ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

生物の宿題。



娘の通うギムナジウムでは、休暇前に生物の宿題が出された。

海綿(天然スポンジ)についての研究発表の準備を、各自でしなければならなかった。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

今度はパワーポイントに音声付きで4分でまとめて、休暇前に提出せよと言われたらしい。

しかも、更にもっと砕いた感じの、読者が興味を持てそうなサブタイトルをつけるようにと要請がきた。

例えば、ただ普通に海綿について述べるのではなく、「〇〇について、海綿は人類を救えるのか」というような、半ば大袈裟なタイトルで書くのも良しとする。

それで娘も張り切って、自分が選んだテーマで締め切りの期日までに完成させていた。

とはいうものの、パワポに音声を入れるというのができなかったようで、あれこれ苦心した挙句に、結局、KineMasterという編集アプリを使って制作し、それをパワポに入れるだかして、なんとか仕上げたようだった。

 

提出に関しては、ギムナジウムでは結構厳しいように思う。

以前も、宗教の授業で、ユダヤ教についての研究発表をパワポに入れてTeams経由で提出する宿題があったが、まとめる段階になって、何らかの問題が生じ、困難を極めた。

それを教師にチャットで説明するも、

「宿題の提出期限が〇〇時までなので、それまでに提出しなければ、貴女の宗教の成績は6(最低)とみなす」

と返信され、とにかくひたすら何とか頑張って、時間内に提出していた。

こういう時、コンピュータ関係に明るくないと、かなり大変だと思うが、娘の学校は理系が強いので、殆どの生徒にとっては、それ程大変ではないのかもしれない。

というより、教師からの提示に、生徒がどれだけ応えれるか、が重要なのかもしれない。

 

さて、今回の件で、教師はリーダー君の提案を飲み、本当に5人の生徒を教室の外に出し、彼等の処遇について話し合った。

その結果、

・今週金曜までに宿題を仕上げたら「提出」とみなす。

・但し、その場合は、実際の提出期限を過ぎている為、宿題の出来具合が優秀であっても3とみなす。※※ドイツでは、1は最高、6は最低の成績となる。

となった。

果たして、この5人は、金曜日までに提出できるだろうか。

 

因みに、娘を含めた他の生徒達は先生からTeamsでの共有で、それぞれの研究発表を閲覧できるようになっている。

上記の漫画に出てくるカトリック四人衆のリーダー君は、前回の研究発表では40枚余りの資料を提示したらしい。

絶対に4分ではまとまらないのではないかなと思っていたが、閲覧した娘によると、なんと2分弱で仕上げていたそうだ。

娘は4分きっかりに終わらせた。

「自分の声を改めて聞くと、すっごく変だから、もう絶対に聞かない」

と娘は言っていた。