ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

大人の基準て、何だろう。

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

f:id:ayayukimoto:20210110003656j:plain

 

娘がまだ小さかった時、理由は分からないが、夫と喧嘩をした。

その時、言い放った言葉は

「私はまだ子供だよ!」

だった。

確かにね(苦笑)

かくして親子喧嘩は娘の完全勝利に終わった。

 

さて自分は「大人になった」というより「年を取った」とよく感じる。

大人になったと思ったのは、日本では20歳の時、堂々とお酒を飲めるようになった♪というくらいだろうか。

あまりに月並み過ぎて申し訳ないが、それ以降は「年を取った」や「面の皮が厚くなった」とかそういう類いになってしまう。

それもまた、ある意味「大人になった」という事かもしれない。

結婚する前にアニメやヤヲイを卒業した筈なのに、ドイツに来て、大変親切な友達から送られてくる、彼女の推しキャラや推し声優の動画の数々でまた復活してしまった。いつまで経っても、精神的に大人になれてない気がしないでもない。

まあ、それだから子供達と一緒に、お互いの好きなアニメや動画の話で盛り上がれるのかもしれない。

 

因みにドイツでは、成人式のようなはっきりとした儀式ではないが、14歳になったら、自分の属している教会で堅信礼と呼ばれる儀式に参加し、自分の宗教を自覚するんだそうな。

宗教離れが激しいドイツではあるが、それでも学校にも宗教の時間があるのだから、日本よりは宗教が根付いている。

そういえば、親の承諾書なく弟妹を学童に迎えに行っても良い年齢って、確か14歳だったな。

そして16歳になるとビールが飲めるようになり、18歳にはいよいよアルコール度数の高いお酒もタバコもokとなる。

なので、いつが大人の仲間入りなのかは曖昧で、日本のように成人式をしないから、大人になったという実感も余り湧かないようにも思えるが、基本的には18歳からなのだろう。

私の中では、早く子供がお酒が飲める年齢になって、時々一緒に晩酌してくれたら嬉しいものだ。

 

ところで、漫画で敢えて、娘に「娘ちゃん」と名前にちゃん付けで呼ばせているが、実はドイツでは就学前検診で、自分にちゃん付けしたり、「私」の代わりに自分を名前で呼ぶのは、まだ充分発達できてない基準となるような事があると言われた。

とはいえ、日本では自分を名前で呼んでいる子供も見受けられるし、娘の場合は実は小学校に上がって暫くしたら、自分を「私」と呼ぶようになっていたので、余り関係ないのかなとも思う。

それも含めて診断してくれた医師に話すと、まあ、それなら大丈夫でしょうと言ってくれた。

他の判断基準としては、蝶々結びができるか否か、とか大人の指示に従えるかどうか(これが1番大事かも)等がある。

 

そんな娘はもう12歳であるが、弟が生まれてからも、ずっと自分は小さい子供のままが良いと、よく言っていた。

最近になって、そんな事は言わなくなったが、弟にヤキモチを妬くのは通常運転で、そういう時はやっぱり甘えたいのか、自分の名前にちゃんを付けてくる。

普段は「私」で通して、姉貴風を吹かせるのにね。

私の背をとうに越えたが、相変わらず、小さい自分を演出したいらしい。