ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

冬時間になりました。

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今日から冬時間となった。

冬時間とは時間を1時間戻し、夏時間になっていた時間を、例えば、日本との時差を8時間になるようにする。ちなみに夏時間での時差は7時間となる。

18世紀にアメリカ合衆国のベンジャミン・フランクリンが早寝早起きをして、日照時間を長く持つ事で快適に過ごしましょうと提唱したのがきっかけとなるが、当時は実行に移されなかったらしい。

それがイギリスのウイリアム・ウイレットが時計の針を1時間動かすようにと働きかけ、実際に採用されたのが、20世紀初頭の第一次世界大戦中のドイツが初めというのも興味深い。

紆余曲折あり、結局は省エネを目的にして、欧米諸国を中心に夏時間導入が定着した。

ドイツでは4月の最終日曜日午前2時から10月の最終日曜日午前2時が夏時間となる。ラジオの電波で針が自動操作されるようになっている我が家の時計は、夜中の2時になると、勝手に動いて夏時間、あるいは冬時間になってくれる。

 しかし、この時間の切り替えで、事故が多くなるという報告もされているので、一概に良い面ばかりではないようだ。

 

ちなみに日本でも一時期、この夏時間を推進されたらしい。

戦後数年間のみ行われたが、その後廃止された。

理由としては、

日本列島全域で日の出・日の入りの時間に差があるから、導入が難しい。

夏場は特に湿度が高いので、冷房需要が大きい。

夏時間制度を導入していないアジア周辺国が多いから、導入している欧米に合わせる必要性がない。

のだそうだ。

 

娘が起きてから

「1時間沢山寝れるから、得した気分になるね」

と言っていた。夏時間から冬時間になると、確かにそんな風に思えるものだ。

しかし逆だと、1時間損した気分になる。

果たして本当に省エネになっているのかは分からないが、ドイツで定着しているのなら、そのままやっていけば良いと思う。

日本は、もう導入しなくても良い。

国民性もあるし、別に足並み揃える必要性もないんだから。