ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

ブタカバンなリュック。

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朝一番に自転車で3km先にある靴屋に行ってきた。

夫の冬用の靴を新調したかったからだ。

個人的に靴に全く執着しないので、ワンシーズンを履き潰せば良いと思っている。

子供の靴はどうせ直ぐに履けれなくなるから、高価な物は買わない。

大抵、誰かがお古にくれるので、それをありがたく使用させてもらっている。

自分の冬用の靴は、20年程前にデンマークの乗馬専門店で購入したもので、それを何度も修繕しながら使っている。

 

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

靴屋に行くと、なんと店終いセールをしているではないか。

コロナ禍で不況に見舞われ、別の場所へ移転となるらしい。移転、といっても、実際は閉店なので、また1つ、お気に入りの場所が無くなってしまうのが寂しかった。それでつい店員さんにもそのように話すと、少し泣きそうな顔をされて、お礼を言われてしまった。

 

さて、娘のブタカバンの話をしなければならない。

学校には個人用のロッカーが置いてある。

1年毎の契約で、あてがわれる。学年が変わり、新校舎となり、今回は教室から離れた場所にロッカーがあるようで、使い勝手が悪いようだ。

夏の間は自転車で通っていたから、それ程大変ではなかったが、これから冬になるので、公共の乗り物を使って登下校をするようになる。

朝は夫が車で乗せて行ってくれるから問題ないが、下校時に乗り遅れたりすると、3km強の道を徒歩で帰ってくるようになる。

腰や肩の心配もあるので、少々遠くても自分のロッカーに荷物を置いて、必要な分だけを持って帰れば良いよと話すのだが、ロッカーに置いておくと忘れてしまうので、このままで良いと頑なに拒否された。

 

まあ、良いけど、、、

 

私の中学時代を思い出すにつれ、真面目にブタカバンで通学していた中1の頃、同級生のぺちゃんこな鞄を見て、皆、あんなに細い幅の鞄で、一体どうやって教科書を持って帰ってるんだろうと不思議に思っていた。

自分もあんな風な鞄が良いなあと憧れはあったものの、親に話しても理解してもらえなかった。

その内に体調が悪くなった。原因は、片手で重い鞄を長時間持つ事で起こる強度な肩こりで、更に右と左の肩の高さが違うようになってしまい、それを直す為に整形外科に通った。

そんな経緯があったので、娘にも無理はしてほしくはないが、私の頃よりは負担は違うだろうから、(学生鞄とリュックサックの違いもあるし)様子を見るに留めている。

 

倅のクラスのWhatsAppでは、最近、その話で持ち切りだった。

どうやら子供達が毎日、教科書を持って帰るのは負担になるのではないかと心配する親が多いようだった。

娘の小学校時代、そして今のブタカバンを考えると、倅達のランドセルの重さなんて可愛いものではあるが、(倅は別に重いとは言っていない)人それぞれだよなあと思うのである。