ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

プフィングステン休暇最終日 2023

数日前にミュンヘン交通博物館に行った後から、疲れが出たのか、原因不明の腹痛で床に臥せっている。月曜日には病院にて診察してもらう予定だ。

私が絶不調で居間のソファに転がっていると、子供達が随分心配してくれた。

家事や料理が苦手な娘は、それでも頑張って米を炊き、有りえない状態にしてくれた。

やっぱり炊飯器を買うべきだろうか。

そんなわけで、失敗してからは、体調が良い時に私が料理を作っているが、これからはこういう事を考えて、基本的な料理は教えていった方が良いな。

 

倅は、今迄勉強を渋っていたのに、自ら進んでやり始めた。

あれ程苦手でやりたがらなかった本読みまでしっかりやり、それについての文章を日本語で書いた。

 

さて、昨日も居間でヘタれていると、最近よく遊ぶアラブ系の友達がやって来た。

本当は我が家でX-BOXをしたかったようだが、私がこの状態なので、娘が対応してくれ、倅がミニカーを持って彼の家に行く事に決まったようだった。

まあ、彼のお母さんは他所様の家に息子を遊びに行かせたくない、それよりは自分の家に遊びに来させた方が良いと考えていると倅を通して聞いているので、それはそれで良いのかもとも思う。

一応、帰ってくる時間帯を話して、外に出させた。

 

倅は少し時間を早めて帰宅してきたが、どんな事をして遊んだのか話してくれた。

この少年S君とは仲良く遊べていたが、その内、彼の隣に住んでいる、これまたアラブ系男子が加わってサッカーを始めた。

すると5年生くらいのアラブ系男子2名が、またやって来て、そのサッカーに加わってきた。

しかし、そこから雲行きが怪しくなってきたようだ。

倅の特性故か、アラブ系男子、5年生のアラブ系男子の3人から、倅が絡まれ、悪口を言われ始めたのだ。

S君は

「倅君を苛めるのはやめろよ」

と仲裁に入るほど険悪だったらしい。

その時、S君の親がS君を「ご飯だよ」と呼んで、S君は家に入った。そのタイミングで、倅も家に帰ってきたのだそうだ。

多分、S君のお母さんは機転を利かせたのだろうなと思う。

実際それで倅は帰ってこれたし、S君も問題に巻き込まれずに済んだだろうから。

その後は知らないらしいが、明日からまた学校なので、少々気を揉んでしまう。

夏休みまで、あと7週間だ。

それまで穏便に過ごせるだろうか。

 

つい最近から言語セラピーを受けており、来週からは現地校や補習校、習い事が入ってくるし、更には大量の宿題をこなさなければならないので、恐らく、S君とはこれ程頻繁には遊ばなくはなるだろうが、このS君との出会いも不思議な縁だなあと思う。

倅のクラスには10人ちょっとの男子生徒がいて、その中で喧嘩したり仲良くなったりが繰り返されるのだが、休暇前に信じ難い理由で苛めが始まろうとしたが、その時はスクールカウンセラーの仲裁で治った。

そしてその後は、何事もない状態で仲良く遊んでいるそうだが、こんなのが日常茶飯事だったら、かなり精神的にきついと思う。

その中でいつも一緒に帰るS君とL君とは気が合うのか、喧嘩に発展した事が一度もない。

ロシア系のL君は転校生で、手先が器用だ。

以前、倅が研究発表の準備で助けた事がある。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

それからも仲が良いようだが、L君もどちらかというと、倅に似ていて、揶揄われたり苛められたりしやすいタイプのようだ。

 

そういえば、土曜に行っている補習校にも、倅と仲良くしてくれている男子がいるが、似てるんだよね〜タイプが。

L君はよく分からないが、S君と補習校の男子は、友達が多いようだ。

3人に共通するのは、和み系でいつもニコニコしているタイプ。

倅はきっとこういうタイプと気が合うんだろうな。

それとも誰とでも気が合うタイプだから、倅とも気が合うのかもしれない。

 

明日からまた学校が始まる。

気休めにしかならないけれど、休暇前は塩を撒いたり持たせたりしたくらい大変だった。

明日もちょっと心配だから、塩を持たせた方が良いかな、、