今更な話をして申し訳ないのだが、、、
日本の親戚から送られてきた節分の豆がある。
名誉の為に書いておくが、親戚は節分に間に合うように送ってくれている。こちらが勿体無くてなかなか食べなかっただけだ。
それで時期が外れてしまったので、豆まきはせずに年の数だけ食べる事にした。
私が子供の頃に食べた豆はもっと硬かったような気がするが、久し振りに食べたら丁度良い硬さでとても美味しかった。
日本の風習に疎い家族に、豆まきと年の数だけ食べる説明をした。
夫は渋い顔をして、豆を食べた後に他のものも食べていた。娘も足りないからと言って、豆を食べた後に余分に何か食べていた。
「お母さん、見て見て!僕、長生きできるよ。安心してね」
倅もちゃんと年の数だけ食べたのを見せてくれた。
倅は9歳にしては幼い。
そういう迷信をほぼ100%信じる。
未だにサンタクロースやイースターの兎を信じているくらいだ。
最近は自己否定感が炸裂してしまい、叱られると「僕なんてこの世から消えてしまった方が良いんだ」と嘆くようになる。外で辛い思いをしないようにと親心で言っているのだが、倅には理解できないようだ。
そんな倅にとっては、こういった迷信や厄除けの意味を教えて、自分が幸せになる為にこうしよう、と話す方が効果があるのかもしれない。