ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

ヒーローは忙しい、のだ。

 

今日は余りに寒すぎて、暖炉に火を点けてしまった。

そんなドイツだが、来週にはまた気温が上がるようだ。待ち遠しいなε-(´∀`; )

 

さて娘クラスにはエモ君という男子生徒がいて、彼は8年生辺りで落第して、娘達と同級生になった。

ドイツではこういった事が多い。

多いと書くと語弊があるのかもしれないが、よく聞くので、割と多いのではないかと思う。

落第とか留年と書くと日本では、恐らく素行等の問題があって落とされる、みたいに思われるだろうが、試験がとにかく厳しいので、容赦なく落とされるんだな(−_−;)

小学校を1年遅らせて入学させるのもアリなので、気が付くと、いつの間にか、自分より年上の子が下級生になっていたという例もある。

しかしこれは個人的には悪いとは思わない。

寧ろ、子供の能力や発達を考えた上でのものだから、良いのではないか。

倅の小学校3〜4年時代は、例えば、1年遅らせて入学したと言うと、クラスメートに馬鹿にされたりして、それが嫌で倅は隠していたが、高学年になると、そんな事は関係なくなってくる。

倅のクラスでも、既にもう1回5年生をやっている子や、年度途中で落第してきた子もいるが、誰も馬鹿になんてしない。因みにそれでも駄目なら、翌年はレベルを下げて別の学校に転校する。

それは誰にでも起こり得る事なので、明日は我が身と受け止めて、それまでは何とか頑張っていかねばならない。

 

さてエモ君は、確かに現在、娘の同級生ではあるが、元クラスメートである上級生にも友達がいるし、生徒会役員にもなっているので、顔が広く、そして信頼も厚いようだ。

 

そんな彼はいつもギリギリに登校してくるが、その日は更に遅かったようで、1時間目のフランス語の授業が既に始まっていた。

エモ君曰く、ヒーローにならなければいけなかったというのも、道端でラリってへたっていた人を助ける為に救急車を呼んだらしい。

「以前、実習で救急介護の勉強をしていたのが役に立った」

 

勉強は苦手かもしれないけれど、機転を効かせ、状況をきちんと把握した上で人助けができるのは、立派だと思う。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

サワークリームが余っていたので、それを入れてブルーベリーケーキを作ってみた。

軽くて美味しかった。

 

 

 

エモ君関連の漫画↓

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