今週末のドイツの我が街は秋晴れだ。
子供達は毎週土曜日に日本語補習校のオンライン授業を受けている。
コロナがなければ、補習校まで赴くのだが、今はコロナ禍でそれもままならない状態だ。
さて子供達がオンライン授業を受けている間、夫に買い物に行ってもらった。
ドイツでは日曜日はお店が閉まっているので、土曜日に買い出しに行くようになる。
大昔、こちらに来た当初は土曜日も閉まっていたり、開いても午前中のみとかだったので、随分変わってきたものだ。
昨日は街中のアジアショップで納豆を買ってきてくれとお願いしたのだが、他の物も買ってくれた。
ゆめにしきはイタリア生まれのコシヒカリ。
10年の歳月を経て、開発をしたものなんだそうだ。
それもあって、美味しい。
新婚当時に一度だけ、母が地元の米を送ってくれた事がある。
日本食なんて手軽に買えない場所に住んでいたし、全然食べてなくて、ずっと我慢していたのもあり、炊いて食べた時は、感涙したものだ。
納豆も然り。
子供が補習校に通っている間、たまに日本食店で納豆を買って、それを1人で食べるのが楽しみだった。
その内、偏食家の倅は納豆や豆乳が好物になってきた。なので、今は一緒に食べている。
倅にとって、大豆製品が家庭の味の1つになる日も近いだろう。
こちらでも豆腐は手に入る。
健康志向がずっと続いているので、ドイツ人にとって日本食は格好の健康フードだ。
絹豆腐とあっても、日本の絹豆腐みたいな柔らかい物ではない。
木綿豆腐より硬いかもしれない。
トーストも同じだ。
前々回の帰国の際、柔らかくて美味しいトーストを食べさせてあげようと、母がわざわざ並んで買って来てくれたのだが、子供達からすると、柔らかすぎて駄目らしい。
私もパンは、コシのあるドイツ産が好き。
食べ物に関してあれこれ書いてしまったが、いずれにせよ、住んでいる国の食べ物に、それなりに適応できる味覚があって良かったなと思うこの頃である。