お陰様で、無事に義母の住む街に着きました。
滞在は2泊3日程となりますが、家の用事をしながら過ごそうと思います。
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プフィングステンとは精霊降誕祭であり、復活祭から数えて50日目の祭りで、復活最後の第7日曜日に祝われる。毎年違う移動祭日であり、2023年は5月28日、そして29日も精霊降臨祭月曜日として祭日とする。
キリストの弟子達がエルサレムで宴をしている際に、精霊達が降りてきて、祈りを捧げる彼等の心を満たした。
精霊達に満たされた弟子達は外国語で神を祝福する言葉を話し始めたという。
さてそんなキリスト教の祭日に則って、カトリックであるバイエルン州にある学校は2週間の休暇となっている。
その休暇を利用して、旅行に出かける人も多い。
海外旅行や日本に一時帰国する人もいる。
昨日、ミュンヘン日本語補習校に行く電車の中は、旅行に出かける人達でごった返していた。
帰りは観光客らしき外国人が沢山いた。
どうやら気温も20°以上に上がる日が続くようだし、今回の休暇が1番過ごしやすいのではないか。
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ところで補習校で、嬉しい話が聞けた。
倅の同級生のお母さんと立ち話をしていると、倅の良い評判を聞かされた。
相性の悪い一部の男子から苛めにも似た扱いを受けているし、最近は倅もそれで補習校までも行き渋るようになっていたので、どうしたものかと思っていた。なので他の保護者からそんな風に評価されているとは全く思ってもみなかったので、気持ちがフワフワしてしまった。
この日もまた一部の男子から、不愉快な思いをさせられたらしく、文句を言っていたので、それとなく担任に話をしてみた。
担任曰く、その男子は倅だけでなく、どの子にもそういう態度を取っているように見受けられる。しかしされる方は当然良い気持ちがしない。それを見ている方も同様だ。
つまりは、その男子の方が株を下げている事になると言っていた。
実は土曜日を含む休暇前の3日間は最良の日だった。
それまでは受難ばかりだった。
ある時は現地校でクラスメートの誤解から大変な騒動に巻き込まれそうになったが、スクールカウンセラーが対応してくれ、それで円満解決となった。
しかしその後も別の受難が続き、冗談抜きで、何か悪霊にでも取り憑かれているのだろうか。そういえば、夫もずっと体調不良だし、、、と思い、風水から窓拭きをしてみたり、更には塩をお守り代わりにしてみた程、二進も三進も行かなかった。
気休めにしか過ぎないと思っていたが、それから事態が好転した。
円満解決は本当で、休み時間にも件のクラスメート達と仲良く遊んだり、一緒に弁当を食べているらしい。
また「ちんちゃんちょん」と言って、倅を揶揄った糞チビ眼鏡を、担任ががっつり叱ったらしい。「ちんちゃんちょん」がアジア人蔑視用語だと知らないドイツ人が多いので、まさかの展開に驚いてしまったわ。
休暇前の最終日は学校で映画鑑賞をしたり、宿題もないからノンビリ過ごせれた。
倅の場合は、その特性故に、本当に色々なトラブルに巻き込まれる。
しかし、倅の良さを理解してくれる人もちゃんといるのだと分かった3日間だった。