ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

天狗鼻ちゃん VS 百石君

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娘のギムナジウムに、天狗鼻ちゃんという女子がいる。

小学校が同じで、進路を決める際に、ワンランク落とした学校に入学した。

その1年後に、ギムナジウムに編入してきた。

娘と同じ歳ではあるが、ワンランク落とした学校からの編入であったので、学年も1学年下から始めた。

自慢話が多く、アニメや文学作品や一般的に若者が好きなドラマ俗物的なものに全く興味がなく、数式を解くのが大好きなんだそうだ。週末は、母親が勉強を禁止するくらい、勉強ばかりしている。(本人談)

その為、他の子供との衝突も多い。

言葉を選ばないから、彼女を苦手とする人もいる。

 

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

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私にも、似たようなタイプの知人がいた。

とにかく人を小馬鹿にするのだ。更に粗を探すので、もしかしたら天狗鼻ちゃんより性質が悪いかもしれない。

人を傷つけるような事を平気で言っていた。

私みたいな口下手で非社交的なタイプは、驚いて口籠ってしまうので(大抵、言い負かされるしな)、随分長い間、悶々としていた。

縁を切っても良いのではないかと思っていたが、実は彼女の良い部分も知っていて、それは私にとってはリスペクトに値するものだった。多分腐れ縁になりそうな予感がしていたのもあって、結局は知人関係を続けていた。

ある時、大変腹の立つ事を言われた。

それで遂に堪忍袋の尾が切れて、はっきりと言うに至った。

それから、その人は深く反省したようだった

取り敢えず、私への態度は改まっていた。(他の人への態度は変わらなかったようだが)

因みに腐れ縁の予感は的中して、今でも交流がある。

 

話を戻そう。

娘達が天狗鼻ちゃんの話に合わせるのにウンザリしていた矢先、彼女の矛先が、偶然居合わせた同級生の男子に向けられた。

自分はアインシュタインのようだと褒められる。そんな事、全然ないのに。と嬉しそうに語る彼女に適当に相槌を打っていた彼が一言。

「僕もよく言われるよ。アインシュタイン(直訳すると、1つの石。つまり一石)ならぬ、フンダラットシュタイン(直訳すると100個の石。つまり百石)だって」

なんともウィットの効いた皮肉ではないか。

この勝負、百石君の勝ちだな。