今日で授業が終わり、2週間のイースター休暇が始まった。
娘のいるギムナジウムでは、前日に人の良い歴史の先生が、兎の耳をつけて登場。
手には卵型のチョコレートが入った袋が握られていた。
先生によっては、こういう粋な事をしてくれるので嬉しい。
イスラム教徒のクラスメートだけはラマダン(断食)中なので、もらったチョコレートを友達にあげていた。
こんなやり取りを微笑ましく思う。
ラマダン期間って、どういうわけか知らないが、テロとか暴動とか起こりやすいと言われてるんだよね。
お腹が空きすぎて、気持ちが荒むのだろうか。
それとも空腹時を狙ってやるんだろうか?(大抵、テロを起こす人も空腹の筈だが・・・)
そもそもラマダンって、平和の為にやるのだろうに。テロなんて矛盾しているよな。
子供達の学校にもウクライナ難民の子供達がやってきた。
倅のクラスにいるロシア女子が、ロシア語で通訳して助けてあげているようだ。
早く戦争が終結してほしいものだ。
考えてみれば、倅達の学校には難民出身の子供達が多い。
そういったバックグラウンドがある者同士が、1つのクラスでドイツ語で授業を受けるのは、食べ物から考え方の違いまで、言動や行動に気をつけなければならないだろうから、骨が折れるだろうとも思う。
受け入れる側の体制が整っていて、クラスメートになる子供達の迎え入れる態度次第で、新しい生活を暫く強いられる人にとって、随分気持ちが楽になるのだろうな。
◆◆おまけ◆◆
倅が担任に贈る為に折ったイースターの兎。
先生に贈ったら、とても喜んでくれたようだ。
不器用ながら、自分で最初から最後まで折ったのだから、よく頑張ったよ。
倅のクラスでは、国語のテストの後、イースターの持ち寄りパーテイを開いた。
それぞれ指定された食料品を持参する。倅はチーズを持っていったが、その他に皿や小さなまな板、そして果物ナイフも持っていった。
テストの後に、クラス全員で黒パンにチーズやハムをのせたり、果物やミニトマトとモッツアレラチーズを爪楊枝に突き刺したりして準備。
そして皆でパーテイをした。
普段、トマトが嫌いな倅も、モッツアレラチーズと一緒に食べたら美味しかったらしく、沢山食べた。
自分が作ったパンのせを誰かが食べたようで、それも嬉しかったようだった。