともそういう方向に行かないから、とても残念に思うらしい。
さて、その彼女も含めて、別の友達からも
「元気?夏休みは何をしていたの?」
というお決まりの挨拶smsが、娘に届いた。
そういうメールに、同じ文面を繰り返し打って送る娘。
『元気だよ。何にもせずにダラダラした夏休みで楽しかった❤️』
友達は、それぞれ里帰りしたり、旅行をしたらしい。
そして、どの子供のメールも『楽しかった』という一文が添えられていた。
親としては、その一言が1番嬉しいものだ。
どの人であっても、自分が楽しいと思えるなら、その環境に適合しているという事なのか。
娘のように、人に気を使う分疲れやすく、人が多い所が苦手な場合は、休暇は疲れを取るのに最適なのだろう。
そんな娘は、日本への一時帰国が楽しみの1つなのだという。
ゆるゆるプランで国内観光をしたり、美味しい物を食べて、祖母や親戚、それから文通友達とも会って遊べたり、やっぱりノンビリ過ごせれるから好きなのだと。
我儘を言って祖母に叱られた事も、怪我や病気をして泣いた事も、懐かしくも良い思い出となっているようだ。
いつかまた日本の地を踏めれたら良いね。