ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

コスプレに思う。

 

我が家は毎週土曜日に、ミュンヘンである日本語補習校に電車で通っている。

ミュンヘンは大都市なので、いつでも沢山のイベントがある。

その片鱗を駅のプラットホームで垣間見る事ができるのも、楽しみの1つである。

 

ミュンヘン中央駅に着く頃、我先にと勇んで降りようとした何処かのサッカーチームのサポーターの皆さん。朝早くからお疲れ様です。勝敗結果はどうだったかな。

さて、そんな人達に混じって、かなり完成度が高いアニメキャラやゲーム伽羅のコスプレをしている人達をちらほら見かける。

コスプレって普通の髪色でも服装でもないので、やたら目立つんだよな。

 

幼少時代、妹がイベントやコミケに行く時に、キャプテン翼の松山君やゲゲゲの鬼太郎のコスプレをやっていたよな。当時は、衣装を調達するなんて考えは頭になかったので、手作りしたものだ(私が)。

そんな妹は次男坊君がまだ小学生くらいの頃、ワンピースのチョッパーとドクタークレハのコスプレをして、その写真を送ってくれたっけ。

こういった衣装も簡単に手に入るようになったわけで、最近は、ホント便利になったものだ。親子で趣味を楽しめるのも良いよね。

 

我が家の場合は、倅が低学年だった頃に、進撃の巨人の調査兵団、ゲゲゲの鬼太郎のコスプレをさせた事があった。とはいっても、何処かで衣装を買うのではなく、それらしい服装が手に入ったら、それを利用して、足りない物を買ったり作ったりしたくらいだから、全然本格的ではないが、楽しい事には違いない。

私とアニメを観なくなっていた娘は、ギムナジウムに入った頃に、友達がアニメファンになり、そこでまたアニメを観るようになり、更にはオリジナル伽羅を作るようになった。

そんな娘が好きな服装の年代は大正時代だそうで、女中さんの格好(着物にフリルのエプロン)や羽織に袴が良いらしい。

「女中さんコスプレならできるよ」

と言って、沢山持っている着物を引っ張り出し、それにレースのエプロンで着せてやった。

 

ちゃちゃっと着付けただけなので、そんなに上手にはできなかったが、それでも娘は嬉しそうだった。

そんな娘を見て思った。

そうか、着物をコスプレ感覚で着たら、もっと楽しいかも。。。

 

私はドイツに着物を沢山持ってきていて、何かある度に出来るだけ着るようにしていたが、子供を出産して忙しくなってから、なかなかそういった気持ちにはなれなくなった。

他にも色々理由があって、着物を着る事がストレスというかプレッシャーになってしまっていたが、そんな風に考える必要は本当はないのかもしれない。

週1は無理でも、時々は風通し目的で着るのも悪くない。

倅もほんの少し落ち着いてきた現在を、楽しめたらと思う。