ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

鳥の喧嘩。

どうも寒い寒いと思っていたら、また雪が降ってきた。

こんな時に限って、明日はミュンヘン日本語補習校に早目に行かなければならないなんて。

夫は金曜の仕事帰りに遠方の義母を見舞っているのだが、悪天候だと事故を起こさないか心配になる。

 

さて今朝方、倅と一緒に登校の為、外に出たら、庭先で2羽の鳥が喧嘩していた。

多分、餌を奪い合っての事だろうとは思うが、余りの剣幕に一瞬言葉を失ってしまった。

鳥達は雪が積もった芝生の上で争っており、これはどちらかが降参するまで、この攻防が続くのではないかと思われた。

そうなった時の後処理を考えると、申し訳ないが、ここではない別の場所でやってほしいと箒を持って追い払った。

鳥達は新手の敵でも来たのかと驚いたようで、すぐに塀の外に飛んで逃げた。

やれやれと思っていたら、その塀の近くでもみくちゃになりながら、まだやってる。

こりゃ困ったね。

2羽とも同じくらいの力があるから、相打ちとなるかもしれない。

倅が足でチョチョッと避けるように鳥達に促した。

 

もみくちゃになりながら、2羽の鳥は歩道を転がっていく。

私達は学校に行く道を急いだが、他の人も同じように鳥の喧嘩を見て、そこをわざとゆっくり歩いた。それで鳥が気が付いて、しかし相変わらず2羽で転がりながら車道を通って、向かい側の道まで行っていた。

 

よく昭和時代の青春ドラマや漫画なんかで、男子高校生が土手の坂を転がりながら喧嘩するシーンがあるが、鳥でも同じ事をするんですね。初めて見たわ。

 

倅を送ってから、気になって一旦家に戻ったら、もう鳥達はいなかった。

我が家の狭い庭には、恐らく鳥の巣があるのか、植木の中から鳴き声が聴こえる。

昨年、さくらんぼの木に餌を吊したが、一向に食べる気配がなかったので諦めた。

今年は植木の中に吊るしてみよう。

こんな争いは、もうなくなったら良いのだけれど。