ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

中間成績表

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娘作

ギムナジウム5年生(つまり小5)の時の作品

 

ドイツの学校では、3月頃に中間成績表がもらえる。

高学年はまだオンライン授業なので、娘の成績表は郵送された。

各教科の筆記試験と授業態度、口頭試験等の平均点が数字で記されている。

例えば、筆記試験が悪くても、授業態度がいかに真面目で先生の質問にしっかり答えられるか、挙手をして発言をするか、またグループでの話し合いにも積極的に参加しているか、そういうところで点を稼ぐ。

個人的には悪い方法ではない。

人にはそれぞれ得意分野があるからだ。

娘の場合、不得意科目は授業態度でカバーしていた。

元々、彼女は授業態度は真面目で積極的なので、教師からは好まれる。

案の定、娘の好きな宗教は最高である1となっていた。

「宗教が2の方が、フランス語が6(最低)よりショック」

という程、小学校時代から宗教は1を取り続けている。

因みに、他の科目の成績も中の上くらいなので、そこまで悪くはない。

夫は筆記試験のみを見て、眉を顰めていたが。

 

今日のオンライン授業で先生から言われたらしく、どうやら来週から分散登校になっても、筆記試験はなさそうだと娘が言ってきた。やれやれ

試験の良し悪しより、試験をする事で、やらなければならないというモチベーションになると期待したのだがな。現実はなかなか難しい。

 

さて倅の方はというと、昨日学校からもらって帰ってきた。

現地校2年生の中間成績表は文章で書かれていた。

気になっていた社会性や授業態度も改善されているのか、良い評価を沢山書いてもらっていた。勿論、ロックダウンでそれ程学校には通えていないが、それでも高評価を得られるのは親として嬉しいものだ。

オンライン授業中にやった詩の暗唱や、オンライン授業での積極的な参加や発言も功を奏したのかもしれない。

分散登校では、例のヘリコプターママの息子と同じグループで、それも正直に言って、危惧していた。グループを変えてもらった方が良いだろうかとすら思っていた。新年度が始まった頃に、少しトラブルがありはしたものの、倅が先生に話してほしいと言うので、担任に子供の名前を告げずに、

「相性が良くない子供がいる」

と打ち明けた。

当時は、元担任が戻ってくるだろうし、この先生はどうせ代行だから、今迄の代行の先生と同様に、そんなに見てはくれないだろうと思っていたが、意外にもしっかりみてくれていたようだ。

それからは、問題は倅からも先生からも聞かなくなった。

元担任は産休を経ても、コロナで戻ってこなくて、その代わり、この先生が担任になった。

ある意味、先生と話ができて良かった。またこちらからグループを変えてほしいとお願いしなくて良かった。

 

娘のみならず、倅も悪筆で、またもや指摘を受けていた。親の私も夫も悪筆なので、どうしようもない。娘のドイツ語の筆記なんて、夫にそっくりで卒倒しそうになったくらいだ。

発達障害もあるからだろう。倅は未だにハサミを上手く使えない。

そういうちょっとした事に、まだまだ時間がかかりそうだ。

 

因みに、ドイツでは一度親に見せてサインをもらい、それを翌日に学校に持っていき提出する。その日の内に先生から再度返してもらえて初めて成績表を家で保管できるのだ。

二度手間になりそうなものだが、取り敢えず、サインを忘れないようにして持って行かせる。

 

早速、双方の祖母に報告すると、2人共安心していた。