ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

分散登校あるある

倅が分散登校をするようになって2週間になる。

 

そこで分散登校をやっていくと陥ってしまう問題を挙げてみようと思う。

 

・登校日を間違えてしまう。

・弁当と水筒を作り忘れる。

・病院の予約日や時間を忘れてしまう。

・登校しない兄弟との差が大きくなる。

・家庭学習の時間配合にばらつきが出てくる。

・仲良しのクラスメートと会えなくなる。

・久々の登校となるので、行き渋ってしまう。

 

忘れてしまう事は結構ありますね(汗)

先日、近所の皮膚科で予約を取ったら、すっかり忘れてしまい、平謝りしてしまった。罰金をいくら払えば良いですかと恐る恐る聞いたら、必要ないと言われホッとした。

その後、予約を取り直して家に帰ろうとして、ふと先程の皮膚科での一件を思い出してしていると、丁度倅が帰宅する時間と予約時間が一緒だったのに気付き、こりゃいかんと慌てて引き返した。

 

他にも知人は、スーパーに買い物に行った時に財布がないのが分かり、レジ打ちの人にお願いして、そこに置かせてもらって、自分はトンボ帰りして財布を持ってきたらしい。

 

あとは子供の情緒が微妙になる。

特に、一方はオンライン、一方は分散といえど登校していると、兄弟関係も微妙になってくる。倅は登校を行き渋るようになり、オンライン授業を受けている娘を羨ましがっている。

友達のお子さんは元々引っ込み思案だったのに、更に酷くなってしまい、ずっと傍にいないと駄目なんだと言っていた。

 

 

しかし分散登校にもそれなりのメリットはある。

・親が少しだけ楽になる。(買い物や自分の用事ができやすくなる)

・先生の目が届きやすい。

・普段話さないクラスメートとも親しくなる。

・分散といえど学校に行くことで、社会性が身につく。

 

娘のクラスは30人くらいいるのだが、分散になると、半分になるから、当然先生の目が届きやすくなる。なので、苦手な授業も理解しやすいのだそうだ。

 

昨日は倅の登校日だったのだが、木曜日は11時30分には家に帰ってくるのに、1時間経っても帰ってこない。

もしかしたら、時間割を少し変えたのだろうかと思ってはみたものの(学校からのそれについての連絡はなかった)、気になったので、家にいた娘に、倅が入れ違いに帰ってきたら、私に電話をしてくれと話し、学校まで行ってみた。

こういう時、子供に携帯電話がないのが痛い。と同時に、娘が家にいてくれてありがたいとも思う。

 

さて、学校までは徒歩で、子供の足でも12分程度となる。

私が学校の前にいると、丁度子供達が出てきている最中だった。しかし倅の姿は見当たらない。

その時、娘から連絡が入った。

「倅君、今帰ってきたよ」

どうやら、クラスメートの2人と一緒に帰ってきたらしい。

1人の子とは帰り道が大体一緒だったので、2人でフランスの人気漫画の話をしながら帰ってきたから、遅くなったと言っていた。

 

そうだったんだ・・・

 

かなり安心したと同時に、嬉しくなった。

放浪癖があるし、空気が読めない子だから、友達と一緒に帰るという事ができるとは思えれなかった。それに、分散登校前にはその子には一緒に帰る相手がいて、一度倅に

「お前はカタツムリみたいにノロマだから、一緒に帰りたくない」

と言い、倅はいたく傷ついていた。(その後、相手に「僕の事を二度とノロマだと言うな!」と言って、それから普通に戻ったらしいが)

なので、時々一緒に帰っていると聞いて、少々気を揉んでいたが、大丈夫そうだと分かり安心した。

 

分散登校になっていなければ、また仲の良いクラスメートと別々になっていなければ、きっとその子とはこんなに一緒に帰る事はなかっただろう。

子供の事だから、また元に戻ってしまうかもしれないし、もっと仲良くなるかもしれない。

親が思う程、子供はヤワではない。

本人なりの成長を、これからも応援していくつもりだ。