小学校もオンライン授業が週1回、1時間のみ行われるようになった。
こちらは任意なので、どちらでも良いのだが、やっぱりやった方が子供も少しは張り合いが出るのではないか。
オンライン授業は、補習校でいち早くやっていたので、もう1年近くなる。
気が付いた事を列挙すると
・短時間の方が集中しやすい。
・沢山の機能があると、却って気が散りやすくなる。
・簡単な操作にした方が、教師にも親にも(子供にも)負担が少ない。
・授業に期待しない方が楽。
・一緒に歌うのは難しい。
・折り紙や手芸のように作品を一緒に作るのは困難。
・クイズやしりとり、ビンゴは適している。
・講義や会議に適している。
・モチベーションが低くなりがち。
・画面を開けっぱなしにしておくと消費量が高いので、出席確認後は顔なし音なしでいくと、先生のみが映っているという事も。(これ結構寂しいみたいです)
・ブラウザが重くなり落ちやすくなる。
・パワポ等のハイテクを使うのが得意な人とそうでない人の差がありすぎる。
うちの子供達は、補習校では顔なし音なしでいっている。
勿論、発言する際はちゃんと顔を出して声を出す。
理由は、娘の場合は、皆顔を出してないからだそうだ。
倅の方は、zoomの時はオンラインで顔を出すのが大好きだったのに、teamsになった途端に嫌になり、現在も顔を出さないままだ。
しかし現地校の方では、ミュートにこそしているものの、何故か顔を出している。
理由を尋ねると、担任の先生が「やって」と言うから、だそうだ。
多分、2人とも毎日通う現地校の方が慣れ親しんでいるから、顔を出しやすいのだろう。
それは日本語を学んで欲しいと願う私にとっては、少々悲しい事ではあるが、現地校の方が大事なので、それはそれで仕方がないのだと思う。
娘が「補習校では同じ境遇の子が多いし、毎週末であってもずっと一緒だから、そういう意味では、友達というより同志みたいな感じ」だと言っていた。これに尽きるのだろう。
ところで成功体験は人を強くさせる。自信を持たせる。
現地校のオンライン授業で、国語(ドイツ語)のテキストの音読をまずやり、その後、読解問題があったが、小2(現地校では1年遅らせているので、小2です)が自力でするのはかなり困難な内容だった。昨日、倅と一緒に準備していた時に痛感した。
それは先生も承知しているようで、上手く子供達を持ち上げながら、一緒にやっていた。
音読を授業でしてくれるのは、本当にありがたい。
今回はクリスマス休暇明けだからか、子供達のモチベーションが下がっているようだった。
1人が皆の前でテキストを音読するように先生は促すのだが、誰もしたいと言わない。
その時、倅が
「僕、やりたいです」
と発言し、そのまま読み出した。
これには私も驚いたが、先生も驚いたようだった。
その後もなかなか読みたいという子供が現れず、苦労されていたが、なんとか1時間の授業を終えた。
先生からも
「皆の前で読むって言った。これは勇敢だったね」
と褒めてもらえ、倅は嬉しそうだった。
小さな積み重ねが大きな成長の山となる。
子供達はそれぞれペースが違うから親としても忍耐が必要となるが、それぞれに育っていってくれたら良いな。