先週、遂に最終回を迎えてしまった『はたらく細胞2』だが、大トリはやはり癌細胞君が暴れて、それを退治して終わった。
自分も同じ細胞なのに、生まれ持って出てきてしまったものの為に排除されなければならない運命を背負った癌細胞は悲哀に満ちている。
その矛盾ってなんなんでしょうね。
凄く性格が悪くてどうしようもない悪の存在なら、罪悪感も何もなく、排除!で一件落着するのだが、自分だって本当は普通の細胞として生きたかったという言葉を聞くと、やっぱり気持ちが揺らいでしまうものだ。
しかも、それが癌細胞の演技ではなく本音であるならば、尚更の事。
1期は白血球の苦悩があり、それでも体の為に排除の道を選んだ。
2期になると、もっと悪人っぽく強くなった癌細胞君が制御性T細胞さんの勘違いからの協力(?)を得て暴れ回る。
気になっていた1匹の乳酸菌も活躍していた。それも見届けれて安堵した。
ところでYoutubeには、このアニメのリアクション動画が多くあるが、その中でもイギリス人の医者が見るリアクション動画は大変興味深い。
私は医師ではないので、専門家にはこのアニメがどう映るのかが分かり、とても参考になるのだ。
働いていたり子育てに追われていると、どうしても自分達の体調を後回しにして無理をしてしまいがちだが、時には細胞達の声に耳を傾けながら、上手に息抜きをしていって欲しいものだ。
そういう意味でも、このシリーズはよく出来ていると思う。
こちらのシリーズは、健康な体の中の細胞達の様子を描いている。
自分の体の現在の状況を擬人化された細胞達の様子から伺えるようになるので、親しみが湧くし、もう少し大事にしてあげないといけないなと思えるようにもなってくる。
他のシリーズ、Black、Lady、Baby、細菌もあるので、ご興味のある方は見てみて下さい。
はたらく細胞とはたらく細胞Blackはアニメ化になっているが、LadyとBaby、細菌は漫画のみとなっています。