今週から部活動が開始され、更に10年生迄が遠足に行くようになるので、ギムナジウムも結構忙しい。
国語の抜き打ちテストがあったが、その前の日迄、倅は風邪で休んでいたのもあり、そのテストは採点されなかった。
しかし毎日登校していた子供達は当然採点されるわけで、辛口の成績に悲鳴を上げる者もいたとか。
娘が6年生くらいの頃にも、テスト中にずっと真後ろで泣いていた男子がいた。
「〇〇君(よく泣く男子)かと思っていたら、××君だったからビックリした」
きっと本当に分からなすぎて、ショックの余り泣いてしまったんだろうね。。。
娘の方は学力考査が先週と今週にあり、風邪気味ではあったが、なんとか頑張って受けていた。
その娘達、10年生は火曜日に選挙をしたそうだ。
これは模擬選挙で、実際の選挙とは異なる。
しかし現代の若者がどの政党に興味や期待を寄せているのかをリサーチするのに役立てられる。(我が校のみなので、他の学校が実施しているかは不明)
それもあってか、最近は娘達の会話は政治関連が多かった。
毎週水曜日は部活動があり、倅は実験部とチェス部を隔週で行く事にした。
今週は実験部に行ってきて、実験の成果を見せてくれた。
ほんの少しでも、倅の夢であるタイムマシンの発明に近付けたら良いね。
まあね、、、タイムマシンは不可能だとも言われてはいるが、それでもずっと本人が諦める迄、探究を続けていけば良いのではないか。
宗教の時間に揶揄ってきたクラスメートの男子も同じ部だったようだが、何事もなく、一緒に部活動ができたらしい。
娘は今年度も情報科学部とチェス部に入った。
チェス部は倅と一緒に同じ週に隔週で行くので、親としてはありがたい。
そして今日は遠足で、娘クラスは映画館、倅クラスは動物園に行った。
倅は小学校3〜4年時代は、毎回、野外活動になると問題児扱いをされて、終いには遠足には参加させてもらえなくなった。
始めは倅の持つ特性故だと思っていたが、どうもそればかりではないらしい。
担任は全く統制が取れない人で、倅が不参加であっても、その日の野外活動は最悪だったらしく、先生は翌日になっても生徒達を叱りつけていた。
倅が思わず
「良かった、僕行かなくて」
と言ったくらい、酷い怒りようだった。
そして参加したら参加したで、倅のみが問題児のような言い方をして責め立てた。
この先生がどれだけのものか分からないけれど、いずれにせよ、倅にとっては最悪の小学校生活だったのは間違いない。
ギムナジウムの国語の授業で、何処の小学校出身か全員が尋ねられた際に
「小1〜2年生はほにゃらら小学校でしたが、3年の時に引っ越してから行った学校は最悪でした」
と発言したくらいだから。国語の先生が驚いて
「どうしてそう思うの?」
と質問してきた。
「あの学校で、僕は人生を狂わされた」
と言ったらしい。(-。-;
同じ小学校から、もしくは同じクラスから一緒の子もいるのだけどね、、(~_~;)
元担任は、小学校と隣接している地元中学校に通っている友達曰く、どうやら転勤したか退職したようで、学校で見かけないそうだ。
うん、まあ、ね、、
1年で2回も暴力沙汰と窃盗沙汰で警察がやって来たりしたクラスだもんな。。
あのクラスで倅はよくまあ、生き延びれたと思うよ。
さて、子供等は昼過ぎに戻ってきた。
それで久々に3人で昼ご飯を食べた。
倅は動物園にデジタルカメラを持って行き、例によって例の如く、Vlogをしたようだ。
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そしてお小遣いでコアラのぬいぐるみを買っていた。
倅が写真を撮っている間、絵の上手なウクライナ男子は、倅をモデルにして絵を描いてくれたようだ。
川には白鳥もいて、きっとそれはいつぞやかの承太郎とDIOに違いないと倅は言っていた。
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そして倅が最後に撮った写真は、山羊とのツーショット。
とても楽しかったらしい。
そう、ここまで読んで、気が付いた方もいらっしゃるかもしれない。
倅は遠足を楽しんだのだ。
小学校3〜4年時代には全く出来なかった事だった。
あれを持っていったら馬鹿にされるかも、、とか、こんな事をしたら笑われるかも、、といった気兼ねがなく、クラスメートと先生と共に1日を楽しく過ごせたのだ。
小学校時代、元担任は私に
「倅君はずっと泣くばかりして、ちっともちゃんとした行動ができない。次の野外授業では、付き添いが必要」
と言ったが、それは理由もないのに押されたり、言葉尻や揚げ足を取って、倅を悪者扱いにするクラスメートばかりがいる所で、担任は倅のみを責め立てていたのも原因だったのではないか。
毎回、遠足や野外授業の度に、胃が痛くなる思いをしながら、今回は大丈夫だろうかと心配しながら見送った。
倅がまた少し成長したのかもしれないし、もしかしたら、今の学校のこのクラスが合っているのかもしれない。油断をしてはいけないけれど、今日、笑顔で帰ってきて、嬉々として報告してくれる倅を見て、私はとても嬉しかった。