ここの所、娘の現実逃避が増している。
現在、娘の通うギムナジウムは小規模ロックダウンの為、分散登校となった。
因みに、今週は娘達のグループが登校するようになり、今週半ばにはまた中間試験が待っている。中間試験は、それぞれの教科毎にそれぞれの授業時間に行うので、週1回の時もあれば、週2回とか、教科の時間割により異なってくる。
先週も英語の中間試験があった。
分散登校が既に始まっていたので、娘達のグループは家で課題をこなしていた。試験日の試験開始時間のみ登校し、大きな講堂で、一斉に試験を開始したという。まるで大学の試験みたいだ。
一教科の試験のみに登校し、その後、また帰宅してきた。やれやれ、ご苦労なこった。
先日、娘を見ると、ネリケシと鉛筆で似非髭を作って遊んでいた。
似非ユニコーンになった時もある。
更にユニコーンの角を鼻につけて、似非ピノキオになったりと現実逃避に忙しい。
いい加減、勉強しなさいと促すが、苦手な教科は勉強をする気すら起こらないらしい。
娘の場合は、フランス語が苦手教科となる。
こんな事ならドイツ語で習うラテン語の方が良かったかもしれないと、激しく後悔したものだ。
試しにラテン語に移行させてみても良いのではないかと夫に話をしたものの、一度決めた事を曲げるのが苦手な夫は、それに反対し、そのままフランス語を専攻している。
しかし、翌年(つまり今年度)に転機が訪れる。
毎年行われる学校のオープンデーで出会ったフランス語の先生が、今年度から娘達を教えてくれるようになったのだ。
オープンデーの時の印象がとても良かったから、娘はフランス語を専攻した。しかしいざ蓋を開けてみると、余り評判が宜しくない先生が担当となり、必死に勉強しても、そして挙手をして発言をしようとしても、ちっとも当ててくれず、いつも評価が悪かった。
ドイツでは試験の点数のみならず、普段の授業態度も、成績にかなりのウエートを占めている。
なので、挙手をして発言をする事が得意な娘は、全然当ててくれない先生に対して、とても不満だった。
おまけにコロナで後半は全く授業らしい事がなかったので、これは相当難しくなりそうだと思っていた。
さて、オープンデーで会った先生の授業で、娘のモチベーションも少しだけ上がってきた。
これが吉と出るかは、娘次第だ。
手伝ってはあげれないが、応援して見守っていくつもりだ。