ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

ネットいじめ。

 

ネットいじめとは、SNS上で繰り広げられる苛めの事だ。

誰が書いたか分からない場合もあるが、クラス内の共通チャットだと、悪口を書いている相手の名前や携帯番号が表示されたりするので、おおよその見当がつく。

知人の娘さんは、WhatsAppに入ったが、彼女が知らない所で彼女の悪口を書く専用のチャットを開設されていたらしい。

欠席した時に、嘘の情報を流され、試験対策ができなかった事もあったそうだ。

こういったネットいじめは酷くなると、収拾がつかなくなり、悪口を書かれた本人が心を病んでしまい、自殺してしまう事もある。

学校は定期的に講習を持ち、保護者へ危険性を呼びかけている。

 

娘は9年生(中3)になるまで、スマートフォンを所持していなかった。

その代わり、タブレットを持っており、567禍から学校がマイクロソフトのTeamsを開設し、そこでのチャットを時々利用している。

この度、スマートフォンを持つにあたり、友達に報告すると、大変喜ばれ、すぐさまWhatsAppのグループチャットに招待されたらしい。

本人は殆ど利用しない。というか、相手から何かしら連絡が来たら、それに短い文章で答えるくらいにとどめている。

 

そして、そういえば、、、と昔話を最近してくれたのだ。

 

知らぬが仏 で、別にわざわざ知らせてくれなくても良いのに、お節介にも、誰かが娘の悪口をチャットで流していたと教えてくれる同級生がいたようだ。

これに関しては、何故、そのような話をしてくれるのか分からないが(知らなかったら、モヤモヤする必要ないのに)、彼にとっては悩んで迷った挙句の告白だったのかもしれない。

結局は、娘にとってはどうでも良いと一蹴された出来事だったようで、すっかり忘れていたらしい。

娘は幸いにして、モヤモヤする事もなく、そして忘れるくらいどうでも良い部類と見なしていたが、親としては穏やかではない。

もう終わった事だし、クラスも変わり、新しい環境に居心地の良さを覚えている彼女なので、思い出話の1つにでもすれば良いのかもしれないが。

子供にスマホを持たせるにあたり、親はこういった事柄にも充分に注意を向ける必要があるのだろうなあと思う。