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ドイツでは誕生日というのは特別なようで、盛大にパーテイをする人が多い。
誕生日用カレンダーなんかもあって、ちゃんと記入して、誰がいつ誕生日なのかをしっかりと把握している。なので、忘れてしまったら、どえらい事になる(苦い経験有り)。
特に30歳とか40歳とか50歳とかの、キリが良い年齢になると、とりわけ盛大に招待客を呼んで祝う。
レストランで開催する事もあるが、他にもビアガーデンのような場所にバンドを呼んだり、ちょっとした催しを披露したりする。
雪が積もった夜に中世のお城での誕生日会、チーズを作る講習を受けながらの誕生日会もあった。
また中世の庶民が食べたとされるメニューでの誕生日会もあった。
誕生日会は、誕生日の人が企画し、呼びたい人を招待する。
そうして、自分の大切な人々に、自分が生まれた日を心から祝ってもらうのだ。
誕生日会をしない場合は、電話や手紙、メール等でお祝いが届く。
なので、当日は電話攻撃を受ける。
病院の検診や学校なんかでも、誕生日だと知ったら即座に
「お誕生日おめでとう!」
と言ってもらえる。
田舎に住んでいる知り合いは、毎月、誰かの誕生日会に呼ばれるそうで、その都度、ケーキを焼いて持っていくそうだ。
大人でもこんな状態なので、子供の誕生日会も様々な企画が用意されている。
プール、サッカー場、室内遊戯場、牧場、博物館、ボルダリング場、野外遊技場なんかでも、誕生日会ができる。マクドナルドで行われた事もあった。
勿論、自宅でパーテイを開く事もある。
ピエロを呼んだり、手品を披露したり、近所を回って宝探しをしたりと、招待する親はなかなか大変である。
子供がある程度大きくなると、誕生日お泊まり会になったりする。
子供達も親もよく知っていて、寝袋持参で参加する。翌日、親が迎えに来る迄、子供達は誕生日の子供と一緒に過ごすのだ。
幼稚園や小学校では、誕生日の子供は、クラスメート全員に配るケーキや小袋に入れたお菓子を当日に持参する。
高学年になると流石にそれはなくなるが、娘なんかは、自分で購入したお菓子を、学校で友達に配ったり、ジュースを奢ったりしている。
ロックダウン中に、娘の友達がわざわざ家にやって来て、プレゼントをくれた事もあった。
当時は狭いアパートに住んでいたし、私達自身がそこまで重きを置いていないし、更にはこういった事には全然慣れていないので、子供達には、上記のような誕生日会をしなかったが、それでも幼稚園時代には、室内遊戯場で誕生日会を催したりした。
小学校に上がってからはしなくなったが、子供も別に文句は言わない。
私自身が誕生日会を開いてもらった記憶がないので、どうしたら良いのか分からないし、別にそこまでしなくても良いのではないかと思ってしまうのである。
そんな私だが、家族だけでお祝いするのは大好きだったりする。
だから当日はちゃんとケーキを焼いてプレゼントも用意する。
近所に配る用のケーキ(マフィンだけど)だって焼くつもりだ。