ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

手間暇かかっているモノの方が愛着が湧く。

三寒四温でまた寒くなり、一部の地域では凍結警報とかで学校が休みになったりもしていたが、我が子が通う現地校もミュンヘン日本語補習校も普通に運営していた。

 

1月20日の土曜日には、日本語補習校で餅つき大会が盛大に行われた。

毎年、どの子供達も楽しみにしている餅つき大会だ。

やっぱりこれがないと日本だなあと思えれない。

こういう子供達の楽しみを毎年行ってくれる運営委員会、並びに行事部、手伝いの方々に感謝している。

 

毎年、家に持って帰る用にタッパーを必要とするのだが、昨年度、遂に子供等から

「もうちょっと大きめのタッパーが欲しい」

と言うので、少し大き目のタッパーを渡したら、他の子供達はもっと大きなタッパーを持ってきていた。orz

来年こそは、もっと大きいやつを渡さねばっと朝から心に誓った。

 

学年によって餅つきや丸めの時間が違う。

その時間が来るまでは、小学部までは普通に授業を、高学部は百人一首大会を行っていた。

中学部から高学部までの子供達が2つの部屋で8つのグループに分けられてそれぞれ競うのだが、娘はグループ内で1位になり、見事プレゼントをもらっていた。

 

こういうのが得意な子供っているよね。

興味深いのは、親が2人とも日本人であっても、日本語よりも現地語の方が強い子供がいるという事だ。

逆に独日ハーフであっても、興味がある言語が日本語であったり家で日本語を使っていると、日本語補習校のような場では自然と日本語で話すようになっている。

現に補習校や現地校まで辞め、日本人学校に編入し、その後は日本に留学して高校生活を送っているハーフもいる。彼はどうしても現地語であり父親の言語であるドイツ語が受け付けなかったそうで、ギムナジウムでも良い成績を獲り、学校の先生からも熱いラブコールがあったにも関わらず、それらを捨てて、日本で日本語での生活に従事しているそうだ。

「あんなに分からなかった数学が、日本語だと理解度が明白になった」

と言っていたのが印象的だった。

 

百人一首大会でもそういう日本語に対する強さや、百人一首そのものへの興味の強さが大いに発揮されるようだった。

どの子供もそれぞれ健闘していた。

中には兄弟姉妹で参戦していて(グループは別々)、それぞれ、どのくらい札を取ったかを話していた。

来年度は倅も参戦するようになるから、きっとこの光景が我が家でも見られると思うとワクワクしてしまう。

 

夕食後、夫と娘は、娘の壊れたベッドの床板の取り替えをした。

夫が面倒臭がって、なかなかやりたがらなかったのだが、壊れた状態のままで寝ていたら危ないし、余計に壊れてしまうかもしれないから、早目に取り替えて欲しかったのだ。

ホームセンターに行き、替えの板を購入したはいいが、以前はサービスで該当する長さに切ってくれたが、今回はあれこれ言い訳されて切ってくれなかったらしい。

それで自力でしなければならなくなったのだが、娘のクリスマスプレゼントに夫が買ってやったマルチ工具にミニノコギリが付いていて、それが大活躍していた。

それから、他にも後回しになっていたものをやってくれたので、気掛かりが減ったので、ホッとした。

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

餅つき大会でもらったお餅。