土曜日、日本語補習校では、実に2年ぶりの餅つき大会を開催した。
素晴らしい。
運営委員、並びに行事部の方々、そして講師の尽力には頭が下がる。
子供達のはちきれんばかりの嬉しそうな笑顔を見ると、幸せになる。
帰りの電車で娘と倅からそれぞれに餅をもらった。
3種類の餅はとても美味しかった。しっかりと味わって食べた。
子供等が餅つきをしている時、隣で見ていた保護者から
「餅つきって、やった事がありますか?」
と質問された。
私が最後にやった記憶は保育所だったように思う。
あとは餅つきをした経験がない。
その人も幼稚園時代にしたきりで、全然やってないと言っていた。
そう考えると、補習校の餅つき大会は大きな意味を持つようになる。
ドイツにいながら、日本の伝統文化を教えているのだから。
また補習校に校舎を貸してくれている小学校と特殊学校の先生やその家族も、来賓として参加していて、彼等も一緒に餅をついていた。
私が運営委員をやっていた頃にも、来賓として校舎を貸してくれている学校の教員を餅つき大会に招待した。そうやって、友好の架け橋を結ぶ事ができた。
しかしその後、567でこういった行事ができなくなってしまい、来賓も呼べなくなった。
今年度は規制緩和され、様々な行事が滞りなく行われている。
卒業式もやっと開催できる。
娘が小学部6年生の時は、ギリギリ、ロックダウンが始まってしまい結局出来なかった。
残念ではあるが仕方がない。
そんな子供達が3年ぶりに卒業式で歌う為に選んだ歌は、「あとひとつ」だった。
実は3年前もこの歌を歌う予定で練習をしていたのだ。
いつもはクールな素振りを見せるのに、やっぱり皆、あの時卒業式が出来なくて相当悔しかったのだろう。
今度こそ、卒業式を成功させようね。