ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

心配した話。

倅の体調はお陰様で、大分良くなってきたようだ。

本当は、学校側の事情で今日は12時過ぎで授業が終わり、子供等は2人揃って下校すると思っていたら、娘しか帰ってこなかった。

倅はどうしたのかと聞いてみると

「倅君は片付けに時間がかかりすぎるから、待たずに1人で帰ってきた」

と言った。それでも気になるらしく、できるだけゆっくりバス停まで行ったようだったが、結局来なかったので、1人で帰って来たとの事。

約束をしたわけではないから、2人で一緒に下校する必要もないし、今迄も別々に帰ってきた事はあったので気にしていなかった。

 

しかし娘帰宅から約2時間経っても、倅は帰ってこなかった。

 

気になって、いつも降りる路面電車の停留所で待ってみる。

我が家から学校までは3キロ強あり、子供等は、路面電車とバスを乗り継いで通っている。路面電車は6分毎に止まるし、学校までのバスは10〜15分間隔で走る。これに乗り遅れても、もう1つ同じ方面に行くバスがあるので、それに乗って行くのも可能だ。

そうこうしている内に、更に1時間が過ぎた。

流石に3時間も帰ってこないというのは変なので、あれこれ考えてしまい、家にいる娘に告げて、学校に行ってみる事にした。

 

ここまで心配してしまうのは、今迄に倅はよく行方不明になっていたのと、学校で問題があったり無くし物があって、帰宅が遅れる事が過去に何度もあったからだ。

学校内で問題があったのなら、恐らくは学校から電話なりかかってくるだろうが、何もない所を見ると、もしかしたら学校外で何かトラブルにでも巻き込まれたのだろうか?

一抹の不安を抱きながら学校に到着した。

学童の子供達が外に出ていて、遊んでいる。

流石に、倅を知らない子供達に

「うちの倅を見なかった?」

とは、なかなか聞けないものだ。

それで校内を少し回ってから外に出た。

娘とフェイスタイムをして、その旨を伝える。

あれこれ話していると、その内に娘が窓を開けて、外を映してくれた。

ドアの前に倅が立っていた。

 

倅は無事に帰ってきたようだった。良かった、、、orz

 

帰ってから倅に話を聞くと、以下のようになった。

倅は上り方面の路面電車に乗ったまでは良かったが、そのままうたた寝をしてしまったらしい。

そして気がついた時には、街中の中央バス乗り場まで乗っていたとか。

慌てて降りて、下り方面に乗って引き換えそうと思って電車を待っていたが、街中で何かあったのか、今日に限って、下り方面の路面電車がなかなか来なかった。

それで倅は、亜細亜人が経営している店で、タピオカドリンクを買って飲んで時間を潰したらしい。

「だって水筒にはもう水が入ってなかったから」

そうですかそうですかー(白目)

やっと来た電車に乗って帰ってきた、という事だった。

 

倅は携帯電話やスマホをまだ持っていない。

できるだけ遅い年齢で持たせたいというのが本音だ。

こういう時、本当に困る。とても心配だし。

進学を機にスマホを与える親が多いが、その多くの理由はこの辺りだと思う。つまり子供が何処にいるか心配なのだ。

夫はスマホを買うよりも林檎社(Apple)から出ているAir Tagを持たせてはどうかと言っている。

 

 

倅以外の家族は全員、林檎社のスマホを持っているので、ガラケーや他社の携帯電話を持たせるよりは都合が良いというのもあるだろう。

失くし物を探す為のアイテムらしいが、調べてみるとGPSが搭載されていないから、我が家の場合は意味がないような、、、

てか、少なくとも、自分の所在地を親に教えるようにした方が良いわけで、、電話ボックスはもう殆ど見かけなくなっているから、携帯電話の方が本当は良いのだろうなあ、、

義母の葬儀の時にゲストとして参列した彼女の知人に、夫がその話をしたら

「もう大きいのだから、11歳でそういう監視みたいなのはしない方が良いのではないか」

と非難された。

 

しかし今回のような事が今後もあるのなら、やっぱり何某か身につけさせた方が良い気がする。

何かあった後では遅いし。

そして何かあるかもしれない時代でもあるしね。。。