ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

一期一会を意識して。

倅作:転校するクラスメートへ

 

7月13日。

朝から眼科検診に行ったはいいが、点眼液を2回入れられ、そこから1日中気分が悪くなってしま

ペーパードライバーだけど、これ入れたら車には乗れないと言われているのも分かる。

殆ど、ソファで過ごさなければならなかった。いやはや、参ったね。

結局、遠方が見えにくい近視のままのようで、必要なら眼鏡を作れば良いと言われた。

私は眉間が滅茶苦茶弱いので、眼鏡は苦痛ではあるが、考えてみようかなとも思う。

 

その後、子供の時計の電池の入れ替えをしてもらったり、倅の言語セラピーについて行ったりしたが、どうにも気分が上がらない。

明日には元に戻るかなと思いながら、のんびり過ごしている。

 

ところで、今日付けで倅のクラスメートの1人が別の小学校に転校するらしく、その男子に内緒でメッセージと絵を描くのが宿題となった。

それで倅がまず描いたのが余りに酷過ぎたので、描き直しをさせた。

個性を大切にしたいとも思うけれど、ちょっと頑張れば、もっと上手く描けるのに、、、

こういう時の声かけに悩む。

 

まずこの絵を自分が貰って嬉しいと思えるのか?

確かに君とその子は、ただのクラスメートだったかもしれないが、それでも何年か経ってから、この絵を見る度に、倅とは良い思い出もあった、懐かしいと思ってもらえる方が良いのではないか。そんな風な事を言ったと思う。

 

それでブツブツ文句を言って描き直していた倅だったが、いつしか真剣な表情になり、上記の絵をかなり時間をかけて描いていた。

用事で席を外していた後に戻ってきた時には半分くらい仕上がっていて、ちょっと感動した。

こういうお別れの絵や文章にも性格は出るのだが、一期一会を大事にしてほしいと思う。

 

娘が小学校低学年の頃、夏休みに一時帰国した際に、地元の小学校に1週間程、短期入学をさせてもらった事がある。

最終日にはクラスメートのメッセージを綴じた小冊子を贈られた。

娘も頑張って、1週間の入学についての感想文を書いた。

記念にクラス写真を撮らせてもらい、ドイツに帰った後に、写真とお礼の手紙を書いて小学校に送った。

贈られた小冊子は今でも大事に本棚にあり、娘と共に時々頁を捲るのだが、たった1週間しかいなかった彼女に対して、クラスメート達の温かい文章が心に沁みる。

その学校自体が、既に海外からの短期入学を何度か受け入れているというのもあってか、こういった子供にも学校全体が慣れているのだろうとも思う。

それでもやっぱり嬉しいものだ。

倅は帰国の日付けの都合で、短期入学は1度も体験させれていないのが残念だ。

 

夏休みまで、あと2週間ちょっと。

本当に大変だった小学校生活ではあったが、どうか最後まで気を引き締めて過ごしてほしいものだ。