ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

女子は何かと世話を焼きたがる+教科書交換

ギムナジウムには、長髪男子が多いけどな。

 

女子って男子より早熟ですよね。

「おませさん」というかなんというか。

男子はいつまで経っても、子供っぽいというのも頷ける。

私と夫は7歳違うが、それでも7歳上の夫が餓鬼っぽいと思う事もある。

義母がまだ元気だった頃には

「あんたは、手のかかる子供が3人いるね」

と笑っていた。

はい、全くもってその通りです。しかも、1番手のかかる子供は、自分が腹を痛めて産んだ子ではなく、貴女の息子です。と言って、2人で大笑いしたのが懐かしい。

 

夫は小さい頃からヤンチャで、義母は相当苦労したらしい。

そんな夫の子供だからか、倅も手がかかる。

それだからか、口やかましいクラスの女子に、あれこれ言われてしまうようだ。

倅よ、、、頼れる漢になれるのは、いつの日か。

 

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ところで、徐々に学校の教材やら、作品やらを持って帰っている子供等だが、水曜日に娘は来年度と今年度の教科書を交換した。ドイツでは教科書は借り物となり、破損していたり水で濡れたりした痕があったりすると、場合によっては前年度に使っていた生徒が罰金を払わされる。

数年おきに教科書が変わるので、毎年度、子供達は自分の名前を教科書の最初の頁に判子で押された欄に書くのだ。

娘の10年生用の英語の教科書に濡れた痕があり、彼女は先生に報告した。

先生は前年度に使った生徒の名前の横に「水濡れ痕あり」と書き記した。娘がやったわけではないと示す為だ。

そして娘に「新しいものと交換するか」聞いたが、彼女は「必要ありません」と言って、それをそのまま借りる事にした。

クラスメートと共に、9年生用の教科書を交換場所まで持っていった時、クラスメートの男子の1人は、帰路に10年生用の教科書を手に持っていなかったという。

それで事態を把握したが、後は誰も何も言わなかった。

 

留年、落第、それに伴う転校も風物詩になるくらい、当たり前のドイツでの学校生活。

明日は我が身で戦々恐々にもなる。

例え、首席で入学しても、来年度には姿が消えている事もある。

その逆に、ギリギリで入学しても、卒業までいく生徒もいる。

学校に通うだけが幸せではないし、本人が納得すれば、それはそれで良いのかもしれないけれど、縁あって同じクラスになった者同士、できれば皆、笑って卒業を迎えてほしいとも思う。