ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

全てが経験になっていくんだよなあ。

引越しに伴い、倅は隣の学区の小学校に転校した。

幸いな事に、クラスメートには恵まれ、前の小学校や学童での嫌な出来事が信じられないくらいだ。

以前は登校を嫌がり、毎日引きずって行かせていたが、今は風邪で欠席する時に休みたくないと言って泣いている。

前の学校や学童では、自分はいなくなった方が皆の為に良いのだとすら感じていたらしい。

だから、もう学童に行かなくても良いと話した時には、安堵の表情を浮かべていた。

それもあるから、今回の学校では学童に行かせるつもりは始めからなかった。

確かに行ってくれた方が私も就活がしやすくなるが、せめて倅が小学校の間は、学童に行かなくても良いと思うようになった。

今は時々舞い込んでくる仕事の案件の殆どを断っている。

 

最近になって、倅から、隣のクラスの子供から意地悪をされるとかの話をチラホラ聞くようになってきた。

しかし、前の学校の時と状況が明らかに異なっているのは、意地悪をする子供に一緒に立ち向かう仲間が倅にはいる事だ。

また、倅の世界に付き合ってくれる子もいるようだから、心からありがとうと言いたい。

 

今日は、ハロウインパーテイが小学校のクラスであった。

倅はヴァンパイヤのお面をつけて、皆を驚かせながら飴を配ったそうだ。

お菓子も仮装も希望制で、やりたい子供だけがしたらしい。

先生は魔女に扮したそうだ。別嬪さんなので、さぞかし似合っていただろう。

 

現在は娘の方が人間関係が難しくなってきている。

毎週末に行っている日本語補習校では孤独に感じるようで、先週末の放課後、校舎から出てきた時は顔が曇っていた。

娘の場合、なんとなく一緒にはいるが、努めて自分から話しかけたりしないのがまずいのかもしれない。

私といる時みたいに、補習校の友達とベラベラ話すのを聞いた事がない。

その子達は仲間内ではこっそりドイツ語で話すそうで、そこを日本語で話しかけるのは顰蹙を買ってしまうのだろうか。それで娘も合わせてドイツ語で相槌を打ったりしているらしい。

ともあれ、別にシカトをされているわけでも苛めに遭っているわけでもないので、こちらは娘の気持ちを受け止めながら、見守っていくしかない。

 

なんというか、今迄がラッキーだっただけなのかもしれない。

なんやかんやあっても、グループに入れてくれたり、一緒に遊んだりしていたから。

しかし、思春期に入ると、気が合う人をそれぞれ見つけるようになるから、これまでのような付き合いをしなくなってくる。

現地校なんかでも、仲良しだった友達とはクラスが離れてしまい、現在は、新しいクラスの中で気が合いそうな子と一緒にいるようだ。

小学校時代に仲良しだった子の場合も、習い事を辞めたり学校が変わったり、更に引っ越しでwifiが思うように使えず、チャットもできない状態になっている今は、こちらの交流も途絶えてしまっているようだ。

 

まぁね、これからだからなあ。。

 

縁があれば、また付き合いも復活するだろうし、何があっても交流は続くと思う。

順風満帆な時ばかりじゃないからね。

世の中全てバランスだから。

良い事も悪い事も、全てが経験になって肥やしになって成長に繋がっていければ良いね。