ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

嗚呼、試験悲喜交々。

大いなる勘違い
注:ドイツでは1が最高、6が最低の成績です。

 

10年生(高1)ともなると、辛口の成績が多くなり、どの子供も四苦八苦している。

化学のケロヨン先生が、「ここを抜けたらまた少し楽になるから、皆頑張れよ」と新学期早々に励ましたそうだ。

 

ケロヨン先生の記事↓

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

あと2週間程でクリスマス休暇となる。

倅は多分もうないとは思うが、娘は18日に化学の筆記試験があり、勉強を真面目に取り組んでいる。

ケロヨン先生は一昨年は生物だったけれど、今回は化学を担当されている。先日は乾電池で小さなプロペラを回すキットを組み立て、家に持って帰った娘は嬉しそうに披露してくれた。

 

何人かの先生はTeamsに課題やら何やらを全員宛で入れてくる。

子供達は分からない事や情報提供があると、個別に先生宛にSMSを送る。

それに返さない先生もいるが、ちゃんとコメントをくれる先生もいる。

娘のフランス語の先生は、倅のクラスの副担任で国語の先生となるが、病気で2週間以上お休みしている。

その間、代行の先生が来たり、自習になったりしているが、大雪が降った日に先生から

「ずっと病気で休んでしまってごめんなさい。早く元気になる為に、貴方達のコメントや雪で遊んでいる写真があったらほしい」

と全員宛に連絡が入った。

1人の男子は雪だるまとのツーショット写真を送り、倅は「お大事になさって下さい」とコメントを入れた。

すぐに先生から反応があり、倅はとても嬉しそうだった。

 

もう10代の、このくらいの年齢になると、親がいちいちチェックする事もないが、学校の授業の流れがある程度把握できるのは良いかもしれない。

特に倅のようなタイプだと、先読みして準備させた方が良い場合もある。

そういう時に保護者宛の連絡事項だけでなく、Teamsなりの学校指定のリンク先に、教師が授業の情報を入れてくれるのは助かる。

567禍ロックダウン以降、急速にネットが普及した。

良くも悪くもネット社会になってきているのだから、上手に利用しながらやっていけば良いと思う。

 

ところで義母の葬儀の日取りがようやく決まった。

娘のテスト後の19日となった。なので、下校後に皆で義母の眠る旧東ドイツの街に行くようになる。

義母が他界したのは11月30日だったが、葬儀は州を跨ぐので、どうしても手続きに時間がかかってしまったようだ。

 

その旨を上記のケロヨン先生に話すと、葬儀の方が大事だから、仮に18日に来れなくても、後で試験を受ければ問題ないと言われたらしい。

「でも先生、酷いんだよ。その話の後にいきなり口頭質問するんだもん」

幸い返答が少し遅くなったくらいで全問正解だったので、良い成績だった。