ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

それは ぼく❤️

ドミノ君登場



現在14歳の娘は、7歳くらいから日本の某武術を習ってる。

長い間、通っているだけあって、馴染みの顔ぶれが多い。

しかも彼女は面倒見が良く、割と筋も良いから、先生や一緒に習っている子供達からも慕われている。

 

彼女の道場は大人の事情で縮小され、別の場所に移ったり、ロックダウンで暫くは野外で体力作りのみを余儀なくされていたので、道場にとっても、ここ数年は波乱に満ちていたようだ。

野外で体力作りをしていた頃には、一緒に通っていた娘の親友は退会した。

娘は引越しやらテストやらで忙しくしていたので、暫くは休んでいた。

引越し後に初めて分かったのだが、倅が通う事になった小学校の体育館が道場の新しい場所だという事だった。

倅もそれで前に通っていた道場を辞め、こちらに移る事になった。娘は別に辞める必要はないから、そのまま続行している。

 

久々に道場に行った時は、皆、娘を歓迎してくれたようだ。

その中にはドミノ君という少年がいて、彼は倅と同じ小学校に通っていた。

実は倅と同じ歳ではあるが、倅の方が1年入学を遅らせた為、彼は既に卒業して、現在は街中のギムナジウムに通っている。

そんな彼が昨年度の小4だった頃、娘に倅(当時小3)の休み時間での様子を耳打ちしてくれた事があった。

転校したての頃の倅はクラスメートからも仲良くしてもらえていたが、その内、段々と煙たがれるようになった。また違うクラスの意地悪君グループからも嫌がらせを受けていたが、担任は全く信じようとしなかった。

しかし、ドミノ君の耳打ちのお陰で、倅の証言が正しかった事を証明できた。

 

倅にはどうしてもそういった人間関係で苦労する業があるのか、今年度も似たような事で苦労しているが、現在は落ち着いてきている。

 

倅はグループは違えど娘と同じ道場に通っているが、最初の内、彼の特性から戸惑われていたようだ。それでも少しずつ、皆に受け入れられるようになってきた。

その道場には倅とよく似た特性の子供が他にもいるので、先生からすると、それ程珍しい事ではないようだ。客観的に見て思うのは、男性の先生の存在は男子にとって大切という事だ。

男子の場合、男性的な強さや逞しさ、また優しさは、大人や年上の男性と接しないと育たないのではないか。

なので、小学校に女性の教員のみがいるのは、男子にとっては不利に感じる。

事実、うちの倅はかなり大変そうだ。

 

ある日、倅グループに旧友がやってきた。

前にいた学校のクラスで1番きゃわいくて性格が抜群に良い女子が、どうやら入会してきたらしい。

「私、貴方を知ってるわ!覚えてる?」

と聞かれ、倅も勿論覚えていて、お互いに再会を喜び合ったらしい。

そんな再会もあるのだなと、私も嬉しかった。

倅よ、彼女にいいとこ見せなきゃね(^_−)−☆