ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

小学校のクラス替え。

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倅が下校してきた。

学校からの紙をもらってきていた。

どうやら、1クラスあたりの生徒数の増加により、3年次は3クラス編成から4クラス編成にするとの事だった。それでご丁寧に、今から『あなたのお子さんは○組ですよ』と知らせてくれたわけだ。

近所に住む仲良しのM君や転校生君とは別れてしまうらしい。

一応、普段の子供達の様子を担任が見て、クラス編成を考慮したとあるが・・・。

3年次に同じクラスになる予定の子供達とも倅は親しいようなので、少しホッとした。

 

しかしこれもまた一大イベントではある。

そもそもドイツの小学校では、毎年クラス替えなんて、ないからだ。

4年間、ずっと同じクラスで同じクラスメートと一緒に過ごす。担任は2年毎に代わる。つまり最悪な場合は、苛めがあっても、そのクラスのままで4年間いないといけないのだ。1年次で酷い苛めに遭った子供は、4年間我慢をしたり、場合によっては学校を変わったりする。

また先生が代わり、苛められている子の味方になってくれ、苛めがなくなったケースもある。

 

倅は苛めこそなかったが、それでも始めの内は、クラスメートの男子と衝突があり、その子供の母親が毎回私にクレームの電話をしてきて、私もかなり闘った。

今はその男子とも、一緒に遊ぶくらい親しくなっている。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

さて来年度はクラス替えがあるとクラス全員の前で担任が話した時、女子の1人がショックの余り、泣いてしまったらしい。確かに、このクラスは私が見る限りでは、そんなに悪くはないと思う。先生も良かったし。

 

夫にクラス替えの話をすると、複雑な返答が返ってきた。

実を言うと、私も同意見だったりする。

なまじ小学校ではクラス替えがない国に住んでいると、いつもと違う事をされると、戸惑うというか、なんせうちの子、発達さんだし、何か変な事をやらかしてしまったのだろうか。だからこのクラスから追い出されてしまうんじゃないかしらと、つい疑ってしまうのだ。

同じクラスになる子供の名前を聞くにつれ、ただの杞憂だとは思うし、こればかりは蓋を開けてみない事には分からないが、心機一転、楽しい学校生活が送れたら良いな。。。