昨日から娘が某日本の武術の合宿に参加している。
2泊3日の予定で、バイエルン中から同じ武道を志す若者が集まり、しっかり研修して帰ってくるようになる。
娘がいないと、途端に家の中が寂しく感じる。
倅と2人で
「寂しいね」
を連呼。
あれだけ毎日姉弟喧嘩をしているのにね。
倅は一人っ子を満喫できる筈なのに
「お姉ちゃんがいないとつまらないし寂しい」
と言う。
私もそれに同意する。
「一人っ子って寂しいね」
と言うから
「それは違うと思うよ」
と反論した。
「元々一人っ子の人は、それが当たり前なので、寂しいとは考えないのではないかな。勿論、「兄弟がほしい」と思う人もいるかもしれないけど、でもそれは一種の『憧れ』というか『ないものねだり』みたいなものなんじゃないかな。一番寂しいのは、今迄当たり前のようにそこにいた兄弟が、病気や事故で急にいなくなる事、な気がする」
と話したら、納得していた。
夫には姉がいたが、思春期に他界してしまった。
その時の夫や義両親の悲しみは計り知れない。
倅が
「お母さんにとって、一番の幸せは何?」
と聞いてきたので
「家族で笑っていられる事」
と答えた。倅も
「僕も同じだよ」
と言った。
倅を元気づける為に、夫が
「日曜日の昼ご飯は倅の好きな物を選んで良いよ」
と提案した。それでも
「日曜日はお姉ちゃんが好きだった物が良い」
と言う倅。
気持ちは分かるけど、毎回同じ物ばかり作るのもいい加減飽きてきたので、やっぱり今回は倅の好物で良いよ。