ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

流行、それは我が家で1番縁遠き物。

流行、それは我が家で1番縁遠き物。

 

ドイツは元々流行に疎い国だと思う。

随分昔に読んだドイツに関する著書でも、そのような記述があった。

パリコレだかで始まるファッションの流行が、次に日本に上陸するとか。なので、日本人の多くは流行に敏感なのだとか。ドイツは1〜2年後辺りに、その流行がやってくるとの事。

 

そういえば、日本で大昔に流行った、ヤンキーの男子が学生ズボンをずらして履くスタイル。やたら短足に見えて仕方なかったが、それが1〜2年後にドイツ男子がやっているのを見た時、本当に記述通りなんだと実感したものだ。

勿論、現在はこのような出立をする若者はいない。

 

今はネットがどの家庭にも普及され、ファッションの流行もまた変わってきていると思う。

きっとドイツも遅れて流行が入るという事はないだろう。(あくまでも予想)

 

私の母が20年くらい前に一瞬だけドイツに来た時の印象は、「トイレが冷たい」と「地味な服装をしている人が多い」だった。

確かに、冬が長いドイツでは、大抵は茶系や黒系の上着を着て道を歩いている人が多いので、そんな風な印象を持ってしまったのだろう。

しかし暖かくなると、ここぞとばかりに、日本人の自分には絶対に似合わないような色合いや挑戦的なファッションを着こなして颯爽と歩いている人達がいる。

このスタイルが流行なのかどうかは、疎い私には全く分からないが、まあ、似合っているのだから良いじゃないかとも思う。

倅関係のイラン人のママ友さんは、ドイツの服屋で買わず、中国系のネット通販で服をいつも注文するらしい。サイズも含めて、アジア系ファッションの方がしっくりくるのだそうだ。

自分は流行に疎いのもあって、ドイツのちょいダサな所も気楽で好きなのだが、ヲサレさんや流行に敏感な人はウンザリするかもなとも思う。

 

困るのは夫が既に化石状態なので、留学時代に習った日本語で私の服装を批判してくる事だ。

化石のあんたに言われたくないと、ムカついてしまうが、考えようによっては、私が知人と勝手に発足している『死語の会』の名誉会員に彼はなり得るかもしれない。