あと3週間程で夏休みとなる。
コロナ禍の影響か、今、一部の現地校の小学生の心が荒れてしまっているらしい。
小2でそんな事を言うの!?と驚くような暴言を吐く子供もいる。そう考えると、うちの倅は実質小3なんだけど、まだまだ幼いなあと思うのである。
ここの所、倅は算数の計算で絶好調である。
日本式とドイツ式では、掛け算のやり方が違うので、混同して分からなくなってしまう子供もいる。
実はうちは日本の算数の勉強を諦めたクチだ。
サラッと「ここは、こういう物なんだ」くらいでお終いにして、ガッチリ練習問題をこなすのは止めにした。
対面授業となった今、確かに算数の授業もしてくれるようになったけれど、親子共々、これ以上のストレスを溜めてしまっては本末転倒。昨年度の途中から、もう、日本の算数の勉強は家ではしないと倅に宣言した。(宿題はちゃんとするけどね)
本人は泣いて嫌がったが、現地校の算数がそれで分からなくなるよりはマシだ。
結局、生活の基盤が何処なのかを考えると、二兎を追う者は一兎をも得ず で、やっていかないといけないと思ったのだ。
勿論、できる人はどんどんやれば良い。でもうちの子は違う。
さて、長期ロックダウンが一段落して、今、倅の通う小学校では鬼のように抜き打ちで小テストをしているようだ。
国語は意外に悪くない点をとっている。悪筆だし、スペルがとんでもない事になってはいるが。(きっと小3になると、超辛口の点をつけられてしまうんだろうなあ。。)
計算は筆算や掛け算、割り算をやっていて、ありがたい事にほぼ満点を取っている。
特に、大して教えていなかった割り算でも、掛け算を応用をしてやっているようだ。
「僕、頭の中で九九をやってるんだよ」
と倅は言った。
そうか、、、登校中に一緒に九九を言いながら歩いたアレも、教科書やドリルを何度も何度もやったアレも今の君の成果に役に立っていたんだね。
未就学時代から九九の練習をやっては忘れ、やっては忘れを繰り返して現在に至り、今はもうドイツ式の練習を家でやるようになっているが、日本の九九を忘れていなかったなんて、嬉しくなった。
現地校入学を1年遅らせた事で、成長が徐々に追いついてきているのかもしれない。
分からなくなって泣きながら頑張ってやった九九の練習だって、ほんの少しは役に立っていて、それで倅の自信が取り戻せているのなら、何にも無駄な事はないんだなあって思えれる。
◆◆おまけ◆◆
今朝、偶然見つけた動画
葛飾北斎の娘、葛飾応為の話を扱っている。
天才北斎に、これまた天才の娘がいたなんて知らなかった。
てか、まさしく一卵性親子ってやつだな。