そう、あれは3年前、まだ新入生で粋がっていた君は、学食のテーブルの上で卓球のボールを突いて1人で遊んでいた。
大体、人の多い場所で、しかも食べ物を扱う学食でそんな行いをするなんて危ないって事ぐらい、理解できそうなものなのに。
近くで食べていた私の方にも、ボールが勢いよく飛んでくるから、
「危ないから止めなさい。もしこのボールが私にあたったら、私はあんたをぶっ倒す事になるだろう」
と警告を出したにも関わらず、君は無視して、そのまま遊び続けた。
そして、事態は起こった。
ボールは私の手にあたり、それは相当痛かった。
だから私は警告を実行したのだった。
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その話を聞いて、この少年は、そんな事があったのかと驚いていた。どうやら本当にすっかり忘れていたらしい。
よく苛めた本人は忘れても、苛められた人は忘れていなかったりするが、人というのは、自分にとって都合の悪い事柄は、綺麗さっぱり記憶の彼方に追いやってしまうのだろうか。
ともあれ、ようやく彼は娘に謝罪をしたのだった。
「謝っとき」の少年は、この漫画にも出てきます↓
chiriyama-nikki.hatenadiary.com
ところで、日曜日に娘は、化学の実験の宿題をしなければならなかった。
それで前の週に、私に角砂糖が必要と言ってきたので、我が家は角砂糖を使う事がないが、娘の為にスーパーマーケットで買ってやった。
日曜日の午後に計量器を出して、私も実験に参戦。
不完全ながらも、一応は実験を終えた。
実験後、水に溶かされた大量の角砂糖を倅も含めて3人で飲んだが、余りの甘さに悶絶してしまった。
それでレモン汁を大量に投入。
美味しかったが、大量の角砂糖が入っていると思うと、気持ちが萎えるよなと話した。
「料理って実験みたい❤️」
と娘が言うので
「では、休みの日でも良いから、その実験をまたやろうね」
と言ってやった。