ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

苛めについての深刻な話。

チョコレート戦争勃発⁉️

 

娘の学校では、子供達から寄付を募っていて、娘は毎年、歯ブラシと歯磨き粉を寄付している。

寄付は日常品が主だが、中にはチョコレートのような物でも良いらしい。

チョコレートの種類の違いから、クラスメートのカトリック四人衆のリーダー君と、危うく、チョコレート戦争が勃発しそうになってしまったとか。

まあ、ホワイトチョコレートの方が個人的には好きだけどな Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

 

娘の方は、いたって平和な学校生活を送っているが、倅はなかなかハードな毎日で、息つく暇もない。

 

苛めた経験がある人に聞きたいが、そんなに相手がうざくて嫌いなら、何故執拗に絡んだり揶揄ったりするのだろう。

反応を見て、楽しんでいるのでしょうかね。

それとも憂さ晴らしですかね。

 

相手が我慢の限界がきて反応すると、今度は自分は何もしていない。いきなりこいつがやったんだと大人に言いつける。

そうすると、当然、相手の方だけが大人に注意され、問題児の認定を喰らうよね。

 

私は喧嘩に関しては両成敗だと思っているが、苛めは違うと思う。

相性が合わないのなら、気に入らないのなら、距離を置けよ。

別に皆と仲良くする必要なんてないんだから。

なんで追い詰める所までやるんだろうね。

 

昨日、倅が学校の3階の窓から飛び降りようとしたらしい。

少し前から倅と問題がある子供が、授業中に他の子供と一緒になって、倅を揶揄ったり物を取ったりしたのだそうだ。

授業後、倅はランドセルを投げ出して、窓から飛び降りようとしたという。

まだ何人かが残っていたし、先生(担任ではなかった)もいたから、なんとか止められたが、その後、倅はトイレに篭ってしまった。

その前日から倅の様子がおかしかったので、送迎を校門前でしていたのが幸いだった。

クラスメートの女子の1人が教えてくれ(こういう時、日本人が1人しかいないのは便利ですね。すぐに誰の親か分かる)、そのままトイレまで直行した。

多分、凄い形相をしていたんじゃないかな、私。。

 

それから先生と残っていた一部の子供達から事情を聞き、倅からもよく伺っている。担任とスクールカウンセラーに相談しようと思っていたと伝えた。

その流れで、校長室で、本人とその親と直接話をする事となった。

まあ、あちらはドイツ語ができないから、自分の息子がやった事がどのような事態に発展しようとしていたのかが余り把握できていなかったようだが、それでもこのままいくと、放校になるよと校長が伝えると、なんとなく状況が掴めたようだった。

そして『形だけの謝罪』をしてきた。

 

何故、倅はこういう事によく巻き込まれるんだろうと娘に疑問を呈した事があった。

娘は暫く考えてから

「それは倅君が担任の先生の中で問題児として認定されているし、倅君には何をやっても自分は咎められない、倅君だけが怒られると、子供達から思われてるんじゃないかな」

と答えた。

そうか、、、そういう考えもあるんだな。。

 

嫌いなら距離を置けば良いのに、苛めや揶揄いの的とするのは、そういう考えもあるからか。

そして倅も、担任から連絡帳に書かれるのを恐れて何も言えなくなる。先生はどうせ僕の話を信じないからと、よくこぼしていた。

先生に自己申告するのは悪い事ではないだろう。

しかし、一部のみを切り取ってみるのは危険だと思う。

どうしてそうなったのかをちゃんと見ないと、誰かが死んだ後では、大怪我した後では、取り返しがつかない事になるのだから。

 

あくまでも客観的に書いたつもりだ。

誤解ないようにお願いしたい。

私は自分の子供のみが可哀想な被害者だとは思っていない。

恐らく、倅も相手を傷付けたりイラつかせたりもしているだろうから。

倅が人間関係で問題を抱えてしまうのは、彼の性格故なのも理解しているつもりだ。

なので、家庭内でも常に話し合っているし、問題解決に向けてスクールカウンセラーや担任にも相談をしている。