最近は日本食品が更に手に入りやすくなってきていて、非常に嬉しい。
子供がミュンヘンの補習校に行っている間に、私と夫はよくミュンヘンの日本食品店に行って買い物をするが、最近はコロナ禍で補習校はオンライン授業ばかりなので、近所のアジア食材店で間に合わせている。
しかし知人が、私が住んでいる街の某スーパーでも『お〜い お茶』が売られていると教えてくれた。残念ながら、この近所ではないらしく、未だに一度もお目にかかっていない。
さて、そんな我が家の贅沢品はカップヌードルだ。
カップヌードルは随分前からちょい高のスーパーには売られてはいたが、流石に子供には食べさせた事がなかった。
しかし倅が小学校2年生に上がる頃に解禁した。
理由は忘れたが、大した事ではなかったと思う。
取り敢えず、試しに食べさせてみたら、ハマってしまったようだ。
それからはたまにではあるが、時間がない時に、皆で食べるようになった。
余程、嬉しかったのだろう。ある時、倅が補習校の宿題の日記に、カップヌードルの事を書いていた。思わず、
「先生に、誤解されても困るから(普段からカップヌードルばかり食べさせてると勘違いされてしまう!)、書くのはやめて」
と言った事まで余分に書き足しているではないか。優しい先生は
「先生もカップヌードルが大好きだよ」
とコメントして下さっていた。はあ〜3、、、
年末年始に義母宅を訪問した時の事だ。
義母が作ってくれる料理をいつも食べて帰るのだが、倅はその料理が苦手で、長い道中に2回程、吐いた事があった。義母に申し訳ないと思いつつ、どうしたものかと悩んでいると、夫から、私が何か作ってあげれば良いのではないかと提案があった。とは言っても、手のこんだものは作れない。
近所の安い品揃えのスーパーには、アジア食を何故か置いており、キッコーマンの醤油とか中国系のインスタントラーメンなんかもあった。同じ棚にカップヌードルが置かれてあるのを見て、これしかないと閃いた。
倅は初めて美味しそうに義母宅で昼ご飯を食べていた。
個人的には、気持ちはかなり複雑であった。
義母の料理を本当は食べて欲しかったから。
でも仕方ない。
因みに、義母にもカップヌードルを買ってあげたら、とても喜んでいた。本当は興味があったけど、迷っていたみたいだった。
まあ、たまに食べるのなら良いのではないかな。
ところで夫には弁当を持たせているのだが、時々それだけでは足りないようで、焼きそばのカップヌードルを買って食べるのだそうだ。初めて知ったぞ(汗)
「焼きそばでも、お湯を捨てずにそのまま食べる」
と言うから、
「いや、それはやめよう。お湯は捨ててくれ」
と慌てて諭したが、全く聞く耳持たない状態なので、こちらはもう、諦めている。