ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

娘不在での会話。

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昨日から娘が某日本の武術の合宿に参加している。

2泊3日の予定で、バイエルン中から同じ武道を志す若者が集まり、しっかり研修して帰ってくるようになる。

 

娘がいないと、途端に家の中が寂しく感じる。

倅と2人で

「寂しいね」

を連呼。

あれだけ毎日姉弟喧嘩をしているのにね。

倅は一人っ子を満喫できる筈なのに

「お姉ちゃんがいないとつまらないし寂しい」

と言う。

私もそれに同意する。

 

「一人っ子って寂しいね」

と言うから

「それは違うと思うよ」

と反論した。

「元々一人っ子の人は、それが当たり前なので、寂しいとは考えないのではないかな。勿論、「兄弟がほしい」と思う人もいるかもしれないけど、でもそれは一種の『憧れ』というか『ないものねだり』みたいなものなんじゃないかな。一番寂しいのは、今迄当たり前のようにそこにいた兄弟が、病気や事故で急にいなくなる事、な気がする」

と話したら、納得していた。

 

夫には姉がいたが、思春期に他界してしまった。

その時の夫や義両親の悲しみは計り知れない。

 

倅が

「お母さんにとって、一番の幸せは何?」

と聞いてきたので

「家族で笑っていられる事」

と答えた。倅も

「僕も同じだよ」

と言った。

 

倅を元気づける為に、夫が

「日曜日の昼ご飯は倅の好きな物を選んで良いよ」

と提案した。それでも

「日曜日はお姉ちゃんが好きだった物が良い」

と言う倅。

気持ちは分かるけど、毎回同じ物ばかり作るのもいい加減飽きてきたので、やっぱり今回は倅の好物で良いよ。