ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

白鳥

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昨日、補習校のオンライン授業が終わり、家族で湖にいる白鳥に餌をやりに行きました。

外はとても寒かった。

顔が痛くてヒリヒリした。

外出を嫌がっていた子供達は、それでも楽しくはしゃぎ回っていた。

 

鴨の群れはいたが、白鳥はなかなか見つからない。

 

その時、娘が遥か彼方に2羽の白鳥の姿を発見した。

 

前回よりももっと真近で白鳥に餌をあげれた。

 

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白鳥って、本当にツガイで行動してるんだろうか。

1羽だけでいるのを、余り見ない。

仲が良いのだろう。

 

 

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バレンタインデーの思い出

今週のお題「チョコレート」

 

今日はバレンタインデーだ。

欧米では、男性が女性に花束を贈るようになる。

ロックダウンにも関わらず、花屋は午前中は開けるらしい。

花屋が開くなら学校や図書館を開けて欲しいと思うが、そういう事情は飲み込めれないらしい。

 

さてバレンタインデーの思い出といえば、私が中学時代の事だ。

私の妹が好きな男子にチョコレートを贈るというので手伝った。

お菓子作りをした事がなかった我々は、見事に失敗してしまった。見た目がとにかく悪すぎた。

これは贈らない方が良かろうと賢明な判断をして、初めて作ったチョコレートを2人で味見してみた。

最悪な味だった。

結局、妹は好きだった男子には何も贈らなかった。もし贈っていたら、ハッピー中学生活を送っていたかもしれないが、流石にあの糞不味で見た目最悪なチョコレートは闇に葬られて良かったと思っている。

 

さてドイツに住んでいるが、我が家は日本式に女子から男子に贈るようにしている。

それで昨日はチョコレートケーキを作った。

ついでに夫と子供達にチョコレートをそれぞれ買ってあげ、渡した。

 

倅がバレンタインMEMEを作ったので、興味のある方はご覧下さい↓

 


Valentinstag meme 【GachaClub】

 

猫になる

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 黒いパーカーを着てダンボールの中で丸まっている倅

 

倅は猫型だ。

気分屋で狭い所が大好きだ。

ある時、気が付くと、大きなダンボールに入ってくつろいでいた。

 

療育園に通っていた頃は、加配の先生と一緒にダンボールで家を作っていて、なかなかの力作だった。↓↓

 

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上から見たらこんな感じ。

 

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おかあさん、女、男 と書いてある。

日本の国旗も描いている。

 

中はこんな感じ

 

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段ボールなので、当然こんな感じです。

意外に広い。

そして暖かいそうです。

 

ところで昨日は、倅と一緒に裏庭で雪合戦をして遊んだ。

学校では禁止されているが、家でするのは別に良いから、久々に童心に返って2人で大騒ぎした。

 宿題を交換しに小学校に行くと、クラスのきゃわいい女子から

「会えなくて寂しい」

と言われていた。

このままいけば、22日から分散登校が始まる。(先生に確認した)

個人的には、FFP-2マスクの効果というより、高いマスクのせいで、買い物に行く回数を減らして、家にこもっている人が多いから、数値が下がってきているのではないかと思っている。

ともあれ、数値が安定して下がってくれますように。

 

 

蛇拳

1978年作/香港/98分

主演:ジャッキー・チェン、ユエン・シャオテイエン

 

 

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出典:amazon.co.jp

蛇拳 (字幕版)

 

倅と一緒に観た。

私が小学生時代に流行った香港映画だ。

この映画でジャッキー・チェンを知り、そこから酔拳も見て、ジャッキーは出ていなかったけど、少林寺も観に行ったくらい、当時は香港映画にハマっていた。

 

起承転結、そして善悪の役割がはっきりしている痛快映画。

テンポ良く進み、面白かった。

現代の複雑なストーリーで構成されている映画とは全く違うが、こういう単純明快な映画はいつの世でも好まれる。倅も大いに楽しんだようだ。

 

気が付いたのは、主要人物は男性ばかりなんですね。

女性は、近所のおばさんくらいしか出てこない。(つまりちょい役)

そうか、当時はそれで良かったんだ。

今作ったら、もうちょっと違った演出になっていたのではないか。

 

今は、女性蔑視に繋がるから、絶対にパーテイに女を1人は入れないといけないとか、やっぱり物語を面白くする上で華があった方が良いから、入れた方が良いとか色々とあるのだろうけど、昔はそういう風潮が少なかったのだろう。

 

大昔、ウッチャンがジャッキーを真似してやっていた時に、凄く良く似ていたけど、今見ても、ウッチャン似てるわ〜となってしまう。

 

子供と一緒に何も考えずに見るのにお勧めですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再来週から開校!?

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氷柱

 

どうやら今月22日には、7日間内の新感染者数が100以下の場合のみ、小学校は分散登校となるという話が出てきた。

ギムナジウムはもう少し先で、3月以降、ということになりそうか。

 

確認してみたら、我が街は70を切っていた。

気分が鬱々してしまうので、最近はこういったニュースは見なかったのだが、久し振りにホッとできた。

 

まだ子供達の学校から連絡が入っていないので、ぬか喜びは出来ないが、本当に開校してくれたら嬉しい。

 

そういえば、先日、ギムナジウムでPTA会議がオンラインであり、その議事録が届いたのだが、それによると、teamsでのクラス全員参加のオンライン授業の方が、分散登校よりも遥かに良い、と書かれてあり驚いた。

更に、他のリモート物と比較して、teamsの方があれこれ利点があると、随分Teamsをヨイショしていた。

娘に聞くと、彼女は分散登校の方が遥かにマシだと言っていた。

娘は友達に会わなくても寂しくないタイプだが、それでもオンライン授業は好きではないし、直接会ってお喋りをしたり遊びたいのだそうだ。まあ、そうだよね。

子供の状態を見ていても分かる。長時間のオンライン授業だと、疲れ方が違うのだ。

 

今週初めからまた雪が降り、昨日も今日も倅は外に出て遊んでいた。

帰ってきた時、手に持っていたのは、氷柱だった。

先日、街中に行った時、高い位置になっていた氷柱を見て、欲しかったらしい。

家に持って帰った氷柱はすぐに小さくなって、溶けて水になった。

 

 

 

 

Lapbook2

昨年、娘のLapbookを紹介したが、今度は倅の方を。

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ロックダウンで家にいる間は、毎週金曜日に宿題交換をする為、登校をするのだが、1月半ばに大きな画用紙を渡された。

そしてその翌週から始まった季節やカレンダーを盛り込んだ『1年』に関するLapbook作り。

毎回、1〜2枚ずつのプリントされた紙を渡され、倅はYoutube動画に上げている先生のお手製のLapbook作りを見ながら、1つずつ作業にあたっていた。

動画を見ながらぼちぼちやっていったので、約1ヶ月くらいで完成した。

 

中身はこんな感じ。

 

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中央カレンダーの黄色部分は週末。

オレンジ色は祝日や夏休みのような学校のお休みです。こう見ると、ドイツもなかなか休みが多いですね。

右上の丸は季節を記しています。

秋に雨と凧上げの絵が描いてあるのがドイツらしい。

ドイツでは強風が吹く秋に凧上げをする。雨も秋によく降ります。

下の手の指の付け根の部分で、31日の月とそうでない月の区別をしている。

 

 

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左上のジャバラは、1週間を表しています。

ハートには、自分の好きな季節を書き、それを捲ると、その理由が書かれてあります。

倅が好きな季節は、冬。

理由は、誕生日が冬にあるから。ですw

 

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左下部分は月めくりカレンダー、右下には季節や1年に関するクイズとなっています。

 

 

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Lapbookは娘の小4時代から学校はやっているのだが、倅が1年生の頃には既に『家族』をテーマにLapbookのさわりのようなものを授業で作っていた。

多分、娘がいた頃に先生が試しにやってみたら、なんか良かったから、それ以降は研究発表は模造紙よりこっちでいこうとなったのかもしれない。それで子供達にとっつきやすい『家族』や『1年』とかで年1回、こういうのを作業の一環としてやらせているのだろう。

 

それにしても。

 

学校でこうやって懇切丁寧に教えてくれたら、とても楽だよね。

おまけに全ての材料を学校側が用意してくれるんだから。

 

まあ、それでも最初に娘と作ったLapbookは私にとっては感慨深いものなのは間違いない。

倅が小4になった時には、また『国』についての研究発表をするだろうから、一緒に作るつもりだ。

 

 

靴の話。

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幾度目かの雪が降った。

やったー!!と子供だけでなく、大人の私も浮かれた直後、恐ろしい事に気付いた。

なんと靴のソールの部分が剥がれていたのだ!!!

 

最近、FFP-2マスクのせいで、余り外に出てないから、全く気付かなかった。

少なくとも先週、小学校に宿題を届けに行った時はなんともなかったと思う。

いやいや、そういえば、なーんか違和感があったんだわ!

でもまさかソールが剥がれていたとは。

 

しかし問題がある。

 

現在ロックダウン中で、殆どの店は閉まっている。

開いてる店もあるが、何処が営業しているのかが全く分からない状態なのだ。

靴屋はおろか、きっと修理屋なんて開いてない。そう思っていた。

 

さて、私はヲサレに全く疎く、通常、安物の靴を買って、それを1シーズンで履き潰すのだが、この靴には少々思い入れがある。

 新婚当初、初めての夏の長期休暇で訪れたデンマークで、夫から買ってもらったのだ。

何故か乗馬クラブ専用の店に入り、そこでその靴を購入した。そんなに高くはなかったが、安くもなかった。

飽きがこないシンプルなデザインの靴は乗馬で使うからか、底がしっかりしていて丈夫だった。

修繕を繰り返しながら、かれこれ20年以上も、その靴を冬になったら履いている。

茶色の皮がくたびれた感じになってきたが、履き慣れた靴をどうしても手放す気にはなれなかった。

 

今日は子供達の歯の矯正で街中まで出ていった。

帰りに道の向かい側の靴の修理屋を見ると、灯台下暗し、なんと開いているではないか!

 

それで大急ぎで持っていって修理できるか聞いてみた。

 

「この靴、随分くたびれてるね。どうしてここまで放っておいたんだい」

修理屋のトルコ人の兄ちゃんが呆れ顔で言った。

私は返答に困ってしまった。

 

次にソールが剥がれたら、もう捨てるしかないだろうか。

それまで、もう少しだけ、お世話になります。

進撃の巨人137話の感想

進撃の巨人137話の感想だが・・・

 

兵長が遂にエルヴィン団長との約束を果たした。

てか、ハンジさんの予想ドンピシャだったな。

死亡フラグが毎回立っていて、相打ちになるとか色々考察されていたけど、そうじゃなかった。

 

泣けた箇所が何箇所かあるのだが、1番泣けたのはジークがクサヴァーさんとグリシャに話しかけるシーン。

この歳になると、家族愛のシーンなんかは常に涙腺崩壊してしまう。

 

何気ない日常が、実は1番の幸せなんだ。

 

昔、そんな歌がありましたよね。

 

ジークの気持ちが変わった事で、眠っていた歴代の巨人継承者達を揺り動かした。

104期生達を知っている巨人達が助けるなんて、胸熱な展開じゃないか。

ベルトルトがアニを助けるなんて、そしてアニがアルミンをキャッチして、なんというか、ベルトルさんが良い漢すぎて、なんとも言えない気持ちになった。

 

あとね、親が見ている前で、子供達が必死で戦っているのを見ると、ライナーは報われたな。アニ、良かったねって素直に思ってしまう。

 

始祖ユミルも寂しかったんだろうね。

どんなに虐げられていても、繋がりが欲しかったって。。。切なすぎる。

ジークではなくエレンにできたのは、エレンがユミルの気持ちに寄り添えたから、なんだろう。

それはエレンが「愛」を知っていたからかもしれない。

どんな君でも良いんだよと肯定してくれる「愛」。エレンはそれを知っていたから、ユミルに寄り添えれたのだろう。

ジークは悲しい生い立ちから、もう生きていなくても良いとすら思っていたんだろうな。

アルミンと2人で自己肯定感の低い者同士が話し合って、最後の最期で、また生まれ変わっても良いかなって台詞が彼の口から出てきて嬉しくなった。

彼もまた救われたのだ。

 

それって、私達の世界でも同じですね。

結局は人は1人では生きていけないのだろう。

1人で生きていると思っていても、実はそうじゃない。

必ず誰かの、何かの世話になっている。

だから何かしらの繋がりを求めているのでしょうか。

 

 

 

慰めてくれるのは嬉しいけど。

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先日、夫から言われた言葉が分からなくて辞書を引いてみたら、ショックを受けてしまった。

夫からしてみたら、悪意なくからかってみただけだったらしいが、ドイツ語と日本語ではニュアンスが違ってくるので余計に落ち込んだ。


まあ、今は息を吸うだけで太る状態だし、生理前は特にそれが如実に現れる。

とにかく、体全体が浮腫んでいるのが分かるのだ。

体重がどうやっても落ちなくなった。

恐るべし、中年太り!


それで1人で凹んでいると、倅がやって来て、慰めてくれた。


「お母さん、元気出して。お母さんは太っていても可愛いよ。丸い猫みたいだから」


倅よ、、、


悪意がないから余計に手に負えない。

私は猫が好きだけど、その慰め方はちょっと違うと思う。そう言いたかったが、上手く言えなかった。



今日の朝ご飯

夫がまたしても同僚から林檎を貰ってきた。

 

ドイツでは庭に林檎の木を植えている家が多い。

多分、出産後の胎盤と一緒に林檎の苗木を植えると、子供の成長と共に林檎も育つとかいう風習のせいかもしれない。

今は胎盤も一緒に植えているかどうかは分からないけれど。

てか、若い人は、こういう風習すらも知らないかもしれない。

 

最初は剥いでそのまま出していたけど、その内、飽きてきたから、林檎ケーキを作った。

 

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断面はこんな感じ。

 

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前に作ったレシピとは違う。

結構、弾力性があった。

 

今日の我が家の朝ご飯は林檎ケーキでいいや。

 

 

 

 

 

ストレス解消法!?

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夫は某中小ブラック企業で中間管理職として働いている。

休日大好きなドイツ人には珍しく、週末にも出勤する。

ステイホームが叫ばれている中であっても、平日は当然出勤している。

 

そんな夫だが子供が生まれてから、少し変わってきた。

 

まだ夫がガラケー所持者だった時は、メールで何かしら送ってくるようになった。

ネットで見つけた面白い画像だったり、時事的なものだったり政治関連だったりとバラエテイに富んでいる。

昨年末はアメリカの大統領選挙の記事を送ってくれていた。

 

娘がギムナジウムに進学し、タブレットを持つようになり、メールアドレスをもらえると、今度は娘のアドレスをCCにつけて一緒に送ってくるようになってきた。

 

現在は夫もスマホを持っているので、連絡も前以上に容易にできるようになったのはありがたいが、それと同時に、夫からはsmsやメールで更に頻繁に送ってきている。

 

たまーーーに、この人はちゃんと仕事をしているんだろうかと疑ってしまうのだが、まあ、夫なりのストレス解消というか現実逃避なんだろうと思って、生温かい目で見守っている。

 

 

はたらく細胞の乳酸菌が可愛い。

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先週と今週の2週に渡り、乳酸菌が登場した。

もうなんか可愛すぎる。

なんだこのバーバパパみたいな生き物は!と思っていたら善玉菌の乳酸菌だった。

4匹いる中の3匹までは、その能力が判明した。

残りの1匹はまだ不明のままだ。

もしかしたら、また登場して活躍するかもしれない。

拾い主の細胞君が危機に陥った時にでも、助ける為に覚醒するかな。

 

子供達の優しさと実直さ

ここ2〜3日、生理前症候群だからか、それとも更年期障害なのか知らないが、とにかく体調の変化についていけていない。

とか言いながら、ブログはしっかり書けてはいるのだが、夕方になると目眩がしてソファの上で暫く横になっていないと動けなかった。

気が付くと、倅が自分の布団を持ってきて、掛けてくれていた。

 

晩御飯もそこそこにして、もう耐えられないから寝ると子供達に話す。

娘には、夫が出した数学の課題をやってから遊ぶようにと促し、倅には、歯磨きをした後にテレビを観て良いよと言った。

 

ソファの上で横になっていると、倅が歯磨きを終えてテレビを見始めた。娘が気を遣って

「お母さんが近くで寝ているから、そっちには行かないように」

と言ってくれたが、大丈夫だよと話した。

倅はテレビでYoutube動画を観たりしているようだった。

英語の動画もあったりして、へー、習ってないのに、もう抵抗なく観れたりするんだと妙に感心した。

娘はギムナジウムで本格的に習うようになっても、ロックダウンで家に四六時中いるようになるまで、英語の動画を見ることはしなかった。倅が英語の動画を見るのは姉の影響が大きいが、どうも音として言語を把握しているようだ。

そういえば、こんな事があった。

 

まだ倅が普通の幼稚園に通っていた時の事。

言葉をエコーのようにして発して話し始めるのも遅かったのだが、バイリンガルとして育てるのが良くないのかもしれない。稀に一言語しか受け入れない脳の子供もいると聞くからと心配して、言語セラピーに通わせていた。

家に帰って、少し実験をしてみた。

ドイツ語で話してみたのだ。

するとドイツ語で返ってきた。

また日本語で話すと、日本語になった。

 

実は娘にも同じ実験を、倅と同じくらいの年齢の時にしてみたことがある。

彼女の場合は、変な顔をして、私とはドイツ語で話さなかった。

 

こちらの大学でドイツ語学を学んだ際に、子供に2ヶ国語の環境で育てるのなら、親が絶対に言語を混ぜないで話すようにした方が良いと教わった。父親がドイツ語、母親が日本語というようにしておくようにする。

「この人にはこの言葉」

と脳がインプットするので、親が混ぜた言葉を使ってしまうと混乱するらしい。

事実、娘はそんな感じで、それこそドイツの祖母の前で皆で話す時以外は、絶対に私とは日本語で話す。

しかし倅は違うようだ。もしかしたら、他言語の環境に抵抗がない脳なのかもしれない。

 

さてそんな事をうつらうつらしながら考えていたら、体が随分元気になってきたようだ。

台所で夕食の皿を洗おうとしたら、既に洗われた後だった。

「倅君がしていたよ」

娘が言った。

そうか、倅よ。ありがとう。とお礼を言ったら、嬉しそうだった。

 

娘の方は、私が起きてから課題を済ませた。

「簡単だって事は、全部間違いかもしれない」

と彼女はお気に入りのユーチューバーの名言を出しておどけていたが、夜、夫が帰ってきて答え合わせをしたら、なんと全問正解だったらしい。

「たまにはこういうのもないとね」

と笑っていた。

 

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ソファを机代りにして、夫が出した数学の課題に取り組んでいる。

 

 

 

どうしたもんかね。

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連日のオンライン授業に、子供達はかなり参っているようだ。

疲れもあるが、学校で授業を受けた後に勉強するのと家でオンライン授業後に勉強をするのとでは、気持ちが違いすぎる。

なので、宿題やら課題やらをやりなさいと言っても、もう拒否反応が起こるらしい。

倅に至っては蕁麻疹がでるのか、勉強をする時に限って、「痒い痒い」と騒いでいる。

 

「娘ちゃん、死にそう〜!助けてー!!勉強に殺されるうううう!!!」

こちらは娘。

全く穏やかではない。

「勉強で人は死にはせん。何言ってるの!それに死ぬなんて、親を悲しませるような事は言いなさんな」

と叱咤激励をしてみる。

 

午前中いっぱい、娘はオンライン授業となる。

その後に課題を済ませるが、最近はうっかりして忘れてしまいがちだ。

現在は倅も週に3回約1時間のオンライン授業を、娘とは違う部屋で行っている。

しかしそれまでに予定された課題をこなさないとオンライン授業のみでは、とてもじゃない、どうしても理解度が悪くなる。

落ち着いてやれば出来るのに、面倒臭いからやりたくないと駄々をこねる。

 

ある時、フェイスタイムで日本の祖母に愚痴っていた。

「僕、勉強が嫌いなんだ。おばあちゃん、僕が死んじゃったら、お墓を作ってくれる?」

祖母はあっけらかんと答えた。

「いいよ! 孫4君(倅の事)の為に立派なお墓を建ててあげるね!」

 

祖母にそんな事を頼む倅も倅だが、即答する祖母も祖母だ。

倅は拍子抜けしたみたいな顔になって、その後、また勉強を始めた。

 

この勝負、祖母の勝ちだな。