ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

所変われば。

あと3日でバイエルン州は夏休みとなる。

北の方では既に夏休みに入っており、時間差で長いバカンスを楽しむ。その方が渋滞やら密を避ける事ができるので、得策だなとは思う。

 

今週は子供達は授業らしい授業は持たず、クラスや学年での行事に勤しんでいる。

下校時には、今迄学校に置いていた教材一式をぼちぼち持って帰ってくる。

 

今日はギムナジウムでは体育祭がある予定だ。

一緒に行く子が雨が降るから、それっぽい用意もしていたようだが、ありがたい事に杞憂に終わりそうだ。

数年前に日本で買った大きな水筒はこういう時に重宝する。

 

そんな娘の小学校時代の作品↓

f:id:ayayukimoto:20210727170202j:plain

娘作

 

授業中にフクロウを作ったそうで、1階ロビーに展示されていた。

どの子供のフクロウも個性的で可愛かった。

娘のフクロウは1番大きく太っちょで面白かった。

フクロウに見えない所がポイントだ。

ボタンの目は花の形になっている。耳に見える横にある赤いそれは羽だと言う。

実はかなり細かく縫っている為、高評価を頂いた。

娘はこのフクロウ?のぬいぐるみ??をビックマックと命名して、枕代わりに愛用している。

 

 

お次は倅の作品↓

f:id:ayayukimoto:20210727165950j:plain

倅作

倅が作ったのは中央の毛糸で編んだ模様で、これを布袋に縫い付けるのを先生と一緒にやったのだそうだ。

娘が小2の時は、確かエプロンにイニシャルを縫っていた。縫う練習をするのが授業の一環だったので、なかなかのアイデアだなと思った。

私が小4の頃に女子だけは家庭科の時間に裁縫があったりしたが、今の日本は男子もするのかな?

こういうのは男子も一緒にしても良いよね。

 

ところで先日、倅が休み時間にコケて怪我をして帰ってきた。

絆創膏を貼ってもらっていたが、怪我が思ったより酷く、帰宅してからきちんと手当をした。

どうもドイツの学校には保健室がないようで、この絆創膏は事務室で貼ってもらったらしい。

そういえば、教室の後ろにはソファが置いてある。

気分が悪くなったり眠くなったりする子供は、そこで暫くは休むようになる。

親に電話を入れて、家に帰らせるかの判断を仰ぐ。

親が仕事等で不在の場合は、子供は帰宅できないから、ソファで休むのだ。

 

保健室がなくて保健の先生がいないというのは、結構衝撃的だったりする。

給食の時間や掃除の時間もない。

弁当を持っていくが、お昼ご飯休憩などないので、休み時間に小腹が空いたら、手軽に食べれるような物に必然的になってしまう。

掃除の時間はなく、掃除会社が派遣されて、放課後に掃除をしていく。

なので小学校の子供達は、昼過ぎに下校してから昼食を取る。

学童に行っている子供はそこで食べるが、2時まで預かってくれる学校管轄の託児所の場合は弁当を2つ持参していた。(あくまでも、うちの子の通っている小学校の場合)

 

ギムナジウムでは学食で注文して食べれる。

ネットで予約注文を予め済ませるようになる。

また学年が上がると、学校外で適当に買って食べる事も許される。

娘も友達と示し合わせて、毎週〇曜日はピザを買って食べる、という風にしていた。

 

そういうのもあるからか、独日ハーフの子供達の多くは、日本に帰国した際には、体験入学して日本式の給食や掃除の時間に憧れているようだ。

娘は制服や、先輩後輩といった校風なんかにも憧れがあるらしい。特に今、日本のアニメを観ていると、一目置かれる生徒会長とか憧れの君がいるシチュエーションというのは、現実のドイツの学校にはないので、興味があるようで、

「お母さんの時代もそうだったの?」

と聞いてくる。

 

ないものねだり なんだろうなとは思うが、そうやって日本の事に興味を持ち、好きでいてくれるのは、やっぱり嬉しいものだ。