ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

いつも献立に悩む

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毎日の献立を考える主婦の方々、本当にご苦労様です。

私もその内の1人ではあるが、毎回食卓に数色多く並ぶ料理を作る日本の主婦の方々には尊敬の念を感じずにはいられない。

日本の食育や食事に関するレポタージュがドイツでも放送され、観たドイツ人から驚愕のコメントを頂いた。

幼稚園児のお弁当の為に作るキャラ弁やデコ弁なんて凄すぎる。

昔、妹がたまに子供の為に作ったキャラ弁が成功したと写メを送ってきていたが、その芸の細かさに私は舌を巻いた。

流石にそこまではいかなくとも、毎週土曜日の子供達の補習校の弁当を日本式で頑張ってはいる。※今はコロナで補習校自体オンライン授業なので、弁当は作っていません。

 

娘が幼稚園の頃、給食を食べない金曜日だけは弁当を持っていかなければならなかった。日本式が良いかドイツ式が良いかと聞くと、日本式が良いというので、そのようにして持っていかせると、園長先生から『芸術品』だと絶賛され、かなり驚いた。

しかしそんな弁当を持っていっているのは、娘1人なわけで、本人も恥ずかしくなってきて、いつしか日本式でも簡単なもので良いと言うようになった。

そんなわけで、かなり簡単にして持っていかせていたら、園長先生から、非常に言いにくそうに

「以前はとても凝ったお弁当だったのに最近は違うようですが、何かあったんですか?」

と質問され、ネグレストでもしてんのかと疑われたのかしらと苦笑してしまった。

子供からの要望ですと答えると、とても安心されたようだった。

 

私はこの園長先生がとても好きだった。

常に子供達や親の中に入り、細かい所までよく見てくれていた。彼女に育児の相談をした事もあった。娘の幼稚園はうちの近所ではなく、小さな街にあり、幼稚園の規模も大きくはなかったが、先生もそこにやって来る子供達も親もご近所さんも、とても親切だった。

 

さて家族がいる週末、一体何を作ろうかと毎回悩む。

特にドイツでは昼ご飯をガッツリ食べるようになるので、これだけは外せない。

家族に聞くと、毎回同じ答えが返ってくる。

スパゲテイとピザは王道だ。

しかし流石に毎回同じ物ばかりでは、作る側も飽きてくる。

ある時、夫が兎肉を喜び勇んで買ってきた。※今はコロナでスーパーではマスク着用必須です。

義母は野生動物の肉料理を作るのが上手く、毎回訪問する度に、舌鼓を打たせてもらっている。しかし野生動物の肉は高価なので、我が家では滅多に作った事がなかった。

本当に久し振りに時間と手間をかけた料理を作った。

非常に美味しかったが、とにかく時間がかかるので、当分はしなくても良いやと思ってしまうズボラな私だった。