ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

子供社会も難しい。

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倅が授業中に騒いでしまったそうだ。

どうして騒いだのか尋ねると、授業中に発言しようとして挙手をしたのに、一向に当ててくれないので、終いには大きな声で騒いでしまったという事だった。やれやれ

それで罰として、『授業中に騒ぎません。』という文章を30回書かされたらしいが、その時、違うクラスで倅に意地悪をする男子生徒がやって来たそうだ。

何をしてるのかと聞かれて、渋々話すと

「じゃあ、俺が良いアイデアをあげよう。授業中は静かにしてろ」

と真っ当な事を言うではないか。

しかしその後、彼が嫌っている相手が倅クラスにいるらしく、その子供の名前を出して

「お前が静かにしていたら、騒ぐあいつが目立つから、絶対に奴が罰を受けて30回書かされる事になる筈だ」

と続けていた。

 

何があったのか知らないけど、お前の嫌いな子供を陥れる為に、うちの倅を使うなって💢

 

意地悪君はいつも倅や倅クラスの男子に意地悪をしたり、仲間を使って、倅クラスの男子の眼鏡を壊したりと乱暴を働いていて(この時も、上記の嫌いな子の名前を出して、あいつが壊した、みたいな事を言っていたらしい)、しかも結構ずる賢いようで、自分を被害者に仕立て上げるのも上手い。

倅はこの意地悪君とちょくちょく問題があるようで、先日行われたオンライン面談で、担任から一方的に悪者扱いされて報告を受けたが、結局、第三者から、倅は手を出していない。寧ろ被害者だと証言があったばかりだ。


最近は、やられたらやり返せという、昔のやり方ではないらしく、やられたら即先生に言いつけて欲しいと言われている。

保育や教育関係に従事している妹に相談したら、

「その方が先生も助かる。倅君だけでなく、他の子からも苦情が来たら、先生も相手を特定しやすい」

と言っていた。

最近では陰湿な苛めもあるから、子供社会もなかなかに難しい。

 

先日、友達と電話で、親が毎回助けるわけにはいかないし、(どこまで助けた方が良いのかの判断が難しい時がある)こういった問題は何処にでもあるのだから、多かれ少なかれ体験する事になる。結局は自分が知恵を働かせて克服しないといけない。社会生活の中で他者との付き合いを自分が学んで、自分で解決の道を見つけるしかないのだろうねと話したばかりだ。


苛めや不登校の経験がある自分が言うのはおかしいかもしれないが、揉まれないと人間は成長できない事もあると思う。勿論、怪我や死に追いやるような酷い苛めには即対応し、逃げなければならないが。


この小さな街にだって、様々な境遇の、色々な人間がいるのだから、楽しい嬉しいばかりの人生にはならない。

その中で、強く逞しく成長していくようになるには、ある程度の苦労は必要なんだと思う。