ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

嗚呼、鍛えの夏休み

夏休みに入ってからも、娘にお願いして、1日1時間、倅に習い事の日本の某武術の基礎稽古をつけてもらっている。

体力作りになっているし、夏休み明けに、すっっっかり型を忘れてしまいましたってな事にならないようにしてほしいというのもある。

また最近は治安が悪くなってきているので、自己防衛、危険を察知できるようにもなってほしい。

 

娘の基礎稽古は結構長めのウオーミングアップから始まるのだが、やっぱりウオーミングアップをちゃんとやっていた方が、いきなり稽古に入るよりも体に良い。

とはいえ、注意欠陥多動性障害と自閉症スペクトラムを併せ持っている倅である。

やりたくない時は、相当酷い。

本当に、ここまで凹凸があるのかと呆れてしまうくらい、何もできない。

しかも彼は「筋肉が嫌い」という、およそ、一般男子の発言とは思えない事を吐かす。

どうも、ボデイビルダーのようなマッチョになると信じているようで、いやいや、1日1時間するかしないかだと、あんな風には絶対にならないから!!と話し、更に細マッチョは格好良いよと諭し、それで渋々稽古をするようになった。

 

で、娘が倅に対して掲げていた目標は『夏休み中に、腕立て伏せ連続100回達成』で、流石にそれは無理でしょうと思っていたが、最近、達成したようだった。

凄いな倅。

型や動きも随分サマになってきた。

それに伴い、少し筋肉もついてきたようだ。

現在では、連続120回の腕立て伏せができるようになった。

 

娘は、休み前に私が購入したフランス語の文法と単語の問題集2冊と、前年度に学校でやり残した課題をやっている。あとは日本語補習校の宿題と音読だ。基本的にドイツでは長期休みには宿題は出ない。

なので、夏休みにこういった課題をするのを、娘としてはどう感じるのか聞いてみると、

「休み中に何もしないでいると、休みが終わってから、いざ勉強!と切り替えにくい。だからこれはこれで良いと思う」

だそうだ。

倅も稽古に加え、国語(ドイツ語)算数の問題集、そして日本語補習校の宿題と音読をしているが、これもまた、1日の習慣になっている。

 

賛否両論あるだろうが、私は休みであっても、ある程度は課題があり、習慣つけれるのが良いと思う。

子供等は1つ課題をこなす毎に5分なり10分なり、はたまた30分なりの休憩を挟んでいる。

課題を最後までこなした後は、自由に遊んでいる。

夜もまた、特に倅に関しては時間を決めて、自分の部屋に行かせる。

自分1人で部屋で過ごしながら、就寝するまではラジオを聴いたり漫画を描いたり、はたまたレゴで遊んだりしている。

それで最近では、倅がラジオのニュースで漏れ聞く、最新情報やらを教えてくれるようになった。

 

夜は、私がボビンレースをしている傍らで、娘が絵を描き、倅がギネスブックの、自分が面白いと思う記事を読む。それから色々雑談したり、好きな音楽を聴かせてもらいながら、あーだこーだと好き勝手を言う。

これもまた大切な時間だよなあと思う。

 

関係ないけれど、昨年度の子供等の成績は、2人とも体育が1(ドイツでは1が最高、6が最低です)だった。

個人的に、進路に関わる主要科目が1より、体育が1の方が嬉しかったな。

 

今日は夜に『ロード・オブ・ザ、リング』があるようなので、それを皆で視聴するつもりだ。