ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

保護者面談。

12月7日の夜は学校の保護者面談日だった。

今回は子供2人の各教科毎の先生との面談となるので、オンラインで面談時間を取り決めるにあたり、段取り良く決めなければならなかった。特に競争率の高い、国語、数学、英語、フランス語は秒単位で空欄がなくなる。熾烈を極めた。

倅の副担任であり国語(ドイツ語)の先生は、娘のフランス語の先生でもあり、10分の間を挟んで2人で20分の時間を取ったが、少し前からインフルエンザでお休みされていて、結局彼女との面談は無しになった。

急にぽっかり空いてしまった時間ができた。娘の情報科学の先生が

「俺、時間があるからケーキを一杯食べるんだ〜。もし良かったら、来てね❤️」

と皆に宣伝していたそうなので、夫とそこに行ってみた。

先日育休期間を終えたばかりの、見た目がとっても若そうなにひちゃん先生だった。旧東ドイツ出身で、プログラミングの話で夫と大いに盛り上がっていた。

 

生徒会がケーキとお茶の提供をしていて、空き時間はそこで軽食が採れる。

にひちゃん先生もフラフラやって来たので、夫がコーヒーを招待して、プログラミングの話の続きをして盛り上がった。

 

娘に関する評価は、どれも良かった。

字をもっと丁寧に書こうねというのと、フランス語が余りにもできないのを除けば、先生やクラスから、とても良い評価を得られた。

筆記試験のケアレスミスや勘違いミスでの失点もあるが、普段の授業態度はそれ以上に良かったのが嬉しかった。

 

さて気になる倅の評価だが、担任から個性的だが、クラスでの問題行動はないと言われた。しかし発達障害故に、授業での理解力が困難な時があると指摘を受けた。

医者の診断書を提示すると配慮が得られるから、そういったサポートを受けてみたらどうかとも言われた。

小学校時代に情緒面でスクールカウンセラーに世話になった。あの先生がいなかったら、今頃倅はここにいなかっただろう。

今回は学習面でサポートをお願いする事になりそうだ。その為、担任に言われるまでもなく、既に予約時間を確保していたので、丁度良かった。

その事を担任に話すと、気にかけてくれていたようで、彼女も安心したような表情を見せた。

夫は少々話し過ぎる所があり、その為、時間切れで肝心の子供の学校での状況を話してもらえなくなってしまうので、時々、私が先導して良かったと思う。

どの先生にも大体似たような事を言われたが、1番最後の生活指導であり、倅の体育の先生は少々変わっていた。

彼の倅に対する評価はひたすら良いものだった。また

「5年生の最初の半年間は学校に慣れる事が重要で、それからペースを掴んでいくようになる」

と言われた。2人の子供等はどちらも喜んで学校に通っていると話すと、それが最重要だとばかりに大きく頷いていた。

 

家に帰ると、子供等が今か今かと待ち構えており、夫がそれぞれに話をしていた。

倅へは少々厳しめに話していて、それで彼は相当しょげていた。

ドイツ的なニュアンスと日本的なニュアンスの違いもあるのだろうが、私の中では、1番最後の体育の先生の評価がとてもありがたかったし、励みになった。

だから後で倅にその事を話し、安心させた。

具体的な対策として本の音読と教科書をベースに何度も予習復習するという、いつもやっている事を再認識させた。ワーキングメモリの強化が重要となる。

 

倅にしても娘にしても、体育や美術は評価が高い。

こういったものは努力だけでは難しい部分がある。

発想の面白さが高評価に繋がる時もある。

例えば、娘は生物の授業の一環で、アレルギーについて漫画を描いた。漫画を描くのはお手のものなので、コマ割りが見やすく、色使いに工夫があり、それが好評だった。

例えば、倅のクラスのリサイクルクリスマスバザーの商品は、倅が提案したペットボトルで作る人形に決まったようだ。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

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実際、Teams内のチャットで現物を写メして送ったら、本当に採用になった。

 

まだまだ課題は多いが、クリスマス休暇までに何とか頑張れたらと思っている。