ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

四度目の正直。

現在秋休み中の子供達だが、来週から、また学校生活が始まる。

娘は来週、再来週とテストや研究発表、口頭質問がある。

倅は本の紹介と絵を見て物語を作るテストがあるようだ。

 

娘は既に自分で計画を立てて、1日のうちに勉強する時間や遊ぶ時間を分けてやっているが、倅はまだそこまでいかないようだから、こちらがある程度を提示する事にしている。

とはいえ、折角の秋休みにずっと勉強ばかりもさせれないから、課題を1つやる毎に、30分くらい休憩をさせている。※学校がある時は、30分の休憩ではなく、5〜10分の休憩として、宿題が終わった後は自由時間にしている。

 

読書が苦手な倅ではあるが、以前から読んでいて、娘が大好きなケストナーの『飛ぶ教室』を選んだ。紹介するのだから、もう1回読み直しをしている。

数学の復習、日本語補習校の宿題をやりながら、4枚の絵を繋げて物語にする課題をしている。

これが誠に苦行のようで、始めは文句ばかり言って、ちっとも筆が進まなかった。

ノートに2ページは最低でも書くように指示したが、悪筆な上、間延びした字は大変読みにくい。

それで筆記体からブロック体にさせた所、今度は、単語毎の区切りがあまく、全部が1つの単語のようになってしまっている。

更には、ドイツ語の名詞は大文字から始まるのに、それを忘れていたり、コンマや点を忘れていたりと、初歩的なミスが目立った。

 

独特なセンスで内容は悪くないけれど、絵が示しているものとは全く無関係な話が入ったりするので、きっと先生は頭を抱えてしまうだろう。

倅のセンスは残念ながら万人受けではないのだ。

 

倅には、上記の話をした上で、明日、もう1回同じ絵を見て、物語を書けと話した。

当然、本人は嫌がったが、文章を書く作業はとても大切なので、ここはやってもらうしかない。

 

回を重ねる毎に、コツが掴めてきたのか、大分良くなってきた。

余分な文章や、おちゃらけた文章は削り(これが本当は1番面白いのだけど)、出来るだけ、絵に沿った内容で、ケアレスミスをしないように心がけるようになった。

 

4日目、流石に3回も同じ絵の同じ内容ばかり書くのも飽きるだろうし、もうしなくても良いかなと思っていたら、今日もやるという。

「同じ絵で、物語を書きたい。だってずっとやってるのに、今日だけやらないのは、この課題が可哀想でしょ」

と倅なりの正論を説いていた。

 

最初は嫌がっていたのに、どういう風の吹き回しかね。

 

でもこうやって自分で勉強を進んでするのなら、少しは能力も上がるんじゃないかな。

そうであってほしいね。

この頑張りが、本番で成功に繋がると良いね。