ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

子供の頃に勘違いしていた、ちょっと恥ずかしいこと

お題「子どもの頃に勘違いしていた、ちょっと恥ずかしいこと」

 

私自身が常識というものを余りよく知らないで育ったのだろうが、今考えたら恥ずかしい事が多い。

 

例えば、

夜にインターフォンが鳴るので、出ると、両親の知り合いだった。

「お父さんかお母さんはいる?」

「2人とも、今、おつうやさんの家に行っていて、いません」

 

あとで妹から

「お姉ちゃん、お通夜って人じゃないよ」

と突っ込まれた。

 

母が作る料理は確かに美味しかったのだが、豚肉と鶏肉が殆どだった。

すき焼きはおろか、ビフテキにもビーフシチューにも牛肉は登場しなかった。

いや、ちゃんと分かってるんだよ。

ビフテキやビーフシチューだって、何肉の事を指しているのかって、頭ではちゃんと分かっている筈なんだ。

それでも覚えている味は、牛のそれではなく、豚なんだよなあ、、、

 

娘が2人とも成長し、それぞれに家庭を持ってから、久々にこの話になって、2人で愕然としたのを覚えている。

母に指摘したら、ニヤニヤ笑うだけで、特にコメントはなかった。

 

そんな母に育てられた私達は、純粋な姉と常識人の妹になっていった。

 

小学校2年生のある日、当時遊んでいたリナちゃん人形が病気になった(らしい)。

それで私はリナちゃんを布団に寝かせ、額に濡らした布をあてた。玩具のコップにオレンジジュースを入れてあげた。

翌朝、起きてリナちゃん人形を見てみると、なんとコップのジュースがなくなっているではないか!

急いで妹を起こして見せた。

その後も妄想はどんどん加速化していき、感動した私は、遂に『人形は生きている』というタイトルで作文まで書いてしまった。

妹から「あれは自分がやった」と暴露されるまで、随分長い間、信じていたように思う。

作文には書いたものの、友達に興奮して言いふらしたりしなくて、本当に良かった。

きっと恥の上塗りになっていただろう。