Pechとはドイツ語で不運という意味になるが、今回はそんな感じだった。
娘の英語の授業で必要な課題図書を夫がAmazonで注文したのだが、一緒に注文した物の中に瓶詰めの食材が入っていた。
その内の1つと何某かの問題があったのだろう。
書籍類とその瓶詰めの食材だけが、発送予定日を過ぎても届かなかった。
夫が確認すると、配達の際に問題が生じ、結局戻したとの事だった。
とはいえ、娘の課題図書は早目に必要となる。
それで夫と一緒に街中の本屋にて購入する事にした。
しかしここでまた問題が生じる。
本屋に課題図書がなく、注文しなければならないという。そして明日の午前中に受け取りに行くようになる。
街中にはまだ本屋があるので、もしかしたら、他の本屋にあるかもと思い、単独で行ってみる事にした。
夫は出勤の為、ここで別れた。
今日は今年冷夏のドイツの中では暑い日で、29度くらいだった。
徒歩であちこち回る。そしてスマホに保存されている課題図書を見せて聞いてみた。
街中には大小合わせて結構な数の本屋があるのだが、何処にもなかった。
そして皆、注文するしかないと判を押したように同じ言葉を繰り返した。
一縷の望みをかけて、市立図書館にも行ってみる。
あろう事か、何故か今日に限って臨時休館日となっていた。
諦めモードで図書館から1番近い本屋に行き、結局そこで注文をした。
「再度戻ってきて、注文をしてくれてありがとうございます♪」
なんて言われてしまった。
足は既に棒になっている。
くたくただ。
日陰を通りながらフラフラしながら、帰ってきた。
もう疲れたから、いつもは乗らない路面電車に乗った。なんとなく、負けた気がした。
帰る途中に近所の図書館にも寄ってみた。何故かここも臨時休館日だった。
娘が下校してきたので、その旨話すと
「木曜日までに手に入れば良いから大丈夫」
と言われた。
なーんだ。そうだったんだ。私はてっきり、水曜日までだと思っていたよ。
明日はまた街中の本屋に行って、注文した本を受け取ってくるよ。
それにしても、とても疲れた。